【無料動画視聴】鴨、京都へ行く。~老舗旅館の女将日記~【あらすじ】

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鴨、京都へ行く。~老舗旅館の女将日記~

2013春ドラマ【鴨、京都へ行く。~老舗旅館の女将日記~】

放送局
フジテレビ
放送開始日
2013/04/09
放送時間
火曜21:00~
主題歌
椎名林檎【いろはにほへと】

フジテレビ火曜9時枠(毎週火曜日21:00 - 21:54、JST)で2013年4月9日より6月18日まで放送された日本の連続テレビドラマ。
初回は10分拡大の21:00 - 22:04で放送された。

財務省のキャリア官僚だった女性が、京都の名旅館の女将である母親の死により、新米女将に転身するコメディで、京都でのオールロケを敢行[1]。

キャッチコピーは「国民の嫁から、最凶の女将へ」

   
   
第1話2013/04/0911.1%【脚本】森ハヤシ
【監督】永山耕三
老舗旅館に春の嵐!素人女将と着物を着た悪魔たち
上羽鴨(松下奈緒)は、財務省・予算執行企画室に勤務する28歳。京都の高級老舗旅館「上羽や」の一人娘でありながら、京都や老舗旅館独特の風習や作法を嫌い、東大進学の際に上京して以来、一度も京都には帰らずにバリバリと働くキャリアウーマン。財務省の先輩であり恋人の石黒哲也(丸山智己)との関係も良好だ。

一方、外資系コンサル会社「ワイズ・コンサルティング」では、外資系ホテルチェーンによる「上羽や」買収話が進んでいた。最高責任者である高瀬裕次郎(伊武雅刀)は、なかなか首を縦に振らない「上羽や」の女将・上羽薫(市毛良枝)にしびれを切らし、3年で30件以上のM&Aを成立させた実績を持つ買収のプロ、衣川周平(椎名桔平)に「上羽や」買収を依頼。衣川は半年で成功させてみせると言い切る。さっそく「上羽や」に偵察に来た衣川は、心筋梗塞で倒れた薫が救急車で搬送されていく光景を目撃。高瀬に買収はひと月もあれば十分だと連絡する。

財務省での会議に手応えを感じ、満足げな鴨のもとへ薫が亡くなったと連絡が入った。10年ぶりに京都へ帰ってきた鴨は、涙を流すことなく淡々と葬儀を進めていく。葬儀に参列した仲居頭の塩見鞠子(かたせ梨乃)をはじめとする間山紗江(堀内敬子)、大塚頼子(楠見薫)、柴田優梨愛(岡本あずさ)ら仲居たち、板長の寺石秀(高杉亘)、板前の八木飛雄馬(小柳友)ら従業員は、薫の死を悲しみながらも「上羽や」を守り続ける決意を固める。

葬儀が終わると、薫の遺言に従い営業を続ける鞠子たちに「上羽や」を一時的に任せ、鴨は東京へ戻ることにする。鴨が「上羽や」を出ると、衣川が声をかけてきた。衣川は「上羽や」に多額の借金があり、相続税と相殺しても5000万円の借金が残ることを告げる。自分に任せてくれればすべてチャラにすると持ちかけられ、鴨は返事を保留にしたまま東京へ戻る。大学時代の友人・渋谷敦子(市川実和子)と会っていた鴨は、その一部始終を話した。すると敦子は、財務省で培った知恵や経験を生かして、評価額が上がるまで「上羽や」を経営するのも悪くないと提案してきた。

再び京都へやってきた鴨は、「上羽や」に客として泊まってみる。仲居や男衆の峰岸鼓太郎(笹野高史)のいつも通りの最上級のおもてなしを受けつつ、内装や帳簿などもチェックした鴨は、翌日、衣川と連絡をとり、抵当権を1本化する代わりに経営を再生するための追加融資を依頼する。その後、「上羽や」に戻った鴨は従業員を集め、大幅な改革案を発表する。それは、これまで守り通してきた最上級のおもてなしを根底からくつがえすものばかりで、あ然とする従業員たち。納得のいかない従業員たちを押し切り、鴨は明日からその通りに営業するようにと一方的に告げるが…。
【渋谷 敦子】市川実和子

