【無料動画視聴】カエルの王女さま【あらすじ】

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カエルの王女さま

2012春ドラマ【カエルの王女さま】

放送局
フジテレビ
放送開始日
2012/04/12
放送時間
木曜22:00~

2012年4月の<木曜劇場>は、日本に元気と勇気をお届けするミュージカルドラマ『カエルの王女さま』(4月12日スタート・毎週木曜よる10時)をお送りします。

物語の舞台は、財政難を理由に、隣市との合併話が進められている由芽市。かつて『歌の町』として栄えたころの象徴である音楽堂も、取り壊してゴミ処理場にする計画が進められていました。そんななか、音楽堂と共に風前の灯火となったママさんコーラス『シャンソンズ』を立て直そうと、女性たちが立ち上がります。そこで彼女たちが白羽の矢を立てたのが、由芽市出身の伝説のミュージカルスター・倉坂澪(くらさかみお)。ブロードウェイ帰りの彼女の強烈な指導法に反発しながらも、メンバーは復活を目指して一致団結していきながら、歌うことを通してそれぞれ自分自身を見つめ直していくという物語です。

主演を務めるのは天海祐希さん。演じるのは、何があっても諦めずに一歩踏み出すことを教えてくれる、孤高の落ちこぼれスター・倉坂澪役です。天海さんがフジテレビのドラマで歌を披露するのは、2005年11月24日に放送された天海祐希さんの主演作『女の一代記』シリーズ「越路吹雪・愛の生涯~この命燃えつきるまで私は歌う」以来実に約7年ぶりのことです。

一方、市の合併を進める張本人である市長の娘でありながら、シャンソンズ立て直しに奮闘する主婦・井坂忠子(いさかちゅうこ)役を演じるのは石田ゆり子さん。雅楽の伝統を引き継ぐ家系にあり、年下の婿をもらい慎ましやか暮らしていましたが、澪の登場により波乱に満ちた生活を送ることに…。伝統を守ろうとする保守的な性格で、コーラスの概念を打ち破ってショークワイアを取り込もうとする澪とは何かと対立する役柄です。

   
   
第1話2012/04/129%
希望の歌よ響け!!舞い戻った伝説の女
財政難に苦しみ、隣市との合併計画が進められている町・由芽市。かつて“歌のまち”として栄えたこの町も、いまでは工場の閉鎖が相次ぎ、市の中心部もシャッター商店街と化していた。

由芽市出身の倉坂澪(天海祐希)は、人気劇団のミュージカルスターとして活躍後、単身ニューヨークに渡り、ブロードウェイを目指した。だが、本場のショービジネスの世界ではなかなかチャンスにも恵まれず、ついにエージェントのピート佐藤(草刈正雄)から、次のオーディション予定はない、と言い渡されてしまう。
そんな折、澪は、高校時代の恩師・森香奈絵(久野綾希子)から招待を受ける。市民センターの館長である香奈絵は、音楽教師時代、市の象徴である音楽堂を活動拠点とするママさんコーラスグループ『シャンソンズ』を立ち上げ、全国コンクール5連覇の偉業も成し遂げていた。澪は、大きな舞台の誘いだと思い、期待に胸を膨らませて帰国する。

同じころ、合併を推進する由芽市の市長・井坂清忠(岸部一徳)は、音楽堂を取り壊して県内最大のゴミ処理場を建設しようとしていた。だが、井坂市長の娘で、シャンソンズの中心メンバーでもあった井坂忠子(石田ゆり子)はその計画に反発。市の職員でもある婿養子の夫・哲郎(小泉孝太郎)の反対をよそに、香奈絵とともにシャンソンズを復活させようと決意する。

香奈絵のもとを訪れた澪は、3ヵ月後の復活公演を目指すシャンソンズのコーチ役を頼まれる。香奈絵から借金をしていた澪は、やむを得ず香奈絵の依頼を引き受けた。だが、10年前は40人もいたメンバーも、現在は忠子のほか、値切りの女帝と呼ばれる4人の子持ち主婦・馬場みぞれ(大島蓉子)、パチンコに入り浸っているお調子者の専業主婦・皆川玉子(菊地美香)のふたりだけ。そこで玉子は、ブロードウェイのスターがコーチを務めることをアピールしたメンバー募集のチラシを制作した。
オーディションにやってきたのは、引っ込み思案ゆえに就活も53連敗中の大学生・野々村まひる(大島優子)や、美貌の市役所受付嬢・桜井玲奈(片瀬那奈)、キャバクラで働く元レディースのシングルマザー・羽田南(福原美穂)、乾一希(玉山鉄二)とともに閉鎖寸前の工場で働いているフェミニンな男性・高垣忍(千葉雄大)ら、まったくの素人たちだった。

まひるの提案で、安見市で活動する合唱団の公開練習を見に行ったシャンソンズのメンバーは、そのレベルの違いに打ちのめされ、すっかりやる気を失う。その姿を見て怒りを覚えた澪は、音楽堂や合併の話はどうでもいいが戦いもしないで逃げるのは大嫌いだ、と言い放つ。 特訓を開始した澪は、メンバーに『風になりたい』の楽譜を渡した。歌は日々の生活に浸透させることが大事――澪の言葉を受け、メンバーたちは普段の生活でも歌うようになっていった。
そんな矢先、澪のもとに、エージェントから契約打ち切りの連絡が入り、居候している熊園桜(濱田マリ)の店には、ニューヨークのアパートメントにあった荷物が送りつけられてくる。失意の澪は、大切に使っていたシューズを橋の上から投げ捨て…。

練習中、澪は、まひるに手厳しい言葉を浴びせたことが原因で、忠子と衝突する。澪は、そんな忠子たちに、無名のコーラス隊とスポットを浴びるスターとを隔てる線――コーラスラインの話をする。自分がもし悔しい思いをしたら、死に物狂いでその線を越えようとする、というのだ。

香奈絵のもとを訪れた澪は、コーチを辞めると告げる。すると香奈絵は、20年前、澪がこの町を出るときに歌ってくれた『あの鐘を鳴らすのはあなた』を口ずさんだ。「私には、あの歌があなたの未来に見えた」。香奈絵は、そう澪に告げた。
香奈絵のもとを後にした澪は、誰もいない練習室で歌っているまひるの姿に気づく。その姿を見つめていた澪は、まひるの指導を始めた。変わりたいのならその気持ちを爆発させろ、という澪の言葉に背中を押されて、ついに大きな声を出すことができるまひる。澪は、まひると抱き合って喜んだが、次の瞬間、慌てて突き放した。まひるは、そんな澪に、歌が好きだからもっと練習して上手くなりたい、コーラスラインを越えたい、と必死に訴えた。

澪は、荷物をまとめて町を出ようとした。その際、ふと音楽堂に立ち寄った澪は、何もないステージの上で『あの鐘を鳴らすのはあなた』を歌い出し…。

シャンソンズのメンバーは、忠子を中心に練習を始めようとしていた。そこに現れた澪は、引き続きコーチを務めることを宣言し、この救いようのない状況下で奇跡を起こすことができる唯一の方法――ショークワイアをやろうと言い出す。

第2話2012/04/1910.7%
新しい私へ!浪漫飛行
由芽市のママさんコーラスグループ『シャンソンズ』のコーチを務めることになった澪(天海祐希)は、いままでのような合唱ではなく、ジャンルや形式にとらわれずに音楽を自由に表現するスタイル――ショークワイアをやろうと言い出す。それに対してリーダーの忠子(石田ゆり子)は、伝統あるシャンソンズに派手な衣装や踊りは必要ないと反論した。澪は、そんな忠子に、実際に歌ってみてから決めよう、と提案する。

