【無料動画視聴】たぶらかし 代行女優業・マキ【あらすじ】

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たぶらかし 代行女優業・マキ

2012春ドラマ【たぶらかし 代行女優業・マキ】

放送局
日本テレビ
放送開始日
2012/04/05
放送時間
木曜23:00~

これは女優の物語です。
ただ、普通の女優ではありません。
脚本無し、演出無し、観客無し。
彼女の舞台は、劇場以外の全て。
演じる相手は、自分以外の全て。
親戚づきあいがわずらわしいという花嫁に代わって、新妻の役を。
死亡保険金詐欺疑惑の調査協力で、死体の役を。
仕事が忙しいセレブ社長に代わって小学校の面談に行く母親役を。
法律に触れない限り、依頼に応じてあらゆる役を演じます。
様々な役を演じながら、複雑な人間関係を時にほぐし、時に一刀両断にして行きます。
そんな体当たりの女優業の中で、思わぬ真実に辿りついたり、自ら悩んだり、傷ついたりしながら、やがて…人間という得体のしれない存在が持つ、優しさや愛しさ、残酷さ、滑稽さを発見して行く。
楽しくて面白い。それでいて泣けるエンタテイメントです。

   
   
第1話2012/04/055%
死者の代役
所属劇団が突然解散し、多額の借金を背負った冬堂マキ(谷村美月)は女優オーディションの記事を読み、ORコーポレーションを訪ねる。社長の松平トキタダ(段田安則)はマキの演技の才能を瞬時に見抜き、すぐに女優として働いてもらう事に。そしてマキが演じる舞台はリアルな世界だと言う。ORコーポレーションの仕事とは、リアル世界に女優を派遣し、依頼された役を演じきる“代行女優業”だった。今回マキが演じるのは、練炭自殺した新進気鋭の女流画家、白鳥ゆりえ(内田慈)の代役=葬儀の死体役を演じる事だった。
現在、ゆりえの遺体は司法解剖中。遺族は表向き、病死とした為、葬儀の死体が必要だった。葬儀中、ゆりえの幼馴染みと名乗る男性が突然現れ、ゆりえは継母の白鳥桜子(宮崎美子)に殺されたと騒ぎ出す。継母の桜子は、資産家である白鳥家の財産目当ての後妻だと噂されていた。この後、マキが事務所に戻ると、幼馴染みの男性がいた。彼はマキと同じように代行俳優業をする水鳥モンゾウ(山本耕史)だった。ゆりえの遺体は警察にあるという噂があり、松平は葬式を早く切り上げる為にモンゾウに騒ぎを起こさせたのだ。
松平は芝居がもう一幕追加されたとマキに伝え、ゆりえの夫、白鳥博人(忍成修吾)を紹介する。博人は、桜子がゆりえを自殺に見せかけて殺害したと疑い、その証拠を掴む為に力を貸して欲しいと言う。博人とゆりえは、事実婚で入籍していなかった為、ゆりえの遺産を相続するのは桜子だった。博人は、ゆりえが絵に行き詰まって命を絶ったとは考えられない。遺産目的に桜子に殺されたと主張する。松平は、桜子のゆりえ殺害の証拠を掴む為、もう一回ゆりえの代役を演じる事をマキに命じる。
翌日、博人はゆりえが自殺したアトリエにマキを案内。アトリエの鍵はゆりえだけが持っていて、亡くなった後は自分だけが持っていたという。マキはこのアトリエを楽屋として使う事に。美大で知り合ったゆりえと博人。博人はゆりえの才能に敵わないと気付いて画家を諦め、サポート役に回っていたという。博人は過去に取材を受けた時のゆりえの映像をマキに見せる。嫌々ながらゆりえの代役を引き受けたマキだったが、絵を描くゆりえの迫力に魅入られ、女優としてのスイッチが入る。そして、映像にギャラリーのオーナーが出てくると、博人はこのオーナーがゆりえの愛人だと告白。オーナーは創作活動で疲れたゆりえを精神的、肉体的に満たし、博人も公認の関係だったという。この後、マキは映像を繰り返して見て、ゆりえの仕草や目線などを研究する。
夜、桜子はすすり泣く声に目を覚まし、ゆりえの扮装をしたマキを目にする。桜子はゆりえの幽霊と思い込んで動揺する。そして、桜子はアトリエから音楽が流れている事に気付く。それはゆりえがよく聴いていた曲だった。アトリエに向かった桜子は姿見に映るゆりえ(マキ)を見て「許して」と謝罪する。博人は盗み撮りした桜子の詫びる姿を警察に提出。警察は殺人事件として捜査を始め、桜子を拘束する。博人は代役を終了する事を松平に伝えるが、ゆりえの映像を見返したマキは、ゆりえの表情を何度も真似して演じ、ゆりえの表情に隠された事件の真相に気付く…。