第2話2013/04/169.3%【脚本】酒井雅秋
【監督】永山耕三
暴れん坊大臣が求む最高の風呂と京野菜
「上羽や」の借金を返そうとした上羽鴨(松下奈緒)の強引な改革案は失敗に終わり、従業員全員が辞めてしまった。自分の方針が間違っていたとは認めたくない鴨は、営業ができない以上、借金の返済は無理と判断し、衣川周平(椎名桔平)の提案を承諾する形で「上羽や」売却の決心を固めた。

その矢先、「上羽や」に財務大臣の仲代公吉(松平健)が訪ねてきた。常連であった仲代は、先代女将・薫(市毛良枝)の訃報を聞き、財務大臣会合で京都に来がてら線香をあげに寄ったのだという。さらに薫をしのび宿泊したいという仲代の申し出を、引き受けてしまう鴨。仲代は“いつも通り”のもてなしがいいと告げ、会合に出かけていく。

仲代を見送った鴨は、売却する代わりにと半ば強引に衣川に風呂そうじを押し付ける。さらに、ぬか床を心配してこっそりと厨房に来ていた寺石秀(高杉亘)を発見し、報酬を支払うので仲代の夕食を作るように依頼する。寺石は、鴨の横柄な態度に苛立ちながらも、指定した京野菜をすべてそろえたら料理をすると約束をする。あまりに簡単な注文に拍子抜けしながらも、鴨は衣川を連れて買い出しに出かけた。そんな鴨と寺石のやりとりを、金魚にエサをあげるために忍び込んでいた柴田優梨愛(岡本あずさ)が聞いていた。柴田は、すぐに間山紗江(堀内敬子)ら仲居たちが集まっていたファミレスに報告に向かう。同じ頃、「ワイズ・コンサルティング」の高瀬裕次郎(伊武雅刀)に呼び出された塩見鞠子(かたせ梨乃)は、「上羽や」の再建計画書を見せられ、売却が成立した後に新しい女将になって欲しいと打診されていた。

鴨は言われた食材をデパ地下で買いそろえて寺石に持っていく。ところが、寺石はこの野菜では料理はできないと突っぱねる。衣川が探し出してきたかつての野菜の注文票を頼りに、再び買い出しに出かける2人。取り引きしていた青果店に行くと、店主は野菜を売ろうとしない。衣川の機転でいくつかの野菜は購入に成功するが、タケノコだけは品切れだと言われ買うことができなかった。鴨はどこの山でとれたタケノコかを聞き出し、いくつもの店を回るがどうしてもみつからない。途方に暮れている鴨のもとへ、鞠子から電話が入った。呼び出された場所へ向かうと、鞠子は京都ではすぐに情報が回ると言い、鴨にタケノコを差し出した。最初に行った青果店で入手したと聞いた鴨はタケノコを受け取らず、明日まで手伝うという鞠子の申し出も断ってしまう。
【桐村】モロ師岡
【亮太】湯浅崇

第3話2013/04/2310.9%【脚本】森ハヤシ
【監督】兼崎涼介
人力車が運ぶ、亡き母の想い
「上羽や」売却は止めると言い出した上羽鴨(松下奈緒)だが、従業員は誰一人として戻ってこない。「ワイズ・コンサルタント」の高瀬裕次郎(伊武雅刀)は決まりそうで決まらない売却に苛立ちを見せるが、衣川周平(椎名桔平)はあともうひと押しだと平然としていた。

鴨は、加茂京介(大東駿介)に「上羽や」の電話番をさせ、予約はすべて断るようにと告げていったん東京へ帰っていく。その京介に電話番を頼まれた峰岸鼓太郎(笹野高史)は、独断で週末に2組の予約を引き受けてしまう。

予約を聞いて呆れる鴨だが、営業を再開することを決意。やはりぬか床を心配して厨房に忍び込んでいた寺石秀(高杉亘)をつかまえ、料理を作るようにお願いする。腰を痛めて動けなくなった峰岸の代わりに、衣川と京介に男衆の仕事を強引に押し付ける。さらに、集まって職場探しをしていた間山紗江(堀内敬子)ら仲居たちの元へ行き、再び「上羽や」で働かないかと声をかけた。その横柄な態度に紗江たちはまず謝罪をするべきだと訴えるが、鴨はそれならば別を当たるとあっさり引き下がり帰っていく。