忠子は、みぞれ(大島蓉子)、玉子(菊地美香)とともに『春が来た』を練習し、澪たちの前で披露した。一方、澪は、玲奈(片瀬那奈)、南(福原美穂)を引き込んで米米CLUBの『浪漫飛行』を披露。澪たちの自由で楽しそうなパフォーマンスは、まひる(大島優子)や忍(千葉雄大)だけでなく、みぞれ、玉子までも魅了してしまう。

あくる日、澪は、来週開催される商店街の桜まつりで新生シャンソンズのお披露目する、とメンバーに告げ、さっそくショークワイアのレッスンを開始する。体力作り、発声練習を兼ねたランニング、ステップの練習と、厳しいメニューをこなすメンバーたち。その最中、澪と忠子は再び衝突する。セクシーなウォーキングの練習を始めた澪に、シャンソンズの伝統や品位は守るべきだと忠子が反発したからだった。澪は、伝統や品位にこだわってシャンソンズがダメになったのではないか、と返すと、シャンソンズという古い名前も改名しようと言いだす。さらに澪は、伝統を守ることを言い訳にして何のアクションも起こさないようでは成功も喝采も手に入れられない、と続けた。澪の厳しい言葉にこらえきれなくなった忠子は、練習場を飛び出してしまう。

そんな折、忍は、シャンソンズのメンバーに加えたい凄い歌い手がいる、と澪に持ちかける。それは、忍と同じ工場で溶接工をしている一希(玉山鉄二)のことだった。澪は、忍とともに一希に会いに行く。しかし一希は、忍の誘いにまったく興味を示さなかった。澪は、一希が突然解散してしまったある人気バンドのボーカリストだったことを忍から聞かされ…。

同じころ、安見市との合併後、新市長当選を狙う由芽市市長の清忠(岸部一徳)は、桜まつりにシャンソンズが出演することを知る。合併の条件として、シャンソンズの活動拠点である音楽堂をゴミ処理センターにする計画を立てている清忠は、忠子の夫・哲郎(小泉孝太郎)に、シャンソンズをつぶすよう命じた。

シャンソンズのメンバーは、靴擦れなどに苦しみながらも、ハードな練習を続けていた。澪は、新たに挑戦する2曲が入ったCDをメンバーに渡し、ステージでは世間体や建前の鎧を脱ぎ去って裸の自分を見せよう、と言って彼女たちを鼓舞した。
忠子は、シャンソンズのことが気になり、買い物帰りにこっそり市民センターを訪れる。忠子の姿に気づいたまひるは、彼女に音源が入ったCDを手渡すと、一緒に歌いたいと訴えたが…。

その夜、澪は、練習室でメンバーひとりひとりのシューズを調整していた。そこにやってきた香奈絵は、忠子のことを切りだした。シューズのようにボロボロになってもシャンソンズの名前を消さないように頑張って歌い続けてきた忠子の頑固さは、澪に負けていないと思う――香奈絵は、そう澪に話した。

桜まつり当日。メンバーたちは澪が調整したシューズを履いて、最後のリハーサルを開始する。同じころ、忠子は、着物姿で清忠の後援会の宴会に出ていた。

会場を訪れた澪たちは、演目に変更があり、シャンソンズの出番がなくなっていることを知る。しかし澪は、強引にステージに上がると、パフォーマンスをスタートさせた。1曲目は、松田聖子の『チェリーブラッサム』だ。

シャンソンズがステージに上がったことはすぐに清忠の耳にも入った。清忠は、音を止めればいい、と哲郎に指示した。それを聞いた忠子は、宴会場を飛び出して桜まつりの会場へと急いだ。

シャンソンズは、ケツメイシの『さくら』を歌い始めた。すると、突然音楽が途切れた。哲郎から連絡を受けた商店街の副会長が、CDを取り出し、それを割ってしまったのだ。同時に、まつりのスタッフがシャンソンズのメンバーをステージから引きずり降ろそうとした。そこに駆けつけた忠子は、持っていたCDを澪に手渡すと、ステージに上がった。忠子は、澪に代わってセンターに立ち、仲間たちと一緒に『浪漫飛行』を歌った。観客たちも、笑顔でのびのびと歌うその姿にすっかりひきつけられていた。

練習室に戻ったメンバーたちは、ステージの成功に興奮を抑えられなかった。復帰した忠子は、練習室に置いてあった古いバレエシューズがキレイになっていることに気づいた。澪は、音楽堂が取り壊されるまでに歌と踊りを徹底的に叩きこむ、とメンバーたちに宣言し…。

第3話2012/04/269.7%
終わらない歌を歌おう
桜まつりにおけるシャンソンズの復活劇が地元の新聞に掲載された。それを受けて、澪(天海祐希)は、さらに派手で斬新なパフォーマンスを披露する、と香奈絵(久野綾希子)に約束する。当初は澪の方針に反対だったリーダーの忠子(石田ゆり子)も、シャンソンズの運営方針や練習計画を任せてもらえるならば、という条件付きで、ショークワイアをやることに同意した。
忠子は、さっそくショークワイアに関する研究リポートをまとめ、それに基づいた練習計画や楽曲リストをまひる(大島優子)やみぞれ(大島蓉子)、玉子(菊地美香)、南(福原美穂)らに渡そうとした。すると澪は、いきなりそれを放り捨て、練習計画を考えるのは忠子の自由だが、それを採用するかどうかの権限はコーチにある、と言い放つ。

今回の件で一歩前に踏み出す勇気を得たまひるは、地元だけでなく、東京の会社の採用試験も受けてみようと決意する。澪のもとを訪れたまひるは、そのことを伝えると、コーチがブロードウェイの舞台に出ていたときのパンフや写真を見せてほしい、と頼んだ。それを見せてもらえたらもっと頑張れる気がする、というのだ。困惑した澪は、過去は振り返らない主義だ、といって拒み…。

そんな折、シャンソンズにテレビ出演のチャンスが巡ってくる。新聞記事を見た地元のテレビ局から取材の依頼が舞い込んだのだ。このチャンスは自分のステップアップにも役立つと考えた澪は、感情を爆発させたパワフルなショーを見せるために、ロックナンバーにチャレンジするとメンバーに宣言する。

一方、一希(玉山鉄二)や忍(千葉雄大)が働く工場は、倒産の危機に追い込まれていた。市役所から、助成金を打ち切るという通達があったのだ。これも、安見市との合併に不要なものは切る、という由芽市市長・清忠(岸部一徳)の指示によるものだった。

ロックをやるにあたって男性の声が必要だと考えた澪は、一希の過去を調べる。彼のバンド『ドクター・リリス』は、地元で圧倒的な人気を得て東京に進出したものの、オーディション番組への出演を最後に突然解散していた。ネットで一希のバンドの過激なライブパフォーマンスを見た澪は、彼に興味を抱き、就活で東京に行っているまひるに調査を指示する。

清忠から澪のことを調べるよう命じられた哲郎(小泉孝太郎)は、玲奈(片瀬那奈)と食事に行く。同じころ、桜(濱田マリ)の店には、南が夜間保育に預けていた息子の大輝(高木星来)を連れてやってくる。南は、顔をケガしていた。金をせびりにきた元夫に殴られたのだという。南は、眠っている大輝の頭をそっとなでながら、『フレンズ』を口ずさみ…。