第2話2012/04/123.3%
顔のない女社長
冬堂マキ(谷村美月)はウェブの業務を扱う「バンブーネットコミュニケーションズ」の社長、竹内奈々(三浦理恵子)から自分を演じて欲しいと依頼される。マキは社長としてテレビのインタビューを受け、反響は上々だった。奈々の年齢は43歳。若いマキに社長を演じさせ、話題を作る事が奈々の狙いだった。これまで社員にも姿を見せなかった奈々。マキは社内でも社長を演じる事になり、奈々は秘書としてマキをサポートしていく。マキは社員を集め、大手アパレルブランド「ノワリー」のオンラインストアの立ち上げを狙っていると発表する。
そして、奈々は自分の代わりにデートに行く事もマキに依頼する。相手は奈々のブログにコメントしてきた30がらみの平野(内田朝陽)というシェフ。2人はメールでやりとりする仲になり、平野はテレビに出演したマキを見て、デートに誘ってきたという。奈々は平野に好意を持っている事を打ち明ける。マキは自分で行った方が良いと勧めるが、奈々は自分の年齢を気にしていた。奈々はデートして平野がどんな男性かを見極めて欲しいとマキに頼む。 週末、マキは平野とレストランで食事をする。その時、平野はシェフではない事を打ち明ける。個人情報を簡単に晒すのは危険と考えてウソをついたという。平野の本当の職業はIT系の代理店の経営者だった。
翌朝、マキたちが会議をしていると、平野が仕事の話を持ってやってくる。平野は「バンブーネットコミュニケーションズ」の営業部門をサポートしたいと考えていた。平野は「バンブーネットコミュニケーション」が、「ノワリー」との取引を狙っていると小耳に挟んだらしく、懇意にしている営業部長を紹介したいと申し出る。
秘書として話に同席していた奈々は最高のビジネスパートナーが現れたと喜ぶ。マキはタイミングが良すぎて怪しいと心配するが、奈々は平野を全く疑っていなかった。そして、マキは奈々、平野と共に「ノワリー」を訪れ、営業部長の加藤を相手にプレゼンを行う。途中、マキが質問の答えに詰まり、代行がバレそうになるが、加藤の威圧的な態度を逆手に取ったマキは毅然とした態度をとり、パワーハラスメントだと加藤に謝罪を要求。加藤は憮然としつつも言い過ぎた事を認めて謝罪する。
この後、奈々は平野と業務提携の契約手続きを進める。奈々は契約書にパワハラなど、コンプライアンス上問題がある行為が発覚した場合、契約は破棄され、相手に賠償金を求める事ができるという一文を付け加えていた。先ほど、加藤のパワハラがあった為だった。平野は異論がない事を伝え、契約は無事に完了。
夜、マキと奈々、平野は業務提携を結んだ事を祝って食事に行く。奈々は平野と2人きりになる為、マキに仕事を理由に帰るように命じる。そして、奈々は酔った勢いで平野と一夜を共にする。
翌朝、奈々が昨晩の事をマキに話していると、平野が社長室にやってくる。平野は加藤から「ある条件を満たしたら契約する」という連絡があった旨をマキに報告する。その条件とは平野を社長にする事だった。平野はその条件を勝手に飲んで契約してしまったという。平野はマキには会長になってもらうと伝え、奈々には明日から来なくていいと言い放つ。奈々は酔った時に退職願を書かされていた。平野は加藤と手を組み、初めから「バンブーネットコミュニケーションズ」を乗っ取るつもりで奈々に近づいてきたのだった…。

第3話2012/04/192.2%
キツネの子守唄
マキ(谷村美月)は新たな依頼が入った事を松平(段田安則)から告げられる。依頼人の斉藤あやめ(高岡早紀)は俳優陣のファイルを見て、マキの事を気に入ったという。今回、マキが演じるのは新しく出来た稲荷社の御言葉のお告げ役だった。あやめは悩みを改善すると理由を付け、女性に守り石を500万円で売りつけようとする。マキは詐欺の片棒を担ぐ事は出来ないと訴えるが、あやめは飽くまでもヒーリングビジネスだと主張し、お告げ役をしっかり演じる事を要求。マキの契約期間は3ヵ月だった。
翌日、あやめはマキのために野菜一杯のインスタントラーメンを作る。その姿に田舎の母をダブらせたマキは、自分を選んだ理由を訊ねる。あやめは魚座の自分と相性が良い蠍座のマキを選んだと説明。あやめはこの間まで占い師だったと明かし、その時に相棒だった親友、鍋島篤子について語り始める。夫は暴力亭主で、全て捨てて別の男と逃げ出した篤子。その男にも捨てられた彼女と占いの学校であやめは知り合ったという。
篤子は不治の病で入院中らしく、あやめはお守りから幼い女の子を抱いた篤子の古い写真を取り出してもっともらしくマキに説明する。子供は篤子が20年前に捨てた娘だという。篤子の病室からスカイツリーが見えるらしく、あやめは完成するまで生きていて欲しいと願う。篤子の医療費に500万円かかると明かすあやめの表情から、その資金を稼ぐために詐欺まがいの事をしているとマキは納得する。その時、何者かが玄関に石を投げ込んでくる。あやめは一緒に投げ込まれた串刺しのナース人形を見て顔面蒼白になる。
マキがあやめを心配していると、モンゾウ(山本耕史)は自分の心配をした方が良いとマキに忠告。あやめは以前から脅迫されており、身の危険を感じて身代わりにマキを雇ったに違いないと話す。あやめが鍋を触って熱そうにしていた時に、鍋島篤子と言い出した事を思い出したマキは、「鍋は熱い」から適当に作った親友の名前で、作り話だと気付く。マキが真相を問いただすと、あやめは親友の話がウソだと認めて開き直り、明日から来なくていいとマキに言い放つ。
この役を降りる事を決めたマキに松平は、ある病院の住所が書かれたメモを差し出し、ウソをついたあやめの隠された本心を知りたくないかと問いかける。その病院はスカイツリーが見える場所にあった。マキは病院であやめによく占ってもらっている若い看護師、岡崎(朝倉えりか)から話を聞く。蠍座の岡崎は魚座のあやめから相性が良いと言われた事をマキに教える。あやめから同じ話を聞かされたマキは岡崎の名札を確認してハッとなり、両親の事を訊ねる。父親は他界したようだが、岡崎は母親について話す事を拒む。そこへ借金取りの金田豪(米村亮太朗)が現れる。岡崎は父親が残した借金を抱えていて、金田は財布を奪って有り金すべてをむしり取る。マキは金田を尾行する。
金田はクラブのVIPルームでヤクをやり始め、マキはラリった女を演じながら金田に近づく。マキは金田を酔い潰し、朦朧とする金田から岡崎の事を聞き出していく。岡崎が抱える借金は1千万円で、ある日突然現れたあやめが岡崎の借金を肩代わりすると申し出てきたという。結局、あやめは500万円の借金を肩代わりする事になり、担保として同額の生命保険の証書を用意。あやめは肩代わりした事を岡崎に内緒にして欲しいと頼んできたという。金田は次の満月の夜、あやめを殺害して保険金で借金を回収しようと考えていた。
翌日、マキはあやめに会って、篤子の話があやめ自身の事だったと気付いたと伝える。あやめは通院している病院の岡崎が自分の娘だとわかり、借金に苦しんでいる事を知ってしまったのだ。マキが金田に命を狙われている事を教えると、あやめは余命3ヵ月である事を打ち明ける。あやめは最初から保険金で500万円を払うつもりだった。あやめは金田が警察に捕まれば、岡崎が助かると考え、むしろ殺害される事を望んでいた。そして満月の夜、マキは鏡の前でメイクをして、最後の芝居が待つ稲荷社へ向かう…。