鴨は「梅垣屋」に向かい、梅垣鈴風(若村麻由美)に協力を求めたが、週末は忙しいからと断られてしまう。そこで鈴風と会っていた塩見鞠子(かたせ梨乃)と遭遇した鴨は、「上羽や」に戻ってこないかと声をかけた。すぐに断った鞠子だが、今夜やってくる客が安永真知子(江波杏子)だと聞き、今日だけという条件で「上羽や」に戻る。自分が接客するのは安永のみだと言われ、もう1組の親子は鴨が仲居として接客することに。

金魚にエサをあげるために「上羽や」に忍び込んでいた柴田優梨愛(岡本あずさ)は、鞠子を目撃し、すぐに紗江たちに報告する。事情を知らない紗江たちは、様子を見るために「上羽や」へこっそりやってくる。安永を接客している鞠子を見て、驚く紗江たち。さらに、仲居として働いているものの、まったく仕事ができていない鴨を見て呆れる。そんな鴨の前にウェーバー伯爵が現れ…。
【大場 夏美】いしのようこ
【大場 弓香】美山加恋
【安永 真知子】江波杏子

第4話2013/04/309.4%【脚本】酒井雅秋
【監督】兼崎涼介
お金がない!地獄の女将デビュー戦
「上羽や」の女将になった上羽鴨(松下奈緒)。財務省を辞め、従業員たちにも頭を下げて、立て直しのための新たなスタートを切ることになった。女将とはいえ、旅館のことを何も知らない鴨は、塩見鞠子(かたせ梨乃)から仲居たちの下について仕事を学ぶように指示されるが、なにひとつ満足にできずに怒られてばかり。

そんな鴨の元へ仕入れ業者たちがやってきた。それぞれが月末払いの請求書を置いていくと、衣川周平(椎名桔平)も顔を出し、「ワイズ・コンサルティング」の返済日も月末だと告げる。支払いに頭を抱える鴨は、仲居たちが給料が出ないようなら辞めると話しているのを聞いてしまう。支払日を2日後にひかえ、心配する鞠子に鴨は、信頼を得るために従業員や業者への支払いを優先して、「ワイズ・コンサルティング」への支払いを待ってもらうつもりだと話した。

そんな中、衣川が高瀬裕次郎(伊武雅刀)と「上羽や」に客としてやってきた。2人は鴨が支払いできないと予想し、「上羽や」がなくなる前に泊まっておこうとやってきたのだ。衣川を部屋に案内した時に支払いの延期をお願いしようとしていた鴨だが、これまでこきを使われていた衣川のここぞとばかりの大きな態度に腹を立て、何も言わず部屋を出る。同じ頃、間山紗江(堀内敬子)は、予約客の稲川純一(菅原大吉)と織田睦夫(木下ほうか)を部屋に案内していた。紗江が予約は3名だったことを確認すると、もう3人そろっているからお茶も夕食も3人分用意して欲しいと言われる。荷物を運んできてその会話を聞いていた矢沢響一(御厨響一)は、厨房に行き、待機中だった仲居たちに報告。仲居たちは幽霊が見えているのではと怯える。

3人分の夕食ができあがった。素早く運んでいく紗江だが、一緒に行くはずの柴田優梨愛(岡本あずさ)は怖がってもたついてしまう。しびれを切らした寺石秀(高杉亘)は、厨房に顔を出した鴨に料理を運ぶように指示をする。2人しかいないのに3人分の夕食を出し、紗江が当然のように3人分のお酌をすることを釈然としないまま見つめている鴨。やがて稲川は、自分と織田ともう1人が写っている高校時代の写真を取り出し、空いている席に置いた。高校を卒業するときに3人で30年後に「上羽や」に泊まりに行こうと約束をしたのだという。話を聞いていた鴨は、その1人が遅れて来るなら、その時に作り直すと料理を片付けようとして紗江に止められる。
【稲川 純一】菅原大吉
【織田 睦夫】木下ほうか
【保田 啓次】朝倉伸二