あくる日、工場では、山根(仗桐安)がワザと発注ミスをしてその責任を忍に押しつける、というトラブルが起きていた。忍は、帰ろうとする山根たちを止めようとして彼らともめ、土下座を強要される。そこにやってきた澪は、忍を助けた。が、「あんたみたいなヤツも反吐がでる」と忍に言い放つ。

夕方、レッスンをしていた澪は、メンバーたちに厳しいダメ出しをする。その怒りは忍に向けられた。体を震わせながら耐えていた忍は、澪にぶつかっていき、彼女を壁に押し付けた。澪は、そんな忍に、世の中や現状に腹が立つのならこぶしを握れ、と告げる。「ロックとは反抗心…戦うのよ、ダメな自分に」。澪は、メンバーたちに向かってそう訴えた。

翌日、忍は、再び山根たちと揉める。足をかけられて転んだところに、油をぶちまけられる忍。すると忍は、立ち去ろうとしていた山根たちを呼び止め、自分は発注ミスをしていない、というと、遅れた作業を取り戻そうと皆に告げて、仕事を始める。それが忍なりの反抗心だった。

澪は、一希の家を訪れ、練習室に呼び出す。そこで澪は、まひるが東京から持ち帰った映像を皆に見せた。それは、ドクター・リリスが出演したオーディション番組のリハーサル風景を撮影したものだった。緊張のあまり震え、歌うことすらできないでいた一希は、とうとうリハを放棄し、スタジオを飛び出していた。
一希は、澪に怒りをぶつけると、練習室を去ろうした。澪たちは、そんな一希に向けて、『終わらない歌』を歌った。シャンソンズのメンバーたちは、背中を向けてドアの前に立ち尽くす一希のために熱く歌い続け…。

あくる日、澪は、橋の上から投げ捨ててしまったシューズを探していた。そこにやってきた一希は、持ち帰っていた澪のシューズを彼女に渡した。そこで澪は、過去に反抗したいなら自分たちの次のステージに参加しなさい、と一希に告げ…。

第4話2012/05/039%
オバサン、TVに出る
澪(天海祐希)は、シャンソンズが出演するテレビ収録にメンバーとして参加するよう一希(玉山鉄二)に告げる。一希は、10年前、オーディション番組の本番直前に、プレッシャーに負けてその場から逃げてしまった過去があった。澪は、過去に反抗したいなら参加しなさい、と一希を挑発したのだ。

あくる日、一希が働く工場を訪れたまひる(大島優子)は、澪の命令とはいえ、彼のバンドがオーディション番組に挑戦した際の記録映像を持ち帰ったことを謝った。しかしまひるは、もしかしたら一希も前に踏み出せるのではないかと思って映像を持ち帰ったのだという。
一希は、練習開始時間になっても市民センターに現れなかった。澪は、一希が参加しないのならロックは諦める、と忠子(石田ゆり子)らメンバーに告げると、練習を開始した。

別の日、澪は、香奈絵(久野綾希子)や忠子とともに、地元テレビ局からやってきたディレクター(山本栄治)と打ち合わせをする。ディレクターは、誰かひとりのメンバーに密着取材を行い、その映像とスタジオでのパフォーマンスをあわせてシャンソンズを紹介したいらしい。澪は、その要望を受け入れ、メインで取材を受けることになるメンバーを選ぶことにする。それを知った玉子(菊地美香)、みぞれ(大島蓉子)、南(福原美穂)、忍(千葉雄大)、玲奈(片瀬那奈)は大騒ぎだ。

練習を終えて帰宅したまひるは、帰郷してきた姉・美沙子(西原亜希)と再会する。美沙子は、東京で働いているキャリアウーマンで、母・遥子(長野里美)の自慢の娘でもあった。

翌日、澪は、シャンソンズのメンバーに、テレビ収録用の楽曲と、密着取材を受けるメンバーを発表する。今回、澪が選んだのは山口百恵の曲。そしてソロパートを歌うのは、まひるだった。南や玲奈たちは澪の決定に猛反発した。当のまひるも、戸惑いを隠せない。しかし澪は、まひるがやらないのならこの企画は断る、と言い放つ。

取材クルーの前で、澪は厳しいレッスンを開始する。澪によれば、まひるが挫折したり、メンバーから孤立したりする姿は、テレビが求めるドラマチックなストーリーということらしい。見かねた忠子は、まひるを連れて香奈絵に直談判した。すると香奈絵は、歌が苦手だというまひるに、何故シャンソンズにいるのか、と問いかけ、本当にしたいことは何なのか考えるチャンスかもしれない、と告げる。

一方、市長の清忠(岸部一徳)は、忠子の夫・哲郎(小泉孝太郎)に命じ、澪の過去を調べさせていた。清忠のもとを訪れた香奈絵は、シャンソンズがテレビ出演することを報告し、妨害しないよう釘を刺す。

澪は、まひるに対して厳しい指導を続けた。だが、テレビ出演のことがバレて遥子から責められていたまひるは、とうとう耐えられなり、練習場を飛び出してしまう。
土手に座って泣いていたまひるは、そこで一希に出会う。何故ロックをやり始めたのか、とまひるから問われた一希は、歌が好きだっただけかな、と答えた。そんな一希に、まひるは、子どものころに家族揃って観に行ったミュージカルの思い出話をすると、みんなを笑顔にしたくて歌い始めたことを打ち明ける。

あくる日、まひるは、シャンソンズを辞めて就職活動に専念する、と香奈絵に告げる。練習室を訪れたまひるは、ウォーミングアップをしていた澪にあいさつをすると、何故自分を選んだのか、と尋ねた。すると澪は、ただの打算だ、と答えた。冴えないアヒルを自分の手によって白鳥に生まれ変わらせるシンデレラストーリーが欲しかった、という。澪には、まひるが歌えるようになる確信があったらしい。しかしまひるは、自分にはそんな力はない、と澪の言葉を信じようとはしなかった。澪は、そんなまひるに餞別だと言って歌を贈った。それは山口百恵の『This is my trial(私の試練)』という曲だった。

その夜、忠子は一希の部屋を訪ねた。そこで忠子は、テレビ収録の予定表を渡し、「私たちを見守ってほしい」と頼む。一希が一緒なら勇気が沸いてみんな歌える、という忠子。それに対して一希は、買いかぶるな、と返した。すると忠子は、何故澪の靴を拾ったのか、と一希に問いかけた。「歌への思いがこもったものを放置できなかったんじゃない?そのギターのように…」。忠子はそう一希に告げると、楽譜を置いて帰って行く。

美沙子のコネで外資系銀行の面接を受けることになったまひるは、エントリーシートを書き始める。が、志望動機を書くことができなかった。

スタジオ収録当日、まひるは、美沙子と一緒に上京する予定を無視して、仲間たちのもとへと向かった。駆けつけた遥子と美沙子は、強引にまひるを連れ戻そうとした。それを制したのは一希だった。一希は、まひるの手を引いてステージに戻すと、ギターのセッティングを始めた。
一希のギターで、シャンソンズのパフォーマンスが始まった。『プレイバックPart2』で力強いソロを披露するまひる。続く『イミテイション・ゴールド』でも、シャンソンズは一希とともに見事なパフォーマンスを披露した。

放送当日、就活の面接を受けに行ったまひるを除くシャンソンズのメンバーは、桜(濱田マリ)の店『Singers』に集まる。だが、放送された映像には、消えゆく町とともにシャンソンズも解散する、というナレーションが付け加えられており…。

