【無料動画視聴】毒 <ポイズン>【あらすじ】

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毒 <ポイズン>

2012秋ドラマ【毒 <ポイズン>】

放送局
日本テレビ
放送開始日
2012/10/04
放送時間
木曜23:00~
主題歌
YU-A【優しい顔で近づかないで】

誰にでも一度くらいは<あの人さえいなくなってくれれば…>と考えた事があるはずだ。
出世の障害になる人物が現われたとき。
親友が自分の恋人を奪ったとき。
セクハラ上司からしつこく何度も嫌がらせを受けたとき。
法で裁けない悪人がのうのうと生きていると知ったとき。
だが、そういう場合でもほとんどの人は何もしないで我慢する。
殺人の代償は大きいと知っているからだ。
しかし、誰にも疑われず人を死に至らしめる毒薬があるとしたら、どうだろう…?
科学者の松井博士は究極の毒薬を開発する。
その毒を飲んだ人は、24時間後に心臓麻痺を起こし、死亡する。
そして、その毒は絶対に検出されない。まさに、悪魔の毒薬だ。
完全犯罪を可能にする究極の毒薬が手に入ったら、人はそれを使うだろうか?
使ってしまった人間は、一体どうなるのだろうか―?

   
   
第1話2012/10/043.7%
男が恋人を殺すとき
わずか一滴で致死量に達し、しかも検出不可能、効き目は24時間後に現れる…そんな完全犯罪を可能にする究極の毒薬があるとネットで噂になっていた。 その毒が、警視庁捜査一課でも噂になっていた所、元交通課の笹本直美(臼田あさ美)が捜査一課に転属されてきた。警視庁捜査一課特別犯罪捜査係の係長、刀根山唯人は死亡原因が不明の不審遺体が相次いでいるため、刑事を増員したと部下の千葉健介(渡辺いっけい)、中野耀太郎(木村祐一)たちに説明する。そして直美は、毒の存在を否定する千葉とコンビを組むことになる。

海外サイトで完璧な毒薬について調べる雑誌記者の秋本俊二(小泉孝太郎)。サイトには開発を主導したのは手の甲に数字の傷跡がある日本人の科学者と書かれていた。結婚を約束する恋人のレイカはこの出版社の社長の娘。秋本には明るい未来が待っていたが、一つの悩みを抱えていた。それが地味な派遣OLをしている高校の同級生、大津真由美(前田亜季)の存在だった。たまたま地元で再会し、酒の勢いで関係を持った2人。真由美は上京し、2人は水、木、土曜に会う関係が半年続いていた。秋本は真由美の古アパートを訪ね、別れを切り出そうとするが、逆に真由美から妊娠2ヶ月とわかったと報告されてしまう。

真由美の妊娠の報告に思い悩む秋本は帰り道、黒いハット、コート姿の松井十一(綾部祐二)に声をかけられる。手の甲に数字の傷跡がある松井は、完全犯罪が可能な毒薬を持っていた。松井は「使うか使わないかは自由です」と言って秋本に毒の瓶を手渡す。後日、秋本はレイカの父親である社長の小出に誘われ、高級レストランで食事をする。「娘を泣かせるようなことがあったら、絶対に許さん。結婚するなら、きちんと身辺整理はしておけ」と小出に脅され、秋本はますます追い込まれる。その夜、秋本はポケットに毒の瓶を忍ばせ、真由美のアパートを訪ねる。秋本が妊娠を祝おうとすると、真由美は嬉し涙を流して心から喜ぶ。真由美は小さなテーブルに粗末な食事を並べ、秋本は真由美が作ったひじきに田舎を思い出して涙ぐむ。最後まで悩んだ秋本だったが、真由美が席を立った隙にカップに毒薬を一滴垂らす。そして真由美は、何の疑いもせずにそのカップを口に運ぶ。

翌日の夜、バーで24時間経つのを待っていた秋本は松井に声をかけられる。松井は懐中時計を見つめながらカウントダウンを始め、24時間経過と同時にライターの火を消し、人生を切り開いたと秋本を祝福する。翌朝、秋本は編集長から、ラブホテルで女性の死体が発見されたので取材に行けと命じられる。現場にやってきた秋本は捜査中の千葉から話を聞いて愕然となる。発見されたのは真由美の遺体だった。死因は心臓麻痺で、千葉は派遣OLだった真由美が売春婦もしていたと睨んでいた。

直美と千葉は真由美のアパートも捜査。千葉は一緒にホテルに来た男性は真由美が突然死亡し、怖くなって逃げたと推理し、事件性はないと考える。この後、取材を進めていった秋本は真由美の意外な素顔を知る事になる。普段は真面目で清楚な雰囲気の派遣OL。だが、日曜から火曜までの夜は派手なメイクと服装になり、会社重役の藤尾と愛人関係を持っていた。藤尾は真由美に800万円を貢いでいたという。しかし、真由美が死んだ金曜は会っていないと証言し、他にも男がいる可能性が浮上する。