第4話2012/04/263.5%
浮気のヒミツ
今回、依頼人である石川吾朗(野間口徹)の妻、石川エリ(酒井美紀)を演じることになったマキ(谷村美月)は、世話になっている夫婦の結婚30周年をホテルで祝う。その帰り、吾朗は本当のエリとバッタリ会って狼狽える。エリは勤めている会社「ニチシバ」の上司、菅原部長(近江谷太朗)と一緒だった。これから接待があるらしく、菅原は吾朗にあいさつした後、エリの腰に軽く手を添えてエレベーターに乗り込んでいく。吾朗は親密そうな2人を見つめてマキに別の仕事を依頼する。

エリの浮気をずっと疑っていた吾朗。先ほどの2人を見て、浮気を確信したとマキに打ち明ける。派遣社員として「ニチシバ」で働いているエリ。「ニチシバ」は吾朗の工場の大口の取引先のため、浮気と下手に騒げば取引を切られかねない。事を荒立てず、穏便に済ませたい吾朗は、菅原を誘惑して夢中にさせ、エリとの関係を自然消滅させて欲しいとマキに頼む。

後日、マキは「ニチシバ」で派遣社員として働き始める。菅原は優しくて仕事ができると、女性社員たちの憧れの的だった。マキは菅原にあいさつに行き、誘惑しようと試みるが、菅原は全く動じなかった。

夜、マキは残業中の吾朗を訪ね、なかなかうまくいかないと経過を報告する。吾朗は他界した父親から金属部品工場を継いで以来、エリには苦労をかけっぱなしだったとマキに打ち明ける。エリは工場を守る事を一番に考え、派遣社員になったのも経営が苦しい工場を助けるためだった。後日、血相を変えた吾朗が「ニチシバ」に駆け込んでくる。菅原が納品を1週間早くして欲しいと厳しい要求を吾朗に出したのだ。

事務所に戻ったマキは、モンゾウ(山本耕史)から「菅原をオトせないのは女性として魅力がないからだ。」と言われる。話を聞いていた松平(段田安則)は「隣の芝生は青く見える」作戦を思いつく。それは人妻であるエリと同じシチュエーションを作り、菅原にアプローチを仕掛ける作戦だった。後日、マキはコピー機の営業をしている夫として、白田(向井理)を菅原に紹介する。白田は、ORに所属する俳優だった。白田は、会社のノルマが厳しく、コピー機納入に関して力添えをして欲しいと菅原に頭を下げる。すぐに総務部長を白田に紹介した菅原は、力添えをする代わりに日曜の接待ゴルフにマキに来て欲しいと頼む。ようやく菅原に誘われ、小さなガッツポーズを作るマキ。

吾朗の工場が部品を納品する当日、マキは菅原とエリのやりとりを偶然聞き、2人の本当の関係を知ってしまう。菅原は自分の立場を利用して、拒めないエリにセクハラを続けていたのだ。

吾朗はギリギリで納品を済ませるが、菅原は予定が狂って渋い表情になり、今度はいつもの倍の数の部品を発注。しかも、また納期を1週間前倒しにするという無理難題を吾朗に突きつける。吾朗が呆然となって去っていくと、エリはせめて納期を通常通りにしてほしいと菅原に頼み込む。菅原は明日、吾朗を会社に呼ぶようエリに命じ、それまでに覚悟を決めろと体の関係を強要する。言う事を聞けば納期だけは元に戻してやるが、断るなら今後一切の取引は中止にするという。

マキはエリを会社から連れ出し、セクハラの相談に乗ろうとするが、エリはすでに菅原と一夜を共にする覚悟を決めていた。吾朗と一緒に苦労して守ってきた工場を潰したくない…。エリがセクハラを我慢し続け、一夜を共にする覚悟をした理由はその思いからだった。

マキは吾朗に全てを話し、エリが浮気しているという誤解を解く。そう言えば、吾朗がエリを守るために菅原に抗議してくれる。そう、マキは思っていた。だが、吾朗はもう少しの辛抱だと自分に言い聞かせ、工場を守ることを優先させようと考えていた。愕然とするマキに依頼を中止すると伝える吾朗。そんな吾郎に憤りを覚えたマキは、絶対にこの役を降りないと言い放った。

マキは鏡の前でメイクをして、最後の芝居が待つ「ニチシバ」へ向かった…。

第5話2012/05/033.6%
女と男の間には
マキ(谷村美月)は久保まり子(安藤聖)から恋人の浅井康平(少路勇介)の両親の前で婚約者を演じて欲しいと依頼される。まり子が康平の両親、富子(根岸季衣)と昭夫(並樹史朗)に挨拶するため実家を訪ねたのは3年前。その時、富子はまり子を完全に無視し、ハトコとの縁談を康平に勧めたという。まり子はひどく傷つき別れを切り出すが康平は必死に謝罪。結局、富子と昭夫には別れた事にして内緒で同棲を続けていた。

そして今年、2人の間に赤ちゃんが生まれ、康平は現在の同棲相手が出産した事を両親に勝手に報告。富子は昭夫と上京して孫のお食い初めをすると言い出した。しかし、その後、顔を合わせた康平を見てマキは驚く。康平は昔の劇団仲間で、元カレだったのだ。

マキは、康平と息子の勇太の3人で、親戚に配るための記念写真を撮影する。しかし、その様子を見ていたまり子は2人に変な距離感を感じ、夫婦に見えないとマキに文句を言う。富子たちが上京する日は3日後。マキと康平は2人きりで夫婦役のリハーサルを行う事に。その頃、初孫を一目見ようとやってきた昭夫とまり子は自宅で鉢合わせをしてしまう。昭夫も孫の母親が、別れたはずのまり子だったとわかって困惑する。まり子は咄嗟にドアを閉め、康平に連絡して助けを求める。