第5話2012/05/109.1%
超セクシーダンス戦争
澪(天海祐希)率いるシャンソンズを取り上げたテレビ番組が放送された。だが、その映像には、音楽堂の取り壊しとともにシャンソンズの歴史も終わる、というナレーションが付け加えられていた。
澪は、忠子(石田ゆり子)とともに、市長の清忠(岸部一徳)に詰め寄った、すると清忠は、テレビ局からの問い合わせに応えただけであり、あとは演出上の問題だ、とうそぶく。
清忠は、忠子の夫・哲郎(小泉孝太郎)に、澪の経歴を徹底的に調べるよう指示していた。哲郎は、シャンソンズのメンバーでもある玲奈(片瀬那奈)にその役目を頼む。

就職活動中のまひる(大島優子)は、初めて一次面接をクリアし、二次面接に挑もうとしていた。そんなまひるに、同じ安見学園大学に通う学生から、シャンソンズへの出演依頼が舞い込む。シャンソンズが出たテレビ番組を見ていた学園祭の実行委員が、出演取り止めになったアーティストの代わりにライブをやってほしい、とまひるに依頼したのだ。
まひるからその報告を受けた澪は、最初は乗り気ではなかった。だが、安見学園大学の五月祭が全国ネットのニュース番組で流れたことがあると知ると、俄然やる気になる。忠子や香奈絵(久野綾希子)も、由芽市の合併先でもある安見市でシャンソンズの健在ぶりを示すことは大きな意味がある、と賛成した。

澪は、いまのシャンソンズに足りないのは「セクシーさ」だとして、今回は「ダンスナンバー」に取り組むとメンバーに告げる。澪は、実力主義でセンターを決めることにして、さっそくレッスンを開始する。目の前に一希(玉山鉄二)を座らせ、彼を誘惑するつもりで踊るよう命じる澪。だが、ダンスコンテストで優勝した経験を持つ玲奈以外は、まだまだモノにならない状況だった。澪は、セクシーさは日々の行動からにじみ出てくるものなのだから常にそれを意識するよう、忠子や玉子(菊地美香)、南(福原美穂)らに命じた。

そんな折、桜(濱田マリ)が、突然トライアスロンに挑戦すると言い残して旅立ってしまう。シャンソンズの奮闘ぶりに触発されたらしい。玲奈は、桜に代わって『Singers』を切り盛りするハメになった澪を手伝いながら、何とか情報を得ようとしていた。

澪たちは、衣装の準備やショークワイアの練習に追われていた。就職活動から戻ったまひるは、ダンスのテストを受けた。そこで、意外なダンスの才能を発揮するまひる。それを見た澪は、玲奈ではなく、まひるをセンターにしたフォーメーションに組みかえる。ショックを受けた玲奈は練習場を飛び出した。

その夜、玲奈は、帰宅しようとしていた哲郎を駐車場で待ち伏せし、私と忠子のどちらが好きなのか、と問いかけた。が、玲奈の言葉にいら立ちを覚えた哲郎は、澪のことが知りたいだけでそんなつもりはない、と言ってしまう。

別の日、思わぬ出来事がシャンソンズを襲った。大学側から学園祭の実行委員に、シャンソンズのステージを中止するよう要請があったというのだ。原因は、出演予定だったアーティストのポスター写真にシャンソンズの名前を被せてチケット売ったことが、肖像権の侵害や詐欺にあたるとネット上で騒がれたからだという。さらに、ステージ用に用意していた衣装が、何者かに切り裂かれていた。落ち込むメンバーたち。すると玲奈は、冷めた口調で、もうどうでもいい、といって練習場を後にする。
切り裂かれた衣装を見てあることに気づいた澪は、玲奈のあとを追った。衣装には、玲奈が着ている服からはがれたラメがついていたのだ。澪は、何故こういうことをしたのか、と玲奈に問いかけた。すると玲奈は、主役以外にスポットは当たらない、と言い出す。ミスコンも実は準優勝、ダンスでもまひるに負けた自分は、結局誰かの代わりの代役だ、という玲奈。その言葉に怒りを覚えた澪は、代役の何が悪いのか、と言い放った。ブロードウェイは食うか食われるかの世界、誰もが自分のパフォーマンスでスポットを浴びようと死に物狂いで戦っている――澪は、そう玲奈に言うと、強引に彼女を練習場に連れ戻した。

澪は、シャンソンズのメンバーに、今日のステージは練習場だと告げた。誰も見ていなくても自分がスターだと信じればそこはステージなる、自分を信じなければ誰ひとり魅了することはできない、と…。
澪は、手をつないで目をつぶるようメンバーに指示すると、華やかなスポットライトと満員の観客たちが待つステージをイメージさせた。誰も見ていない練習場で始まる『Dream Fighter』のパフォーマンス。一希も加わり、不器用に踊りながら歌った。澪は、仲間たちの中に加わることができないでいた玲奈を呼び入れた。全力を出し切ったメンバーの脳裏には、観客の歓声が聞こえて…。

別の日、澪のもとに元エージェントからエアメールが届く。それは立て替えた家賃の請求書だった。

澪たちのパフォーマンスに心を打たれた香奈絵は、署名活動しようと忠子に持ちかけた。すでに香奈絵のもとには、新生シャンソンズに対する応援の手紙が届いていたのだ。

玲奈は、澪にお礼を言おうと、『Singers』を訪れる。が、そこで玲奈は、エージェントから澪に届けられた解雇通知書を偶然発見してまう…。

第6話2012/05/179.2%
あなたの嘘が許せない
澪(天海祐希)のもとに、ニューヨーク時代のエージェントから家賃立て替え分の請求書が届いた。香奈絵(久野綾希子)からもらっているシャンソンズのコーチ料だけで生活をしていた澪は、金に困り、昼食代もままならない状況に追い込まれてしまう。
哲郎(小泉孝太郎)から頼まれて澪の過去を探っていた玲奈(片瀬那奈)は、澪の部屋でエージェントからの解雇通知書を発見する。しかし玲奈は、それをどうすればいいのか悩んでいた。

一方、忠子(石田ゆり子)は、みぞれ(大島蓉子)、玉子(菊地美香)らとともに、音楽堂の取り壊しに反対する署名運動を始める。まひる(大島優子)も、南(福原美穂)、忍(千葉雄大)、一希(玉山鉄二)と商店街を一軒一軒回って署名を集めていた。だが、思ったように署名は集まらず、目標の1000人分には程遠い状況だった。そんな彼女たちのもとにやってきた澪は、もっと人目を引くやり方でなければダメ、と言って歌いだした。それに合わせて、歌い出すシャンソンズのメンバーたち。すると、急にそこに、人々が集まり始め…。

署名活動の件は、すぐに市長の清忠(岸部一徳)の耳にも入る。いらだつ清忠は、結果を出せ、と哲郎を叱責した。

パチンコ店で勝負に出た澪は、玉子からのアドバイスで大勝する。澪と別れた後、市役所に立ち寄った玉子は、そこで玲奈と哲郎がもめているのを偶然目撃した。玉子は、それを忠子に伝えるが…。
そんな中、シャンソンズは、新たなテーマとしてメッセージソングに取り組む。署名運動を通じて、自分の思いを人に伝える難しさを痛感した忠子の発案だった。しかし、曲の決定に関してまたもや澪と忠子がぶつかり、お互いに1曲ずつ用意して勝負することになってしまう。
澪は、玉子とともにパチンコ店通いを続けた。そうした中で澪は、玉子がアイドル志望だったこと、そして姑や夫との関係に悩んでいることを知る。