第5話2013/05/0711.1%【脚本】岩下悠子
【監督】永山耕三
私を満足させなさいモンスター女ご来館
「ワイズ・コンサルティング」への返済を待ってもらえることになり、ひと安心した上羽鴨(松下奈緒)だが、衣川周平(椎名桔平)が支配人として「上羽や」に来ることになった。本当の目的は、「上羽や」にある掛け軸や置物など美術品の数々の値打ちを調べることだったが、人当たりもよく仕切り上手な衣川は従業員からすぐに受け入れられ、鴨はおもしろくない。

そんな中、鴨の恋人の石黒哲也(丸山智己)が客として「上羽や」にやって来た。何も聞いていなかった鴨は驚きながらも女将として部屋に案内をする。同じ頃、予約客の有名ファッションブランド「セリイ」の社長・望月啓志(神尾佑)と妻の幸子(高岡早紀)もやってきた。塩見鞠子(かたせ梨乃)と間山紗江(堀内敬子)が案内するが、啓志は部屋に入るなり書類を持って仕事に向かった。

残った幸子は、鞠子にお茶や夕食のメニューの注文を伝えると、女将を部屋に呼びつける。鴨が紗江と共に部屋に行くと、幸子は掛け軸を変えるように言い、夜にアロママッサージを受けることとアロマの調合まで指定してきた。まかない場に戻り、幸子の横柄な態度に憤る鴨を鞠子がたしなめ、アロマオイルを買ってくるように指示を出す。

それが2人をデートさせる鞠子の計らいだとは気付かず、鴨は石黒を誘って買い物に出かけた。買い物を終えて京都の町を歩いていると、石黒が大事な話があると切り出してきた。石黒は秋からワシントンに派遣されることが決まったため一緒に来て欲しいと、鴨にプロポーズをして指輪を差し出す。

女将の部屋で、鴨が受け取った指輪を手に考え込んでいると大塚頼子(楠見薫)が飛び込んできた。呼んでいたエステティシャンが、客が幸子だと聞いて帰ってしまったという。仕方なく部屋に謝りに行った鴨だが、幸子に命じられて鴨が代わりにマッサージを行うことに。幸子はマッサージを受けながら、結婚する前は自分もエステティシャンだったことを話しつつ、そのまま眠りにつく。まかない場では、頼子が指輪を目撃した話で盛り上がっていた。 翌朝、幸子が指輪がなくなったと騒ぎだし…。
【望月 幸子】高岡早紀
【望月 啓志】神尾佑
【巡査】鈴木拓

第6話2013/05/149.6%【脚本】岩下悠子
【監督】並木道子
ウェーバー伯爵失踪事件!30年前の秘密
上羽鴨(松下奈緒)、塩見鞠子(かたせ梨乃)、寺石秀(高杉亘)は、先代女将である上羽薫(市毛良枝)の納骨式のため寺を訪れていた。同じ頃、交番で巡査(鈴木拓)と立ち話をしていた大塚頼子(楠見薫)は、近くの骨董品店に泥棒が入り、犯人がまだ捕まっていないことを聞く。直後、2人は町中にサングラスとマスクをした男(佐戸井けん太)を見かける。挙動不審な動きを怪しく思った巡査は話しかけるが、男は走って逃げてしまう。

鴨が「上羽や」に戻ってくると、いきなり怪しげな男が飛び込んできた。"ヤマダタロウ"と名乗り、泊まりたいという男を不審に思いながらも了承する鴨。ヤマダは部屋に入るなり誰かが自分を探しに来ても泊まっていることは秘密にして欲しいと頭を下げる。帰ってきた大塚から窃盗犯の話を聞いた鴨はこっそりヤマダの顔を確認させ、町中にいた怪しい男とヤマダが同一人物であることを知る。警察に連絡しようとする鴨を、お客様を泥棒扱いするのは失礼だと衣川周平(椎名桔平)と鞠子が止め、巡回に来た巡査にも何も告げずに帰らせた。