そして、直美と千葉は金曜に浜田という男が真由美と会っていた事を突き止める。浜田は愛人として金曜だけ真由美と会っていたが、自分は殺していないと無実を主張する。その日、浜田は真由美が突然ベッドで呻き出した証言する。直美は、愛人が2人いたとは思えない真由美の質素な生活を疑問に思うが、解剖の結果、薬物を使用した形跡はなく、突然死として捜査は終わる。だが、解剖によって驚きの事実が明らかになっていた。

秋本は真由美の事がわからなくなり、最後に合鍵を使って真由美のアパートに入る。間もなく、そこに直美がやってくる。直美は独自に捜査し、水、木、土曜に秋本と真由美が会っていた事に気付いていた。直美は真由美が全身をガンに冒され、余命はもって半年だったと告げる。この事実に言葉を失う秋本。直美は思い出した事があったら話してほしいと言って去っていく。

秋本はふと、花の萎れた植木鉢に目を留め、生前に真由美が「私がいない時は面倒を見てね」と話していた事を思い出す。植木鉢をひっくり返すと、そこには真由美の遺書と秋本名義の通帳が入っていた。通帳には1200万円ほど貯金されていた。秋本と再会した時、すでにガンに冒されていた真由美。残された命を秋本に捧げようと決意した真由美が自分の代わりに夢を実現してもらいたい、もっと良い取材をしてもらいたい、と願って貯めたものだった。秋本は最愛の女性を殺してしまった事を後悔して…

第2話2012/10/113.5%
女がストーカーを殺すとき
わずか一滴で人を死に至らしめ、どんな科学捜査をしても絶対に検出されない毒薬。しかも効き目は24時間後に現われる。そんな完全犯罪を約束する究極の毒薬があるとネットで噂になっていた。同僚に内緒で上司の稲垣と付き合うキャリアOLの安藤沙織(滝沢沙織)。最近、沙織はある事に頭を悩ませていた。それが会社の清掃員、水原の視線だった。右手に包帯を巻き、汚れた服を着る水原。沙織が視線を感じた時、いつも水原は近くにいた。沙織は悩んでいる事に気付いてくれた同僚の麻央に水原の事を打ち明ける。  

夜、沙織はマンションのポストに何か挟まれている事に気付く。それはナイフで切り込まれた沙織と稲垣の写真だった。その時、沙織は人の気配を感じて警察に通報する。沙織は水原の右腕の特徴を警察に説明し、対応した笹本直美(臼田あさ美)は毒薬の事を思い浮かべる。別の日、沙織はバーで隣に座った松井十一(綾部祐二)に声をかけられる。松井は完全犯罪が可能な毒薬の説明をした後、毒の瓶を渡して立ち去っていく。

後日、沙織は稲垣の後を追って会議室へ入り、悩みを打ち明けようとする。だが、偶然、麻央が会議室に来てしまい、沙織は相談しそびれてしまう。残業中、沙織はうっかりコーヒーカップを倒し、麻央の机の重要な契約書にコーヒーがかかってしまう。沙織は麻央が書類をなくした事にしようと企み、書類をシュレッダーにかける。その時、視線を感じた沙織が振り向くと、そこには水原が立っていた。水原は「あなたは僕の天使。心配しないで下さい」と無表情のまま口外しない事を約束。沙織は凍てついて息を呑む。

翌朝、沙織が出勤すると、水原が稲垣に頭を下げていた。水原は沙織を守るため、自分が契約書を間違って捨てたとウソをついたのだ。水原は「僕の気持ち、忘れないで下さい」と沙織に言い残して去っていく。帰宅した沙織は部屋の異変に気付いて怯える。稲垣にもらったガラスの靴が割られていた。沙織は汚い包帯の切れ端が落ちている事に気付き、水原の仕業と察する。沙織は水原に殺意を抱き、バッグから毒薬を取り出す。

翌日、沙織はコーヒーに毒薬を一滴垂らし、水原がいるロッカールームへ向かう。沙織は前日の事を感謝し、水原にコーヒーを差し出す。水原は嬉しそうにコーヒーを口につける。次の日、沙織は24時間経過するのを自宅でそわそわしながら待っていた。その時、水原が部屋の前にやってくる。水原は苦しみながら部屋に入ってくると、合鍵を差し出して絶命する。沙織は駆けつけた直美、千葉健介(渡辺いっけい)に水原がストーカーだったと説明。水原の包帯を解くと、そこにはSAORIの文字と天使の絵の刺青が彫られていた。  