同じころ、情報の収集に失敗した哲郎は、スパイとして使っていた玲奈との関係を清忠に問われる。井坂家から出ていくよう命じられた哲郎は、泥酔し、玲奈のアパートを訪れた。自業自得だ、といって力なく玲奈に謝る哲郎。その姿を見た玲奈は、澪の解雇通知書を彼に渡してしまう。

あくる日、澪は、自ら選曲した曲をメンバーに発表しようとする。そこに清忠と哲郎が現れた。そこで清忠は、解雇通知書をかざして澪の正体をバラし、素性を偽って集めた署名も無効だと言い放つ。
メンバーから真相を問われた澪は、清忠の言葉を否定しないどころか、自分のキャリアのためにシャンソンズを利用した、などと言い出す。その言葉に激怒した忠子は、澪の頬を張り、出ていくよう命じ…。

あくる日、澪は荷物をまとめて由芽市を出ていこうとする。同じころ、忠子は、事情をすべて知っていた香奈絵に詰め寄っていた。するとそこに、署名運動に参加した町の人たちが押しかけてくる。自分たちを騙したのだから署名はすべて取り消せ、というのだ。香奈絵と忠子はそれに応じて、頭を下げた。そのとき、クレームを言いに来た母親と一緒に来ていた子どもが、シャンソンズの歌が聴きたいとゴネ出す。それを見た香奈絵は、大事なことは嘘かどうかではなく、心を動かされたかどうかではないか、と忠子やまひるに告げる。やってきた一希は、澪がシャンソンズのために録音した『歌うたいのバラッド』を流した。まひるは、携帯電話でメンバーに連絡をとり、その音を皆に聴かせた。

練習場に集まってきたメンバーは、もう一度、澪にコーチを頼もうと決意する。そのために忠子が考えたのは、歌で伝える、ということだった。
玲奈は市役所の放送室をジャックし、市内放送でシャンソンズの歌を流した。曲は、忠子が選んだ『何度でも』だ。その歌を聴いていた澪の目から涙が流れて…。

澪のもとに駆けつけたシャンソンズのメンバーは、自分たちが澪を雇う、と告げる。澪も、その思いを受け止め…。

清忠のもとを訪れた香奈絵は、シャンソンズが合唱コンクールの県予選に出場することを告げる。

忠子は、哲郎を呼び出し、隠していることをすべて話すよう頼んだ。その際、哲郎の携帯電話が鳴った。それは、焼肉店の名前で登録してあった、玲奈からの電話だった。発信履歴から、哲郎が同じ店に何度も電話していることを知った忠子は、彼の携帯電話を奪ってリダイヤルした。電話に出た玲奈は、相手が忠子だとは知らずに、もう二度と合わない、あの夜のことも忘れる、と言って一方的に電話を切り…。

第7話2012/05/247.4%
Mあなたしか見えない
シャンソンズの面々は、由芽市を去ろうとしていた澪(天海祐希)を引きとめ、改めてコーチ役を依頼する。結束を固めて再スタートを切ったシャンソンズの姿を見た香奈絵(久野綾希子)は、市長の清忠(岸部一徳)に合唱コンクールの県大会出場を表明し、宣戦布告する。ところがその矢先、思わぬ事態が起きた。夫の哲郎(小泉孝太郎)と玲奈(片瀬那奈)の関係を知った忠子(石田ゆり子)が家出してしまったのだ。

香奈絵の指示で、ゴミ処理施設建設の市民説明会に足を運んだ澪は、音楽堂取り壊しに反対する1000人の署名を集めたことを報告する。それを知った役人や有識者たちからも、市民の声は無視できない、という意見が上がった。清忠は、澪に建設計画の再検討を約束した。が、そこで清忠は、コンクールの優勝候補である安見市の合唱団がドイツで活躍する高名な指揮者を迎え入れたことに触れ、それでもシャンソンズは優勝できるのか、と澪を挑発した。後には引けなくなった澪は、シャンソンズは優勝すると宣言し、優勝しなければ即解散する、と言ってしまう。

まひる(大島優子)や玉子(菊地美香)、南(福原美穂)らには大会用の秘策がある、と豪語したものの、実際には何のアイデアもなかった澪は頭を抱えていた。それを見抜いた一希(玉山鉄二)は、優勝できなければシャンソンズのメンバーが夢や目標を失うということだけは忘れるな、と言い放つ。

そんな折、澪は、かつて同じ劇団に所属していたパートナーで、元恋人でもあった三宅光矢(石井竜也)が、演出家としてパリ・オペラ座での公演を成功させ、帰国したことを知る。三宅は、東京で凱旋公演を行うのだという。
澪は、県大会に向けて感性を磨く必要がある等と理由をつけてシャンソンズのメンバーとともに東京を訪れた。家出した忠子も、実は東京に滞在していた。
三宅に会いに行った澪は、シャンソンズの指導をしてほしいと依頼する。しかし三宅は、昔話をしている時間はない、とそっけなかった。
同じころ、玲奈は、忠子が宿泊しているホテルを訪ねていた。玲奈は、哲郎とのことを打ち明けて忠子に謝罪した。しかし忠子は玲奈を許すことができず、あなたとは一緒に歌えない、と返し…。

三宅の稽古が終わるのを待っていた澪は、彼に頭を下げ、改めて協力を頼む。三宅とともにバーを訪れた澪は、自分ひとりの力ではシャンソンズを勝たせる自信がない、と正直な思いを打ち明けた。いままで自分ひとりでやってきた澪は、メンバーたちの夢を背負いこむ資格があるのかどうかもわからないのだという。しかし三宅は、恋より夢を選んだことを後悔していない、という澪に、間違っていないというのならその選択に最後まで責任を持つべきだと言い残して席を立ってしまう。

三宅と別れた澪は、東京タワーの近くで忠子と出会う。そこは、忠子が哲郎からプロポーズされた場所なのだという。忠子は、哲郎との結婚を清忠に反対されたため、結婚式を挙げられなかった、と澪に打ち明けた。すると澪は、結婚式を挙げなくても愛を誓いたいときに誓えばいい、過去にすがっても何も得られない、と忠子に告げ、半ば強引に彼女を由芽市に連れ戻す。

澪が桜(濱田マリ)の店に戻ると、三宅から封筒が届いていた。が、その中に入っていたのは白紙の五線譜だった。

玲奈は、澪のもとを訪れ、シャンソンズを辞めると言い出す。玲奈は、市役所も辞めるつもりなのだという。

澪は、メンバーたちの前で玲奈と哲郎の件を話し、逃げないで向き合えと忠子に告げる。このままでは県大会で優勝できない、というのだ。忠子は、晒しものにされたと憤った。すると澪は、今日は帰るよう忠子に命じた。が、忠子が練習場から出て行くのを見届けると、即座にメンバーたちにある曲の楽譜を配り…。

その夜、澪は、忠子と哲郎を練習場に呼び出す。シャンソンズの面々は、練習場を飾り付け、ヴァージンロードを用意し、忠子と哲郎に結婚式を挙げさせようとしていたのだ。初めて向き合い、お互いの気持ちを確かめ合う忠子と哲郎。澪たちは、忠子と哲郎、そして玲奈のために用意した曲、シュガーの『ウェディング・ベル』を歌い…。