しばらくして鴨が部屋を訪ねると、ヤマダが姿を消していた。慌てて従業員たちに事情を話して一緒に館内を探し回るが、ヤマダは別の部屋で峰岸鼓太郎(笹野高史)と掛け軸を観賞していただけだった。とりあえずは安心だとまかない場に戻ってきた鴨と従業員たちに、鞠子はお客様として迎え入れた以上は疑いの心を捨てておもてなしするべきだと厳しく叱る。鴨が1人で庭を眺めていると、客の幼い兄弟がやってきた。鞠子に叱られている姿を目撃した兄弟は、鴨を励ますために1冊のマンガを貸し、マンガのセリフ「失敗上等!」と言葉をかける。夜、マンガを読み、少し元気を取り戻す鴨。

翌朝、「上羽や」にスーツ姿の男・久保正臣(石橋保)がやってきた。久保は男衆の石原圭介(佐野岳)にヤマダが写っている写真を差し出し、その反応からヤマダが宿泊していることを確信する。客室を調べたいと言い出した久保を必死で止める間山紗江(堀内敬子)ら仲居たち。梅垣鈴風(若村麻由美)の案内で衣川と呉服展示場に来ていた鴨は、電話で事情を聞いて慌てて「上羽や」に戻る。廊下で1人美術品を鑑賞していたたヤマダはロビーで仲居たちと話す久保を目撃し、慌てて従業員室に隠れる。そこにあったウェーバー伯爵の着ぐるみを装着し、勝手口から逃げ出し…。
【姫野 隆一郎】佐戸井けん太
【姫野 隆一郎(少年期)】萱翔悟
【久保 正臣】石橋保
【遠山 勘兵衛】山谷初男
【西野 素子】大谷英子

第7話2013/05/219.5%【脚本】森ハヤシ
【監督】兼崎涼介
座布団一枚の幸せ
清水焼の展示場に来た上羽鴨(松下奈緒)と加茂京介(大東駿介)。気に入った器を見つけるも、塩見鞠子(かたせ梨乃)と寺石秀(高杉亘)に無断では買えないと諦める鴨に、京介は先代たちのように自分らしい「上羽や」を作っていくべきだと言葉をかける。

八木飛雄馬(小柳友)のアパートで、鴨や「上羽や」の若い従業員が集まって玉山未知(彩也子)の誕生パーティーが開かれた。八木が作ったイタリア料理を食べた鴨たちは、そのあまりの美味しさに「上羽や」でも出してみてもいいのでは、と言い出した。寺石に相談してみようと提案する鴨に、八木は逆に怒られるだけだからと申し出を断る。後日、緊急ミーティングだと従業員を集めた鴨は、新しい「上羽や」を作るためのアイデアや改善点を書いて欲しいと全員に白紙を配る。

従業員から出された提案に一通り目を通した鴨は、1枚の白紙を手に厨房で一人仕込みをしていた八木の元に行く。白紙のまま提出した理由を尋ねると、八木はいつか自分の店を出すための資金を貯めているだけで、いずれは「上羽や」を辞めるつもりだと話す。

再び従業員を集めて緊急ミーティングを開いた鴨は、提出されたいくつかの提案のうち、食事の時間の幅を広げ、メニューを増やすという意見を採用したいと話す。負担が大きいと反発する寺石に、鴨は八木が板場を仕切る日を設ければいいと反論。しかし、八木にやらせるのはまだ早いという寺石の一言で提案は一蹴される。

女将組合の会合に参加していた鴨は、「梅垣屋」に海外VIPのラーマン家族が宿泊することを聞く。VIPが宿泊することを羨ましいとぼやいていた鴨だが、「上羽や」にも関東落語会の重鎮である東雲亭千雀(三遊亭円楽)が弟子の千太郎(内野謙太)と共にやってきた。部屋に案内されるなり、千太郎は千雀の脱いだ上着をかけたりとせわしなく働く。しばらくして、千雀に内緒でタバコを吸いたいと場所を探していた千太郎を衣川周平(椎名桔平)が勝手口へ案内する。千太郎がタバコを吸っていると、八木がゴミを捨てに来た。共に6年間も修業をしているにもかかわらず師匠に認めてもらえないことを話し、しんみりする2人。そんな中、「上羽や」に急遽ラーマン家族を受け入れて欲しいと依頼がくる。
【東雲亭 千雀】三遊亭円楽
【東雲亭 千太郎】内野謙太