まり子が昭夫に見られた事を話すと、康平は富子に報告されていないか心配する。昭夫は頭が上がらない婿養子。昭夫は何かあると富子に逐一報告させられていた。マキは正直に打ち明ける事を勧め、康平も入籍の意思がある事をまり子に伝える。だが、富子が姑になる事は絶対に避けたいまり子は必死に考え、康平がマキに隠れて元カノと続いていたという筋書きを思いつく。マキと康平は昭夫を呼び出し、ウソの事情を説明。康平は今度こそ、まり子との関係をきれいに精算したと昭夫に報告する。昭夫は事が事だけに富子に報告しておらず、マキは富子に内緒にして欲しいと昭夫に頼む。

事務所に戻ったマキは、まり子がウソをついてまで何を守ろうとしているのかを考えていた。その時、康平から連絡が入りマキは公園に呼び出される。康平もまり子が両親をそこまで毛嫌いする理由がわからずに苦しんでいた。2人は昔話に花を咲かせ、康平は4年前に舞台で演じた役柄の台詞を喋り始める。マキも康平に続き、2人は芝居の流れのままキスしてしまう。そこに勇太を抱いたまり子が現れる。まり子は2人の関係に気付くが、リハーサルと捉えて、見て見ぬふりをする。マキは修羅場になってもおかしくないのに怒りもしないまり子を理解できない。このやりとりは物陰に潜んでいた昭夫、そしてホームレスに扮していたモンゾウ(山本耕史)に見られていた。

この後、自宅に戻ったまり子の前に昭夫が立ちふさがる。愕然となるまり子に迫る昭夫は、まり子が部屋へ逃げ込むと、ドアを叩きながら愛していると叫ぶ。モンゾウはそんな昭夫の姿をデジカメで撮影してマキに報告。モンゾウはまり子が隠したい事情とは昭夫との関係だと考えていた。入り婿の昭夫は仕事で何十年もの間、月に1、2度上京して得意先回りをしていた。モンゾウは、上京した際に宿泊するビジネスホテルの近くにキャバクラがあるという情報をマキに教える。

マキは2人の関係を暴くため、そのキャバクラでホステスとして働き始める。そして、4年前この店の№1キャバ嬢だったまり子に入れあげた昭夫が、家まで押しかけ関係を迫っていた事実をマキは知る。まり子が富子を毛嫌いしていたのは、酷い事をした昭夫との関係を康平に隠すための嘘だったのだ。マキはまり子を呼び出し昭夫との関係を康平に打ち明けるよう説得するが、まり子はキャバ嬢だった事すら康平に言えずにいた。マキは康平に本当の事を話せないまり子に呆れ、康平の事が好きなのかと問う。この後、ORコーポレーションでメイクを仕上げたマキは、富子と昭夫が待つお食い初めへと最後の芝居に向かう…。

第6話2012/05/103.3%
さよならノクターン
マキ(谷村美月)はイギリスから一時帰国中のピアニスト、桐嶋美響(松山愛里)から15年前に母親と離婚した父親、神崎隆一(浅野和之)に、自分の代わりに娘として会って欲しいと依頼される。最近、美響は会いたいと神崎から頻繁に連絡を受けていた。3年に1度の国際コンクールを控える美響。優勝すれば世界デビューも夢ではなく、この大事な時期に神崎に心を乱されたくないので、縁を切って来て欲しいとマキに頼む。マキは父親なら娘が本物か偽者か、すぐにわかると心配するが…。

マキは美響として神崎の自宅を訪ねるが、神崎はマキを偽者だと気付かない。昨年、神崎は視力を失っていたのだ。神崎はマキを歓迎するが、家政婦の佐藤伸子(緒川たまき)は会う約束を一度破ったマキを非難する。先週の金曜日、美響は神崎と会う約束をしていた。伸子はマキに、神崎が好きなショパンのノクターンを弾いてもらおうと言い出す。ピアノが弾けないマキは動揺が、ピアノの調律が狂っていると咄嗟に言い訳を思いつき、弾く事を回避する。

マキは音大出のミネコからオルガンでバイエルを教えてもらい必死で練習をする。神崎の気持ちに応えられる娘を演じ、縁を切るまでの過程を良い思い出にしてあげようと考えていた。だが、それを聞いた美響は思い出なんていらないと言い放つ。美響はむしろ思い出を消したいと望んでいた。翌日、美響はピアノが弾けなくなった事をマキに打ち明ける。美響はピアノに向かうと神崎の事が頭を過ぎって演奏できなくなっていた。美響はどうすれば元通りピアノが弾けるようになるのか、わからず苦しんでいた。マキは手掛かりを掴むためにも神崎と会わなければいけないと美響を説得する。

後日、マキは美響を友人として神崎に紹介する。会話中、神崎がピアノを弾く女性は美しいと言うと、美響はピアノより女性の方が好きそうだと神崎に嫌味を言う。さらに美響が友人として、美響と母親を不幸にしたと神崎を非難すると、伸子はテーブルに何かを置いた。それを見て驚くマキと美響。なんと美響の顔がジャケット写真になっている美響のCDだった。伸子はどちらが本物の美響か知っていたのだ。伸子はマキにショパンのノクターンを弾くよう促す。それを聞いて動揺する美響。この曲は神崎との思い出の曲だった。『私のためにノクターンを弾いて欲しい』という神崎の言葉に、とうとう感情がコントロールできなくなった美響は、娘として思いの丈をぶつける。ずっと黙っていたが、実は、美響が20歳の誕生日に母親から離婚の原因を聞き、そのせいでピアノが弾けなくなったと告白。神崎にはピアニストの愛人がいたのだ。愛人を囲うような男の嫌らしい血が流れている指から美しい響きなんて生まれるわけがない、そう美響は思い込み、ピアノが弾けなくなってしまった。神崎は美響の言葉を聞いて、友人を演じているのが本物の美響だと気付く。