玲奈が練習場の後片付けをしていると、そこに忠子がやってくる。忠子は、片付けを終えたら出ていくという玲奈に、すべてを受け入れることはできないと思うが、シャンソンズであなたと一緒にやっていく、と告げて…。

あくる日、『Singers』で大会用の選曲に頭を悩ませていた澪は、テレビで三宅のニュースを見る。そのインタビューの中で、三宅は「世界のどこでも見たことがない、自分たちにしかない作品を作っていきます。真っ白い五線譜にメロディーを描くことからステージは始まるんじゃないかと思っています。本当のオリジナリティーはそこからしか始まらない」と答えていた。その言葉を聴いた澪は、三宅から送られてきた五線譜の意味に気づく。

シャンソンズのメンバーを集めた澪は、県大会で優勝するためには、自分たちに相応しい曲――オリジナル曲で勝負することだと皆に告げる。澪は、白紙の五線譜を一希につきつけ、曲を書くよう命じて…。

第8話2012/05/318.4%
決戦!優勝か解散か!?
澪(天海祐希)は、合唱コンクールの県大会はオリジナル曲で勝負する、と忠子(石田ゆり子)やまひる(大島優子)らシャンソンズのメンバーに宣言する。誰にも真似できない、世界でたったひとつのショー・クワイアで勝負しなければ勝てない、というのだ。が、澪から曲作りを命じられた一希(玉山鉄二)は、合唱曲は書けないし、時間も足りない、と反発する。

澪は、曲の完成を待つ間、忠子や玉子(菊地美香)、南(福原美穂)らを引き連れて、優勝候補の筆頭と目される安見市女声合唱団を偵察しに行く。そこで澪たちは、安見市女声合唱団が世界的な指揮者だけでなく、管弦楽団や実力派のソリストを迎えたことを知る。しかもそのソリストは、海外でも活躍するプロの声楽家で、澪や澪の母親のこともよく知っている江見こずえ(根岸季衣)だった。

同じころ、一希は、ある事情から金策に追われていた。そんな一希に追い打ちをかけるように、勤めていた工場がとうとう閉鎖に追い込まれる。忍(千葉雄大)の必死の営業活動も実を結ばなかったのだという。一希のようすがおかしいことに気づいた忍は、メンバーに相談した方がいいのではないか、と彼に告げる。しかし一希は、それを拒絶し…。

シャンソンズのメンバーも、それぞれ困難に直面していた。就職活動中のまひるは、面接に行く予定だった会社が倒産したことを知る。南は、不景気を理由に、勤めていたキャバクラを解雇されていた。みぞれ(大島蓉子)も、夫の仕事が減ったためパートを探すという。それでも澪は、一希の曲を待ち続け、メンバーを鼓舞しながら練習を続ける。しかし、あと4日で大会用の曲を申請しなければならないという厳しい状況だった。

一方、シャンソンズの優勝はないと確信した清忠(岸部一徳)は、県大会後に音楽堂を解体する、と哲郎(小泉孝太郎)に告げる。しかも清忠は、音楽堂の跡地にゴミ処理施設を建設する以外に、密かに別の計画も進めていた。工場一帯に第2のゴミ処理場を増設し、全国の自治体から産業廃棄物を受け入れる、というのだ。

澪を訪ねてきたこずえは、安見市女声合唱団への参加を打診した。才能ある澪を引き上げられなかったことが悔しいのだという。こずえは、自分たちと一緒にやって成功する方が、ステップアップにもつながる、と澪に告げた。

澪は、高台で町を眺めていた香奈絵(久野綾希子)のもとを訪れる。そこで香奈絵は、シャンソンズが県大会で優勝すれば希望を取り戻せる、と澪に告げると、『見上げてごらん夜の星を』を歌い出す。澪も、香奈絵の歌に合わせて歌い出し…。

そんな折、澪は、一希が大切なギターをリサイクルショップに売ってしまったことを知る。澪は、一希が曲を書けない本当の理由を探るべく、忍とともに哲郎を訪ねた。一希には幼いころに生き別れになった妹がいることを知った澪は、その調査を哲郎に命じた。
ほどなく、一希が病気の妹のために送金していたことが明らかになる。ギターを売ったのも、保険がきかない新薬が出たからだった。澪と忍は、一希のアパートを訪ねた。しかし一希は、家族もいないヤツに何がわかるんだと声を荒げ、澪を追い返してしまう。

澪は、こずえからの申し出を断り、一希の曲を待っていた。忠子は、その思いを理解しつつも、代わりの曲を選ぶべきだと主張した。音楽堂に強い思いを持つ忠子は、ここで諦めるわけにはいかない、と言って選曲を始める。

音楽堂の前を通りかかった澪は、幼いころの自分の幻を見る。その後を追って音楽堂の中に入った澪は、いつもと同じ席に座っている母と幼い自分の姿を見ていた。幼い澪は、母が座る席の前列の背もたれに、母と約束した言葉――いつかスターになってここに戻ってくる、と落書きしていた。澪は、その文字を指でなぞり…。

一希のもとを訪れた澪は、亡き母の話を始めた。子どものころから最高の観客だったこと、15歳のときに病気になってしまったこと…。母は、病気のことを知って絶望する澪に、歌は歌っている場合じゃないときこそ歌うものだ、と告げたのだという。澪は、自分にとっても一希にとっても大切な場所を守るために歌が必要だ、と訴えた。
そこに、忠子と哲郎がやってくる。哲郎は、自ら買い取った一希のギターを手にしていた。澪は、いま自分たちの思いを伝えられるのは一希の曲以外にない、と言い残して立ち去り…。

あくる日、澪たちは、忠子が大会用に選んだ曲、Mr. Childrenの『蘇生』を練習していた。そこにやってきた一希は、書き上げたばかり楽譜を澪に手渡した。その曲のタイトルは『Don’t stop the music』だった。

県予選当日、最後の登場となったシャンソンズは、一希の書いた曲『Don’t stop the music』を披露した。夢を、歌を諦めない自分たちの思いを曲に乗せた澪たちは、その自由でパワフルなパフォーマンスで観客たちを魅了した。

審査が終わり、いよいよ結果が発表された。こずえたち安見市女声合唱団は第2位だった。勝利を確信し、興奮を抑えきれないメンバーたち。しかし、第1位に輝いたのは別のグループだった。司会者は、観客投票で1位だったシャンソンズは合唱を逸脱した行為により失格になったとアナウンスした。表彰式の最中、澪は、客席の入口に立つ清忠の姿に気づき…。

第9話2012/06/078.5%
号泣!真夜中のライブ
澪(天海祐希)率いるシャンソンズは、合唱コンクールの県予選で自分たちの思いを歌に乗せたショークワイアを披露して喝采を浴びたものの、大会規定に違反したとされ、失格になってしまう。市長の清忠(岸部一徳)から審査委員長に、歴史ある大会なのだからルールは厳守するよう指示があったのだという。清忠は、約束通りシャンソンズには解散してもらう、と香奈絵(久野綾希子)に告げると、音楽堂の解体工事にGOサインを出すとともに、シャンソンズに対して市民センターの使用を禁じる。

それを受けて澪は、シャンソンズの解散を決断する。シャンソンズの目標は音楽堂で公演を行って取り壊しを阻止することなのだから、一旦解散して反撃の機会をうかがうべき、というのだ。何をやっても父・清忠の気持ちが変わらなければどうにもならないことを痛感した忠子(石田ゆり子)は、自分の手でけりをつけようと決意する。が、まひる(大島優子)たちシャンソンズのメンバーは、さすがにショックを隠せなかった。