第8話2013/05/288.7%【脚本】酒井雅秋
【監督】兼崎涼介
女将たちの仁義なき代理戦勃発
「上羽や」の経営も少しずつ軌道に乗り始め、昔からの常連客に先代女将とは違う魅力があると言われて上機嫌の上羽鴨(松下奈緒)に、衣川周平(椎名桔平)は常連客の3割が離れていることを告げる。そんな中、鴨にある人物から電話が入った…。

その日の深夜。従業員総出で周辺を見回り、マスコミや怪しい人物はいないと連絡を受けた財務大臣の仲代公吉(松平健)と秘書の宮下晋太郎(瀬野和紀)が、裏口からこっそりと「上羽や」に入って来た。仲代は、政策の相違で総理大臣の殿村克彦(田村亮)との対立が噂されており、常にマスコミに追われている状態だった。部屋に入った仲代は、鴨と衣川に、別件で京都へ来ている殿村と極秘で会談を予定していることを話し、不用意に騒がれないためにも自分がここにいることを隠して欲しいとお願いする。

翌日、従業員を集めた鴨は、仲代が宿泊していることを他言しないよう箝口令を敷く。直後、梅垣鈴風(若村麻由美)が「上羽や」にやって来た。鈴風は「梅垣屋」に宿泊している殿村から、明日18時に「梅垣屋」で会談したいという仲代宛ての伝言を告げる。鴨がそれを仲代に告げると、その時間はすでに別の用事が入っているという。別件の時間をずらそうとする仲代だが、宮下は先方の言いなりになるのは仲代を支持する党員たちにも顔が立たないと反対する。

会談は明日21時に「上羽や」で、との仲代の意向を伝えるため、鴨と衣川は「梅垣屋」を訪ねた。殿村に直接会い時間と場所の変更をお願いするが、殿村は耳を貸さず、それならば会談はなしにすると一蹴。再度検討をお願いしようとする鴨を鈴風が止める。「上羽や」に戻った鴨が殿村の意向を話すと、宮下がこっちも主張は変えないと即答。それでは会談が実現しないと食い下がる鴨に、塩見鞠子(かたせ梨乃)と宮下は口を出さないようにと一喝する。部屋を出ると、鞠子は鴨にこれ以上何もしないように厳しく言い渡す。

自分が何もできないことにもどかしさを感じていた鴨に、峰岸鼓太郎(笹野高史)が声をかけてきた。鴨に掛け軸の手入れを手伝わせた峰岸は、鴨にも仲代の役に立てることがあると言い…。
【殿村 克彦】田村亮
【細口 隆史】谷口高史
【佐伯 繁信】芝本正

第9話2013/06/046.8%【脚本】酒井雅秋
【監督】永山耕三
哀しき老夫婦
上羽鴨(松下奈緒)が財務大臣の仲代公吉(松平健)の隠し子という記事が週刊誌に掲載され、「上羽や」に予約が殺到する。週刊誌片手にやってくる人もいて、仲居たちから冷やかしの客は断るべきとの意見も出るが、鴨は顧客を増やすチャンスだと平然としていた。そんな中、高瀬裕次郎(伊武雅刀)が衣川周平(椎名桔平)を呼び出した。最近、「上羽や」に肩入れし過ぎてる様子の衣川の気持ちに変化がないか確認した高瀬は、梅垣鈴風(若村麻由美)からある"いい提案"をされたと話し出す…。

「上羽や」に予約客の園田夫妻が来た。園田夫妻は、ここ数年は来ていなかったが40年来の常連客だった。出迎えた鴨は、自分を先代女将の名前で、夫である孝司(山本圭)を兄と呼ぶ芳子(いしだあゆみ)に戸惑う。塩見鞠子(かたせ梨乃)が芳子を部屋に案内している間、孝司は鴨に芳子が3年前にかかった病気の後遺症で記憶障害があり、記憶を思い出すきっかけになればと「上羽や」に来たと説明する。

翌朝、芳子の強い要望で朝食に湯豆腐が出された。ところが、豆腐を一口食べた芳子は味が変わったと訴える。その場は孝司がなんとかおさめたが、気になった鴨と鞠子は寺石秀(高杉亘)に確認する。豆腐を食べた寺石が、味が落ちていることを認めると、鴨は味を戻してもらうべく仕入れ店へ行くと言い出した。豆腐店は創業200年の老舗であり、店主の冨田静夫(六平直政)はプライドが高いため、鴨1人では心配だと寺石と衣川がついて行くことに。