伸子は神崎に恨み節を言う美響をたしなめ、弾けないのは才能がないからだと言い放つ。神崎は無神経な伸子の頬を叩き、「お前なら弾ける」と美響を必死に励ます。その様子を見て、マキはピアノが弾けるようになっているかもしれないと考えた。しかし、美響はまだ弾く事ができなかった。夜、マキは事務所に残り、1人でオルガンの練習をしながらミネコや松平(段田安則)の言葉を思い出していた。翌日、マキはシャワーを浴び、メイクをして最後の芝居が待つ神崎家へ向かう…。

第7話2012/05/173%
別れないオンナ
マキ(谷村美月)は相原沙耶香(三倉佳奈)から自分の代わりに不破幹生(石井正則)の婚約者を演じて欲しいと依頼される。優柔不断な不破は、沙耶香の他にも3人の女性と交際を続けており、別れを切り出せずにいると言う。結婚前に不破の女性関係を清算する事がマキの仕事だった。修羅場を迎えながらも不破と2人の女性をきっちり別れさせたマキは、最後の1人の交際相手である女性宅に向かう。その相手とは、不破が勤めている出版社の同期、山之内満子(渡辺真起子)。不破と満子は10年も続いている腐れ縁の仲だった。

不破は満子の高級マンションにマキを連れて行き結婚する事を報告する。平社員の不破とは対照的に満子は出世して敏腕編集長になり、徐々に気まずい関係になっていった2人。満子は自分たちの関係が潮時だったと認めるものの絶対に別れないと宣言する。マキはナイフを自らの手首に押し当て、別れなければ自殺するという脅しをかけるが、満子は怯むどころか、逆にさっさと切れとマキに言い放つ。

その状況をマキから聞いた沙耶香は、それを別れさせるのがプロだと詰め寄り、マキは何とかして別れさせると約束する。後日、不破に弁当を届けに編集部にやってくるマキ。挑発的な視線を満子に向けると、満子は、今夜自宅に来るようにマキに伝える。その直後、編集部に沙耶香がやってくる。実は沙耶香はフリーライターで、満子の下で働いていたのだ。沙耶香は不破との結婚がバレたら仕事を干されると心配してマキに代役を頼んでいた。

小説家を目指すが、それでは食べていけなかった沙耶香にライターの仕事をやらないかと声を掛けてくれた、いわば恩人の満子。しかし、沙耶香は不破が別れを切り出せず、満子と惰性で続いていると感じていた。その後、不破の携帯に満子から電話がかかってくる。これから死ぬ、そう言われ動揺する不破。沙耶香は、満子が本気じゃないと言って引き留めようとするが、結局不破は助けに行ってしまう。マキはたまらず不破を追いかけていく。

沙耶香が思った通り、満子は本気で死のうとは考えていなかった。酔っ払って千鳥足で歩く満子は携帯で話している若い男とぶつかり、オバサンという男の言葉に激怒して殴りかかる。マキと不破は暴れる満子を見つけて取り押さえようとするが、その時、不破の携帯に沙耶香から着信が入る。不破は電話に出るが、突き飛ばされたマキとぶつかって携帯を落としてしまう。不破の携帯を拾ったマキは、「さよなら」という沙耶香の声から、彼女が本気で自殺しようとしている事に気付く。そこに警官がやってきて満子は逮捕される。

2日後、病院のベッドで目覚める沙耶香。手首には痛々しい包帯が巻かれていた。そんな沙耶香に寄り添うように眠る不破。マキは不破が丸二日寝ずに付き添っていた事を沙耶香に伝える。沙耶香は不破との結婚を諦めると言い、不破の名前だけ記載された婚姻届を不破の手元に返す。マキは顔を背けて大粒の涙を流す沙耶香を見て、不破と満子の10年のしがらみを断ち切る事を決意。そして、マキはメイクをして満子がいる編集部へ向かう…。

第8話2012/05/244.3%
女医のホンネ
マキ(谷村美月)は女医の中野加奈(浅見れいな)から親友役を依頼される。親友として合コンに参加し、恋が成就するようにサポートして欲しいという依頼内容だった。加奈はマキのサポートもあり、脳外科手術の名医と言われるエリート医師の一ノ瀬(田中幸太朗)を見事に落とすことに成功する。後日、マキは松平(段田安則)から加奈と一ノ瀬が婚約した事を聞く。加奈は引き続き、マキに親友として結婚式の司会、二次会の幹事などをやってほしいと依頼してきたという。

マキは打ち合わせするため、加奈が父親から引き継いだ総合病院を訪ねる。加奈はこの病院の院長を務め、すでに一ノ瀬は医師として勤務していた。マキが帰った後、加奈は銀行員と融資の相談をする。銀行員は加奈が院長のままだったら融資は難しかったが、一ノ瀬が新しい院長になれば審査は問題ないと説明する。加奈の病院は潰れる寸前の所まできていたのだ。

ある日、マキは一ノ瀬と友人たちの会話を偶然立ち聞きしてしまう。一ノ瀬は病院狙いで加奈と婚約し、他に女性までいるようなのだ。しかし、加奈の方にも一ノ瀬と結婚したい裏の事情があった。あの病院は加奈のミスによって患者が死亡。裁判沙汰は免れたものの信用はガタ落ちとなっていた。その病院の信用を加奈は一ノ瀬を院長にして回復させようとしていたのだ。

マキは結婚式で流すビデオの制作を頼まれ、病院で患者や看護師のインタビューを撮影する。病院の人達は、仕事熱心で患者思いの加奈を心から慕い、一ノ瀬との結婚を自分の事のように喜んでいた。  既に加奈の病院で医師として働いていた一ノ瀬は、病院経営のために、加奈が古くから診ている患者たちを切り捨て、儲かる患者だけを相手にしようとしていた。一ノ瀬は効率が悪い上に訴訟を起こされやすい婦人科と産婦人科を廃止し、時間外診療も中止にしようと計画。銀行の融資は一ノ瀬が院長という条件付きだったため、加奈はこのやり方に納得がいかなかったが何も言う事ができない。