そんな中、香奈絵が、市民センターから児童館への異動を命じられる。荷物を整理していた香奈絵は、そのなかから1枚の写真を取り出して澪に見せた。それは、フォークギターを手にした、若き日の清忠の姿だった。

澪は、桜(濱田マリ)の店『Singers』に集まった忠子、まひる、一希(玉山鉄二)に、清忠の過去…音楽に対して彼が抱いているわだかまりの正体を探ろうと提案する。

みぞれ(大島蓉子)や玉子(菊地美香)は、新たな練習場を確保しようと奔走していた。が、どうやらシャンソンズには貸さないよう、通達が出ているようだった。

工場の閉鎖後、忍(千葉雄大)は、実家の写真店の仕事を手伝っていた。そこにやってきた一希は、ハローワークで職探しをしながらも歌を続ける、と忍に伝えた。

キャバクラをクビになった南(福原美穂)も仕事探しを続けていた。そんな彼女のもとを訪れたまひるは、大輝(高木星来)のためにも昼間の仕事を探した方がいいのではないか、と助言する。

清忠への接触を狙っていた澪は、市内放送でシャンソンズの歌を流し、彼をおびき出そうとする。しかし清忠は、もはや澪たちのことなど相手にしなかった。そこで澪は、忠子の家に乗り込み、清忠と対峙した。澪は、ヒッピー姿の清忠の写真を取り出し、伝統を重んじる政治家一族では異端児だったのではないか、と言って挑発した。すると清忠は、父が建てた音楽堂が町を財政難に追い込んだ諸悪の根源だ、と澪に言い放つ。報告を受けた香奈絵は、憎んでいるということはまだ愛していることだから、清忠に響く歌があると思う、と澪に告げ…。

南は、まひるのつてで、彼女がアルバイトをしていた弁当店で働き始めた。そこに、南の元夫(黒石高大)が現れ、息子の大輝のために買ってきたおもちゃを手渡す。

同じころ、一希は、忍の実家で、清忠の写真を見つける。それは、1978年に清忠が音楽堂でフォークコンサートを開いたときの記念写真だった。それを見た忠子は、清忠にその話を切り出した。そこで清忠は、かつては音楽で世の中を変えられると信じていたが父親に自分の音楽を認めてもらえなかったこと、仲間を集めて音楽堂でコンサートを強行したもののチケットは売れずに借金を抱えこみ、仲間も未来も失ってしまったことを忠子に話す。

忠子は、清忠の話を澪たちに伝えた。それを聞いていた南は、元夫の話をする。南は、元夫が大輝のために買ってきたものを、全部残してあるのだという。いつか大輝が父親のことを知りたいと思ったときに愛されていたことがわかるように、という思いからだった。南の話を聞いていた澪は、蔵の中に放り込んであるという清忠の父親の遺品の中に何かあるのではないか、と言い出す。その言葉を聞いて『Singers』を飛び出した忠子は、哲郎とともに蔵の中を調べ始めた。そこで忠子は、1本のカセットテープを発見し…。

澪は、シャンソンズのメンバーを集め、市民センターに忍び込むと、清忠に電話をして彼を誘い出す。そこで忠子は、蔵から発見したカセットテープを清忠に見せた。それは、野外音楽堂のコンサートに出演した清忠の歌を録音したものだった。清忠の父は、東京までそのコンサートを見に行っていたのだ。しかも、そのラベルには1曲ごとに感想も書かれており、その最後には、「いつの日か、音楽堂を観客でいっぱいにする姿を見たい」と記されていた。
忠子は、動揺している清忠に、「もう一度、お父さんが失った日々を思い出して」というと、語りかけるように『たしかなこと』を歌い始めた。その歌に合わせて、歌い出す澪たち。忠子は、清忠にそっと寄り添って抱きしめ…。

あくる日、清忠は、音楽堂の使用許可書を香奈絵に手渡す。清忠は、音楽堂は予定通り取り壊すが、昔自分が失った1日をあげよう、と香奈絵に告げた。

澪は、市民センターに集まったメンバーたちに、シャンソンズの復活を宣言した。音楽堂の解体は止められないかもしれないが、1%でも望みがあるのなら勝負する、という澪に、メンバーたちも力強く頷いた。

香奈絵は、使用許可書を手に市民センターに戻った。が、そこで香奈絵は、突然胸を押さえて倒れ…。

第10話2012/06/148.8%
夢か仲間で運命の選択
澪(天海祐希)や忠子(石田ゆり子)らシャンソンズの面々は、市長の清忠(岸部一徳)から音楽堂の使用許可を得る。音楽堂の取り壊しは覆せなかったが、その前に1日だけ、公演を行うチャンスを得たのだ。澪は、1%でも望みがあるのなら勝負する、とまひる(大島優子)たちメンバーに宣言すると、さっそく練習に取り掛かった。ところがその矢先、香奈絵(久野綾希子)が突然倒れ、病院に運び込まれてしまう。
検査の結果、香奈絵は心臓に疾患があり、早急に手術をする必要があるという。麻酔から目を覚ました香奈絵は、付き添っていた澪と忠子に、シャンソンズのコンサートが見たいから手術を受ける、と告げ…。

澪から香奈絵の病状についての報告を受けたシャンソンズのメンバーは、動揺を隠せなかった。澪や一希(玉山鉄二)は、こんなときだからこそ歌うべきだとメンバーを鼓舞し、レッスンを開始する。そこにやってきた清忠は、音楽堂が将来に渡って採算が採れるという可能性を証明できるのなら取り壊しは撤回する、と澪たちと約束した。そのためにはまず、今回の公演でシャンソンズが最低でも1枚2000円のチケットを1000席分さばかなければならなかった。澪たちは、レッスンと同時に公演の準備やプロモーション活動に奔走する。

そんな折、香奈絵に代わって、哲郎(小泉孝太郎)が市民センターの臨時館長に着任する。清忠が命じたのだという。
同じころ、由芽市にある人物がやってくる。それは、ニューヨーク時代、澪のエージェントを務めていたピート佐藤(草刈正雄)だった。桜(濱田マリ)の店『Singers』に現れたピートは、澪に新作ミュージカルのオファーがあったことを伝えた。以前、澪もオーディションを受けたことがある高名な演出家から、新作ミュージカルの主演に澪を使いたい、という指名があったのだという。しかし澪は、カメラテストの撮影には応じたものの、シャンソンズの公演や香奈絵のこともあり、その話を受けようとはしなかった。

香奈絵の手術が始まった。再び澪の前に現れたピートは、澪がカメラテストを通ったことを伝え、航空券を差し出す。演出家が、来週からリハーサルを始めたいと言っているのだという。それでも躊躇っている澪に、ピートは香奈絵の話を明かした。香奈絵は、13年前に澪が渡米したときからずっとピートと連絡を取り続けていたらしい。しかも、澪がブロードウェイに返り咲く日がくることを信じ、由芽市に来てからのこともピートに報告し続けていたというのだ。

香奈絵の手術は無事成功した。ピートは、付き添っていた忠子に、澪のことを打ち明け、ニューヨークに帰してやってほしい、と頼んだ。

病室を訪れた澪は、眠っている香奈絵に向かって、揺れ動いている心情を告白する。そして、『あの鐘を鳴らすのはあなた』をそっと歌い始める澪。静かに目を覚ました香奈絵は、澪に微笑み…。