衣川は遠慮がちに味が変わったのではないかと切り出すが、冨田は味は変えておらず、客の味覚がおかしいとまったく取りあおうとしない。冨田の態度に苛立った鴨は、味が落ちたとはっきり告げて、作り直して欲しいと訴えるが、怒った冨田から店を追い出される。

「上羽や」に戻った鴨は、当時のことを知る峰岸鼓太郎(笹野高史)に助けられながら、園田夫妻と思い出の場所へ出かける。芳子が京都での思い出を楽しそうに話す姿を見ていた孝司は涙ぐみ、鴨に東京へ戻ったら芳子を施設に預けるつもりだと切り出した。その前に芳子が大好きだった「上羽や」の湯豆腐が食べさせたかったという孝司の言葉を聞いた鴨は…。
【園田 芳子】いしだあゆみ
【園田 孝司】山本圭
【冨田 静夫】六平直政

第10話2013/06/119.2%【脚本】岩下悠子
【監督】並木道子
最高のプロポーズ
最近の上羽鴨(松下奈緒)の働きぶりを見ていた峰岸鼓太郎(笹野高史)は、鴨にそろそろ隠居を考えていると話す。しかし、鴨はそれを冗談だと話を聞き流した。

「上羽や」にレストラン業界の帝王と呼ばれている松原祐一郎(矢島健一)とビルオーナーのジェームス・ハワード(イアン・ムーア)が客としてやってきた。松原は40年前に「上羽や」で男衆として働いていて、高級ホテルにヘッドハンティングされ大成していた。寺石秀(高杉亘)から、当時、峰岸もヘッドハンティングされたが断ったと聞いて驚く仲居たち。峰岸を自分の部屋に呼んだ松原は、今も男衆を続けている峰岸に同情し、自分の会社にこないかと声をかけるも、峰岸はすぐに断った。

松原は、翌日は梅垣鈴風(若村麻由美)のはからいで普段は見ることのできない文化財の観賞に行くので早朝に出かけると鴨に告げる。さらに「上羽や」も鈴風を見習って、客を選び、特別なプランを用意しておもてなしすれば大成すると助言をする。

夕食時、寺石が松原の部屋に呼ばれた。松原は、ハワードが寺石の料理にいたく感動したと、近々ニューヨークにオープンする予定の高級日本食レストランでリーダーとして働かないかと勧誘する。高額な年棒を提示され戸惑う寺石に、なるべく早くサインをして欲しいと契約書を差し出した。

翌朝、実家に帰るとの書き置きを残して峰岸がいなくなった。鴨は峰岸の実家が舞鶴だと聞いて、すぐに連れ戻しに向かう。加茂京介(大東駿介)の運転で舞鶴にやって来た鴨は、独身のはずの峰岸の家で庭掃除をする女性・遠野春子(松坂慶子)を見かける。声をかけ、「上羽や」の女将であることを告げると峰岸は海にいると教えられた。

鴨が海を眺めていた峰岸に声をかけると、峰岸はこんなやり方をしたことを謝罪しつつも「上羽や」を辞める決心は変わらないという。峰岸は若い人を育てるためには自分が身を引くべきだと言い、さらに最近は客の名前が覚えられなくなってきていることを告白し、改めて辞めさせて欲しいと頭を下げる。すぐに答えは出せず、考えさせて欲しいと返事を保留にする鴨。

峰岸の家に戻った鴨と京介は、春子に峰岸との関係をたずねた。すると春子は許嫁だと言い…。
【松原 祐一郎】矢島健一
【ジェームス・ハワード】イアン・ムーア
【遠野 春子】松坂慶子