目の前の患者を助けたい、治って喜ぶ患者の笑顔を守りたい…。そのために自分の病院があると加奈は考えていた。マキは加奈の患者への思いを聞き、一ノ瀬との結婚に疑問を抱く。そして一ノ瀬には他に女性がいる事を加奈に伝えるが、加奈は病院の再建のために多少の事は割り切って目を瞑ろうとしていた。

夜、マキが加奈に編集したビデオを見せていると、加奈の携帯に着信が入る。電話に出た加奈は顔色を変えて飛び出していく。加奈が病院に駆け付けると、ずっと加奈が診つづけていた患者の裕太が、頭が痛いと言って病院に来ていた。加奈はグッタリしている裕太を助けようとする。しかし、一ノ瀬から無言の圧力をかけられ、加奈は時間外診療が中止になり診療できない事を裕太の母に伝える。別の病院へ向かう裕太を乗せた車を見送って呆然と立ち尽くす加奈。マキは加奈に歩み寄り、「あなたの心を決めてあげる」と声をかける。結婚式当日、マキはメイクをして加奈と一ノ瀬がいる式場の控え室を訪ねる…。

第9話2012/05/313.4%
この子、誰の子?
今回の依頼者はゴールド化粧品の女社長、南川英子(小沢真珠)。依頼内容は英子の代わりに息子の南川隆久(伊澤柾樹)の小学校関係者に対して良き母親役を演じること。期限はなんと、小学校を卒業するまでであった。ある日、担任の弓田先生から英子の自宅に、学校に来て欲しいと連絡が入る。図工の時間に隆久が隣の席の子とケンカをしてバケツの水をかけたというのだ。そこで、マキの出動となる。しかし、こんな緊急事態にもかかわらず、英子はマキの服装や髪型をいつもの様に入念にチェックし、振る舞い方まで注意する有様。マキはこんな非常時にも自分の体裁ばかり気にする英子に呆れながら学校へ向かう。その帰り道、マキは隆久から学芸会に来て欲しいと頼まれる。様子を伺うと、隆久は寂しそうな表情をしている。隆久の境遇を不憫に思うマキは、家庭と学校で母親が違う事に隆久が戸惑っていることを英子に伝えるが、隆久も十分理解しているから大丈夫だと言って取り合ってもらえない。

翌日、マキは父親である南川トシオ(宅間孝行)の代役、モンゾウ(山本耕史)と一緒に隆久が水をかけた同級生、岡田の自宅を謝罪のために訪ねる。トシオはイラストレーターで、先週から軽井沢へスケッチ旅行に出掛けていたのだ。岡田の母親への謝罪の為、マキとモンゾウは隆久と共にバケツの水をかぶる。その後で、隆久は、マキの家に連れて行って欲しいと言い始める。その晩、英子は仕事で帰らないらしく、家には誰もいないという。マキはこの日が隆久の誕生日だった事を思い出し、事務所へ連れて帰る。マキたちは隆久の誕生日を祝い、一緒に遊ぶ。楽しそうにはしゃぐ隆久を、マキは初めて見た。夜、マキとモンゾウが話していると、隆久が寝ぼけながらやってきて、マキたちの子になりたいと言って2人に抱きついてくる。

そして、いよいよ学芸会の日の朝。隆久は学芸会のチラシを英子に渡そうとするが、英子は仕事の電話で忙しくてそれに気付かない。隆久はチラシを折って英子のバッグに入れ、先に学校に登校。英子がチラシに気付く事を期待して、隆久は門の前で待っていた。その頃、別の仕事をしていたマキは、その日が学芸会だったことを思い出して、急遽、隆久の小学校へ向かう。

学校では子供と父兄が一緒にお昼ご飯を食べていた。同級生たちは独りぼっちの隆久に同情して一緒に食べようと声をかける。隆久はそのやさしさが逆に辛く、皆で描いた壁画を破るという騒ぎを起こしてしまう。マキが教室に駆け付けると、隆久は担任の弓田に叱られていた。居た堪れなくなって教室から飛び出す隆久。そのあとを追うマキ。隆久はマキに気付くと緊張の糸が切れたように、わっと泣き出す。思わずマキは隆久を抱きしめて自分が本当の母親になる事を決意。翌日、マキはメイクをして英子がいるゴールド化粧品の社長室を訪ねる…。

第10話2012/06/073.1%
ボクが主役になった日
マキ(谷村美月)はゴールド化粧品の女社長、南川英子(小沢真珠)の母性を目覚めさせる事に成功する。そして英子は息子の南川隆久(伊澤柾樹)に愛情を注ぐ優しい母親になると決心するが、事態は思わぬ方向に急展開。英子は浮気していた夫の南川トシオ(宅間孝行)に離婚を切り出し、母親の代役も終了だとマキに伝える。この家族を追い詰めていた張本人はトシオだったのだ。

それから一週間、英子とトシオは別居して離婚調停に入る。そんな家庭環境の中、隆久は学校帰りにORコーポレーションを毎日訪れるようになっていた。モンゾウ(山本耕史)は、他の仕事で事務所にいないマキの代わりに隆久をファミレスへ連れていって相手をする。隆久は両親のケンカを見る事のない遠くへ行きたいと泣き出す。隆久は本気で死にたいと考えるまで追い詰められていた。モンゾウは死にたいという隆久の言葉を聞いて幼少期のトラウマがフラッシュバックする。幼い頃、一家離散を経験したモンゾウは当時の事を思い出して目の前が真っ白になってしまう。

仕事を終えたマキはモンゾウから隆久がいなくなった話を聞いて心配になり、モンゾウと一緒にゴールド化粧品の社長室を訪ねる。マキは隆久が家出したかもしれないと英子に報告し、クラスメイトの家に連絡する事を勧める。だが、英子は大騒ぎした後に隆久が無事に帰ってきたら笑いものになると言って、もう少し待つ事を選ぶ。英子はこの期に及んで企業イメージを気にしていたのだ。