忠子は、澪の件をシャンソンズのメンバーに話した。まひるは、コーチには夢を追いかけてほしい、と皆に訴えた。みぞれ(大島蓉子)、玉子(菊地美香)、南(福原美穂)、そして玲奈(片瀬那奈)も同じ思いだった。不安を口にした忍(千葉雄大)に、一希は、澪がいなくても自分たちがやるべきことをやるだけだ、と言って励ました。

練習場で忠子と一希が選曲をしていると、澪がやってきた。忠子は、シャンソンズのメンバーひとりひとりが何をするべきか考え、行動していることを話し、もう心配しなくていい、と澪に言った。そこに戻ってきたまひるたちも、ブロードウェイに行ってほしい、と澪に頼む。すると澪は、ここに残ると返した。ブロードウェイの夢は捨てていないが、いまの夢は音楽堂のステージ立つことだというのだ。「私は私自身のために残るの。なぜなら私は…あなたたちと一緒に唄いたいから」。澪は、そう言うと、練習を兼ねた一大プロモーション計画を提案する。

澪たちは、市内の各地にちらばり、市内放送で流れる音楽に合わせて『ハピネス』を歌った。商店街で、スーパーの前で、公園で、大学で歌うシャンソンズのメンバーたち。桜も『Singers』の前で歌った。集まってきた人々も、シャンソンズの歌に合わせて歌っていた。ところがそのとき、思わぬ事態が発生する。建設業者が、予定を早めて音楽堂の取り壊し準備を始めたのだ。知らせを受けた澪たちは、音楽堂に駆けつけるが…。

第11話2012/06/2110.1%
涙のラストソング
澪(天海祐希)たちシャンソンズは、音楽堂での公演に向けて準備を進めていた。ところがその矢先、何の予告もなしに音楽堂の解体工事の準備が始まってしまう。音楽堂に駆け付けた澪や忠子(石田ゆり子)、一希(玉山鉄二)らは、現場監督に詰め寄り説明を求めた。現場監督は、解体工事が明後日に繰り上がった、とだけ答えると、文句があるなら元請けの安見重建に言え、と澪たちに告げる。

市長の清忠(岸部一徳)は、哲郎(小泉孝太郎)から、音楽堂の解体工事を始めとするゴミ処理施設建設に関わる孫請け業者が、由芽市の業者からすべて安見重建の関連会社に変わっているとの報告を受ける。安見重建の経営者は、安見市市長・鴻池(ミッキー・カーチス)の三男、瞬也(長谷川朝晴)だった。談合の可能性を感じ取った清忠は、哲郎とともに鴻池の元へ押しかけた。しかし鴻池は、由芽市の業者は審査基準に達していなかった、などとうそぶき…。

清忠とともに桜(濱田マリ)の店『Singers』にやってきた哲郎は、今回の合併話は、最初から鴻池らが私服を肥やすために仕組んだものではないか、と澪たちに話す。そこで清忠は、コンサートをやるよう澪たちに告げ、コンサート日時の繰り上げを提案する。続けて清忠は、安見重建のことは自分が何とかするから、音楽堂を1000人の観客で埋めて未来への可能性を見せてほしい、と澪たちに告げる。清忠の思いも受け止めた澪は、取り壊し工事の前にゲリラライブを行うと宣言し、チケットを買ってくれた人たちへの連絡、歌とダンスの習得、さらには会場や衣裳の準備などを1日ですべてやり遂げよう、とシャンソンズのメンバーに告げた。

新メンバーとして桜を迎えたシャンソンズは、さっそく行動を開始した。一希と忍(千葉雄大)が勤めていた工場の仲間たちや、南(福原美穂)の後輩レディースも協力していた。
一方、まひる(大島優子)は、上毛テレビを訪れ、『こんにゃくイブニング』のディレクター(山本栄治)にシャンソンズの公演を取材してほしい、と頼む。最初はためらっていたディレクターも、これがスクープになると知ると興味を示した。
同じころ、清忠は、鴻池が瞬也を合併後の新市長につかせようとしていることを知る。清忠は、鴻池たちのことを詳しく調べるよう、哲郎に命じた。

その夜、澪の部屋にやってきたまひるは、1枚の家族写真を見せる。それは、幼いころに家族でミュージカルを見に行ったときの記念写真だった。実はそのミュージカルとは、澪が渡米する前の、最後の主演公演だったというのだ。まひるは、そのことを澪に話すと、明日は精一杯頑張ると誓った。

公演当日の朝、母の墓前を訪ねた澪は、コンサートのことを報告し、母のために用意した1枚のチケットを置いた。これからも夢を追い続ける――澪は、そう母に誓い…。

市民センターに集まったシャンソンズは、公演の最終確認をする。そこで澪は、またもやシャンソンズという名前はダサい、と言い出す。が、シャンソンとは本来“歌”という意味であり、喜びや希望、情熱を込めた心そのものなのだから、ダサいが最高の名前だと続けた。

同じころ、哲郎は、由芽市と安見市の合併評議会に出席する。哲郎はその席で、清忠の後を継いで新市長選に出馬すると宣言するとともに、鴻池にゴミ処理場建設をめぐる談合の証拠を突きつける。すでに公正取引委員会も動いていた。

澪たちは、重村(飯田基祐)や南の後輩レディースたちが解体作業員たちの気を引いている間に音楽堂に潜入する。警備員や作業員たちは澪たちを止めようとした。するとそこに、シャンソンズ公演のチケットを買った客たちがなだれ込み、こんにゃくイブニングのクルーもやってくる。現場監督らは、もはや澪たちに手出しができなかった。

満員の観客で埋め尽くされた音楽堂で、シャンソンズの公演が始まった。オープニング曲は『YAH YAH YAH』だ。
敗北を知った瞬也は、重機に乗り込み、腹いせに音楽堂正面に置かれている像を壊そうとした。その前に立ちはだかったのは、清忠だった。

最後の曲は、シャンソンズのオリジナル曲『Don’t stop the music』だ。澪は、香奈絵や哲郎とともに客席にいた清忠に、音楽堂の存続を認めさせると、観客たちに礼を言ってステージを去ろうとした。そのとき忠子が、旅立つ澪への贈り物だといって、もう1曲聴いてほしいと言い出す。澪は、まひるに促されて母のために用意した席についた。忠子たちが澪に贈った歌は、『Hello,my friend』だった。静かにシャンソンズの歌を聴いていた澪の目から涙がこぼれた。

鳴り止まないアンコールの中、ステージに上がった澪は、仲間たちに感謝の気持ちを伝えると、アンコールに応えた。曲はシャンソンズが初めて歌った『風になりたい』だ。清忠や香奈絵、哲郎をはじめ、家族や仲間たちもステージに上がり、シャンソンズと一緒に歌い…。

こんにゃくイブニングが制作したシャンソンズと由芽市の再生物語は、キー局のニュース番組でも放送される。由芽市と安見市は対等合併してゆめみ市として生まれ変わった。ゴミ処理施設は、代替地に建設されることになり、その工事には旧由芽市の工場も参加することになった。

まひるは、リブレミュージックファクトリーでインターンとして働き始める。退院した香奈絵は、市民センターの館長に復職した。するとそこに、シャンソンズへの入団希望者が押し寄せ…。

澪は、荷物をまとめて旅の準備をした。夢をつかむために、澪は、由芽市に別れを告げ、再びニューヨークへと旅立ち…。

   

【カエルの王女さま】スタッフ

                  

【カエルの王女さま】出演者

                  
2012春ドラマ