第11話2013/06/1812.2%【脚本】森ハヤシ
【監督】永山耕三
上羽やの宝物
上羽鴨(松下奈緒)は、梅垣鈴風(若村麻由美)が提示する富裕層向け特別プランに関する会議に出席させられる。会議には観光庁や京都観光協会の人間も出席しており、「上羽や」の貸切契約には返事をしていないにもかかわらず話が進んでいくことに不安を覚える鴨。しかし、鈴風はワイズコンサルティングが所有する「上羽や」の債権を買い取っていて、来月から「上羽や」のオーナーとなることが決まっているため貸切契約を断ることはできないと鴨に伝える。鈴風は「上羽や」は7月で一度閉めて、女将や従業員はそのままに「梅垣屋別館」として営業する計画だと話した。釈然としない鴨に衣川周平(椎名桔平)は、鈴風の提案は「上羽や」が今の形で続けられる最善の方法だと言う。

鴨は仕事を終えて帰ろうとする塩見鞠子(かたせ梨乃)にすべてを話して意見を求める。しかし、鞠子は女将の思う通りにすればいいと告げて帰っていく。

翌日、鴨は従業員を集めて「上羽や」が「梅垣屋別館」になることを告げる。動揺する従業員たちに名前が変わっても「上羽や」のもてなしが続くことの方が大事だと言いつつも、立て直しできなかったことを素直に謝った。

事情を知った仲代公吉(松平健)が「上羽や」に来た。仲代は、いつも通りにくつろぎ、最後に名前が変わってもここに来ると鴨に約束をする。そんな中、鞠子は鴨に名前が変わる前に迎えたい顧客リストを渡した。

招待日になり、新婚旅行も兼ねた峰岸鼓太郎(笹野高史)と春子(松坂慶子)がやってきた。そこへ、鈴風がフランス人のベルランを連れて来た。ベルランは翌日のパーティーで富裕層プランを発表する予定で、下見も兼ねて「上羽や」に宿泊するという。さらに招待客の貿易会社社長の葛川克也(宇梶剛士)や、20年前に予約したという女性3人組の溝口栞(大路恵美)、中原真澄(藤沢かりん)、新条あずさ(建みさと)もやってきた。

鴨や女性従業員の尻を触っては豪快に笑う葛川に、なぜ鞠子が葛川を招待したのかわからないと首をかしげる従業員たち。そんな中、溝口たちが以前宿泊した際に埋めたというタイムカプセルを探したいと言い出す。シャベルを届ける鴨から「白河の間」付近を掘ると聞いた峰岸は動揺するが、鴨は気付かない。鈴風とベルランは、寺石秀(高杉亘)と八木飛雄馬(小柳友)を部屋に呼び、「今後の話をしたい」と切り出し…。
【アントワーヌ・ベルラン】ジュリー・ドレフュス
【溝口 栞】大路恵美
【溝口 栞(高校時代)】小林美稀
【中原 真澄】藤沢かりん
【中原 真澄(高校時代)】永井礼佳
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【葛川 克也】宇梶剛士

   

【鴨、京都へ行く。~老舗旅館の女将日記~】スタッフ

脚本
森ハヤシ, 酒井雅秋, 岩下悠子
音楽
野崎良太, 松下奈緒
監督
永山耕三, 兼崎涼介, 並木道子
監督補
山本一男
プロデューサー
手塚治, 妹尾啓太, 中尾亜由子
制作
フジテレビ
制作著作
東映
                  

【鴨、京都へ行く。~老舗旅館の女将日記~】出演者

上羽 鴨
松下奈緒
上羽 鴨(少女期)
荒田悠良
衣川 周平
椎名桔平
衣川 周平(少年期)
遠藤舜大
梅垣 鈴風
若村麻由美
上羽 薫
市毛良枝
塩見 鞠子
かたせ梨乃
間山 紗江
堀内敬子
大塚 頼子
楠見薫
柴田 優梨愛
岡本あずさ
玉山 未知
彩也子
鶴田 玲子
高橋知代
倉田 絵美
八木菜々花
矢沢 響一
御厨響一
石原 圭介
佐野岳
峰岸 鼓太郎
笹野高史
寺石 秀
高杉亘
八木 飛雄馬
小柳友
今泉 裕司
柴田裕司
高倉 まさる
毛利英二
加茂 京介
大東駿介
石黒 哲也
丸山智己
高瀬 裕次郎
伊武雅刀
仲代 公吉
松平健
宮下 晋太郎
瀬野和紀
ボンバー体操
ゴールデンボンバー
                  
2013春ドラマ