隆久はトシオに会いに行っていると考えるモンゾウは、トシオに電話するよう英子に言うが、英子は自分からトシオへ電話するくらいならクラス中に電話した方がマシだと拒絶する。マキはモンゾウを廊下へ引っ張り出し、狂言の家出なのかと確認。マキは別居中の夫婦2人を会わせるように仕向けて仲直りさせる作戦と考えたのだ。だが、モンゾウはノーギャラでそんな事はしないと否定。マキは無責任なモンゾウに呆れて帰っていく。モンゾウは社長室に戻り、英子に接近。不適な笑みを浮かべながら、隆久は家出した訳じゃないと告白し始める…。

マキはトシオのアトリエを訪ねて事情を説明するが、隆久は来ていなかった。自分から電話したくないという英子は、実はトシオからの電話を待っているのだとマキは解釈。トシオに、英子へ電話をかけて一緒に隆久を捜して欲しいと頼む。しかし、売れないイラストレーターの隆久は一家の大黒柱としての自信を失っていて電話する事をためらう。仕方なく、今度は担任の弓田を訪ねて助けを求めるマキだったが、保護者からの依頼がなければ学校としては動きようがないと言われる。

モンゾウは学校から出てきたマキを待ち伏せしていて、そろそろ見つかる頃だと意味深な事を言う。モンゾウは隆久の泣き声を聞いて過去のトラウマがフラッシュバックし、頭が真っ白になった事をマキに打ち明ける。そして、ファミレスの掃除用具入れに隆久を隠したと告白するモンゾウ。話が見えないままファミレスへ急ぐマキの目に飛び込んできたのは、パトカーと刑事たちだった。そこには警察から連絡を受けた英子、トシオも駆け付けていた。掃除用具入れから隆久の遺体が発見されたと言うのだ…。

第11話2012/06/142.1%
遺産相続バトル
マキ(谷村美月)は郷田裕造(徳井優)から娘を演じて欲しいと依頼される。長年心臓を患っていた裕造の父、郷田堅造(石倉三郎)が発作を起こして緊急入院。裕造が妹の上嶋由紀江(大沢逸美)と病院に駆け付けると、朦朧とした堅造がうわごとで「貯めた3000万円はやらん。」と言ったのだ。しかし、この後、堅造は持ち直す。裕造からの依頼は、孫に成り済まして退院した堅造を世話しながら現金3000万円の在処を探る事だった。財産を取り上げる手伝いに気が乗らないマキだったが、1割にあたる300万円という成功報酬を聞いて目の色を変える松平(段田安則)に必死に説得される。

裕造は堅造の自宅を訪ね、孫としてマキを紹介。裕造は孫のマキが、体の弱った堅造の身の回りの世話をすると伝えるが、堅造は金目当てで近づいてきたものと疑ってかかる。マキは腹を空かせた堅造のためにうどんを作るが、料理のできないマキが作ったうどんはダシも入れずに醤油を湯で薄めただけの素うどんで、堅造はこんな不味いものが食えるかと激怒。その時、寿司屋から特上2人前が届く。堅造は勝手に出前を注文していて、マキが代金を支払う羽目に。結局、堅造は特上2人前を1人で食べてしまう。

深夜、寝ていたマキは堅造に呼び起こされ、尿意を催したから尿瓶を持って支えろと命じられる。報酬が高額な事もあり、家政婦のような扱いも我慢するマキだった。後日、マキは配達で届けてもらえる米を、わざわざ買いに行けと堅造に命じられる。米屋に買いに行くと、配達のガソリン代30円をケチって堅造が米屋に毎回買いに行っていたことが判明。マキが10キロの米袋2つを両脇に抱えて家に帰ると、堅造はすぐにご飯の支度をしろと言い放つ。だが、マキはろくに米も研げず、堅造はぶっきらぼうながらも米の研ぎ方、炊き方をマキに教える。一緒に生活していく間に堅造とマキの距離は徐々に縮まっていった。

そんな折、由紀江が娘の由佳(宮地真緒)を連れて堅造とマキの前に現れる。夫が単身赴任しているため暇な由佳が堅造の身の回りの世話をするという。この後、マキたちは公園でレジャーシートを敷き、由佳が堅造のために作ってきたちらし寿司を食べる。由佳は堅造のために塩分を控えめにし、節約のために陶器のお皿も用意。気遣いができて、しっかり者の由佳に堅造は感心する。マキは堅造と本物の孫である由佳のやり取りを微笑ましくも、どこか寂しげに見つめていた。

由佳が風呂に入り、堅造と2人きりになるマキ。その時、堅造は金遣いの荒い父親が商売に失敗して苦労した幼い頃の境遇を語り始める。堅造が節約して生活を送るのは、贅沢は身を滅ぼすと父親を見て知っていたからだった。マキが風呂から上がると、由佳は居間のあちこちを漁って必死に3000万円を探していた。少なくとも由佳はお金目的じゃないと信じていたマキはショックを受ける。由佳の話はデタラメで、結婚もしておらず、ちらし寿司も行きつけの店に頼んだものだった。

由佳は母・由紀江に電話して、お金を見つけられないので堅造が死ぬまで待って、その後、探した方が効率的だと話す。堅造は電話のやり取りを聞いてしまい、由佳の本心を知ってしまう。翌日、堅造が死ぬのを待つ作戦に出た由佳は、夫が急に帰ってくる事になったと理由をつけて去っていく。その直後、ご飯の支度に取りかかろうとした堅造が苦しそうに倒れ力尽きる。その姿を見守るマキは、堅造の無念を晴らす事を決意。翌日、マキはメイクを整え、由紀江や由佳が集まっている堅造の自宅を訪ねる…。

第12話2012/06/213.7%
美容整形の悪魔
マキ(谷村美月)は、顔中に包帯を巻いた女・畑中友子(木南晴夏)から恋人・秋山光博(金子貴俊)の理想の女性を演じ、彼を夢中にさせて欲しいと依頼される。1年前、友子はゴッドハンドと呼ばれる下川医師に整形手術をしてもらい、名前も“真島裕美”に変えて、秋山と付き合い始めたという。だが、2ヵ月前にひったくり犯と揉み合いになった拍子に車に轢かれ、その時受けた顔の再建手術で整形前のフツーの顔に戻ってしまった。友子は整形した事を知らない秋山とは付き合いを続けられないと思い詰め、「美しかった自分の顔を諦めさせて欲しい」とマキに依頼してきたのだ。

友子は1年前に他界した親友の松下葉月(入来茉里)が秋山と交際していた事をマキに打ち明ける。ずっと秋山の事が好きだった友子は彼好みの顔に整形。裕美として秋山に近づき交際が始まったのだ。

マキは友子の指示に従い、秋山好みの女性に扮して接触を試みる。裕美と秋山が待ち合わせている場所に現れたマキは秋山の目の前でモンゾウ(山本耕史)にフラれる芝居をした後、裕美が現れずに落胆する秋山に声をかける。マキはチケットが余っていると秋山を誘って一緒に舞台を観に行く。それは秋山が大好きな舞台だった。マキは友子の指示通りに彼好みの女性を演じ、秋山はマキに好印象を持つ。2人は連絡先を交換して別れ、マキがお礼のメールを送ると、秋山はすぐにデートに誘ってくる。デートでも友子の指示通りに彼好みの女性を演じるマキ。すると秋山は10歳の時、母親が家を出て行ったと身の上話を始める。母親は血の繋がっていない義理の母で、秋山はニセモノがどんなに装ってもホンモノにはなれないと話す。デート中、マキはキスを迫るが、秋山はまだ裕美の事が忘れられないと顔を逸らす。その時、マキは電信柱に隠れて2人の事を見ている友子に気付く。友子はまだ秋山の事を忘れられずにいた。

マキは秋山なら、きっとありのままの姿を受け入れてくれると友子を説得する。マキは秋山の気持ちを確かめるため、友人という設定で友子をデートに連れて行く。だが、秋山は友子と裕美が同一人物だと気付かない。落ち込んだ友子はマキがトイレにいる間に、マキが整形していると秋山に嘘をつく。何も知らないマキが席に戻ると、秋山は豹変して冷たい態度をとる。

この後、マキはモンゾウから、葉月も下川医師の整形手術を受けていたという衝撃の事実を聞かさせる。しかも葉月もひったくり犯に突き飛ばされ交通事故に巻き込まれ、整形手術前の顔に戻ってしまい自殺したと言うのだ。翌日、秋山は裕美の部屋を訪ね、裕美の顔の包帯を強引に外す。秋山は裕美の正体が友子だと知って激怒し、死をもって償えと詰め寄る。秋山が立ち去った後、友子はマンションから飛び降りようとする。マキは必死に友子を止め、秋山の化けの皮を剥ぐと約束。マキはメイクをして、いつもの場所に秋山を呼び出す…。

第13話2012/06/283.1%
人質救出大作戦!
最後の依頼者はマキ(谷村美月)が借金をしている町金融の社長・南原満(菅田俊)。マキ(谷村美月)が依頼された役を演じきれば借金を棒引きにすると言って助けを求めてくる。マキと同じく、南原から金を借りている藤田敦夫(村田雄浩)が南原の娘・麻美(松本花奈)を人質にして事務所に籠城。藤田は20年前に別れたきりの娘・綾音に会わせろと要求し、綾音が来たら麻美を解放すると約束したという。藤田は成長した綾音の顔を知らないため、南原はマキに綾音を演じて欲しいと依頼する。

マキが何の情報も無ければ演じられないと断ると、南原はミネコ(白羽ゆり)にナイフを突きつける。南原は綾音を演じて麻美を助けなければミネコを殺すと脅し、マキは意を決して南原の事務所へ向かう。モンゾウ(山本耕史)はマキのネックレスに取り付けた超小型カメラで事務所の様子を確認し、情報を1つ1つ整理していく。マキは藤田から娘の情報を聞き出しながら役作りをしなければならなかった。

綾音として潜入したマキに年齢を訊ねる藤田。この日は綾音の20歳の誕生日だった。藤田は娘が自分の誕生日に気付かなかった事を不審に思うが、マキは誕生日プレゼントとして生まれた日の事を話してと話をすり替えて誤魔化す。別れた妻・朋美が綾音と名付けた事や彼女との馴れ初めを話し出す藤田。ところが、朋美の話をしていた藤田は突然窓を開け、今度は朋美を連れてこいと外の警察に向かって要求し始める。

モンゾウはミネコに、朋美として事務所に行くように指示を出す。南原はさすがにバレると呆れるが、モンゾウは藤田がミネコを妻として受け入れると確信していた。モンゾウには考えがあったのだ。20年前の藤田の様子を調べるため出かけて行くモンゾウ。

一方、ミネコが朋美に成り済まして南原の事務所に行くと、藤田は家族との最後の晩餐のためにすき焼きを持ってこいと警察に要求。死を覚悟した藤田は体にダイナマイトを巻き付けていた。藤田はもう関係のない麻美に帰っていいと伝えるが、麻美は帰る家がないと言って事務所に残る。麻美も悩みを抱えて死にたいと考えていた。食事をする藤田たちを見て、自分の家と同じように形だけの家族だと言い放つ麻美。

南原とケンカした母親が麻美を残して実家に帰ったのは1年前。離婚の危機を迎えているのに南原は謝る事も迎えに行く事もしないという。麻美は南原が迎えに来るのを母親が待っている事を知っていた。だが、南原は話しても無駄だと迎えに行く事を拒否していると言うのだ。

自分の家の状況を告白し、その場にいる皆と麻美が溶け込んだ後、死を思い止まらせるため、マキは藤田を説得する。しかし藤田は「もう芝居はいい」と言って皆を部屋から追い出してしまう。藤田はマキとミネコが偽者だと初めから知っていたのだ。モンゾウは調べ上げた藤田の家族の事をマキに伝える。出産予定日だった20年前の今日、朋美は心筋症になり、母子共に命を落としていた。藤田は妻と子供を一度に失った。それでも必死で生き続けた自分の事を死ぬ前に誰かに話したかったのだ。マキは、もう一度娘になって藤田を助けることを決意。警察の制止を振り切って事務所へと戻っていく…。

   

【たぶらかし 代行女優業・マキ】スタッフ

                  

【たぶらかし 代行女優業・マキ】出演者

                  
2012春ドラマ