水原の死因は心筋梗塞で、千葉は不審死として捜査を打ち切ろうとする。だが、直美は水原が沙織の部屋の合鍵を手に入れた方法が引っ掛かっていた。直美は噂の毒薬が関係していると疑い、千葉と一緒に沙織に会いに行く事に。沙織がマンションに帰ると、毒薬を受け取りに来た松井が待っていた。この後、直美はすれ違った松井の手の傷に気付き、後を追いかけるが途中で見失ってしまう。その時、係長の刀根山唯人(坂本あきら)から連絡が来て、直美は合鍵から水原ともう1人の指紋が検出されたという鑑識の結果を知る。  

その頃、沙織の部屋に麻央がやってくる。麻央はガラスの靴を見て、自分も稲垣に同じ靴をもらったと明かす。麻央は状況が理解できない沙織に稲垣と交際していた事を告白。麻央は稲垣に振られたのは沙織がちょっかいを出したのが原因と考えていた。合鍵を作ってガラスの靴を壊した犯人は麻央だった。ずっと沙織を襲うチャンスを窺っていた麻央。それをいつも邪魔していたのが水原だった。麻央はナイフを持って沙織に襲い掛かり、駆けつけた千葉が助けに入る。数日後、水原のロッカーから薄汚れた日記が発見され、そこには驚くべき内容が綴られていた…。

第3話2012/10/183%
刑事が容疑者を殺すとき(前編)
わずか一滴で人を死に至らしめ、どんな科学捜査をしても絶対に検出されない毒薬。しかも効き目は24時間後に現われる。そんな完全犯罪を約束する究極の毒薬があるとネットで噂になっていた。4年前、警視庁捜査一課特別犯罪捜査係の中野耀太郎(木村祐一)はある男の口を割らせようとやっきになっていた。当時、少女3人が失踪して遺体となって発見される事件が発生。やがて、近くの公園で少女に声をかけていた原田義人(堀部圭亮)が容疑者として浮かび上がる。原田の自宅からは死亡した少女の衣類も発見される。

中野が取り調べをするが、原田はその衣類を拾ったと証言。中野はふざけた態度に怒って原田を殴りつけてしまう。すると、原田は「後悔しますよ」と忠告し、中野の娘の話題に触れる。原田は刑事たちの話を聞いて中野に娘がいる事を知っていた。中野は原田が犯人だと確信するが、結局、原田は証拠不十分で不起訴になる。原田は釈放され、犯人は未だに捕まっていなかった。非番の日、中野は団地内にある公園の砂場で娘の浩子(藤井杏奈)と遊んでいる時に声をかけられる。それは原田だった。

原田は同じ団地に住んでいて、自治会の副会長をしていた。原田は浩子をねっとりと見た後、薄笑いをして去っていく。中野は不気味な原田に背筋が寒くなり、浩子を連れて急いで家に戻る。中野は浩子を砂場に連れて行くなと妻の中野エリ子(遊井亮子)に忠告し、中野がいた事を伝える。中野は自分を恨む原田に仕返しされる事を心配していた。翌日の買い物帰り、エリ子が目を離した一瞬の隙に、浩子は姿を消してしまう。

エリ子から連絡を受けた中野が急いで帰宅すると、間もなく、原田が浩子を連れてやってくる。中野は原田が連れ去ったと決めつけて殴り掛かるが、浩子はおじちゃんに助けてもらったと原田を庇う。原田は不審な男と一緒にいる浩子を見かけ、声をかけると、その男は逃げて行ったという。原田は恩を仇で返されたと小言を言って帰っていく。エリ子は助けてくれた原田に謝るべきだと中野を説得。エリ子は殴られた原田が訴えれば、中野は警察を辞める事にもなりかねないと心配する。中野は原田の存在に苦悩する。

千葉(渡辺いっけい)は直美(臼田あさ美)が沙織(前回のストーカー被害者)から「マツイ」と言われて渡されたコインの事を係長の刀根山に報告。直美はこのコインが究極の毒薬の開発を主導した松井に繋がる重要な手掛かりになると考えていた。このやりとりを話半分で聞いていた中野は警察署を出た後、手の甲に数字の傷跡がある松井十一(綾部祐二)と遭遇する。松井は中野に声をかけた後、ポケットから毒の瓶を取り出す。中野は松井を警察に連行しようとするが、松井は警察に行けば、あなたはこの毒が使えなくなると発言。松井は完全犯罪が可能な毒薬の説明をした後、毒の瓶を中野に渡して立ち去っていく。

この後、直美は問題のコインがどこの硬貨かを突き止める。そのコインは13年前に東欧の小国、ストロバキアで1年だけ流通していた銀貨だった。翌日、直美はコインの事を刀根山に報告中、中野がいない事に気付く。中野は仕事を早退して公園で遊ぶ浩子を見守っていた。直美は最近様子がおかしい中野の事が心配になって公園にやってくる。中野は直美が11歳の時に他界した父、笹本雄一の事を知っていた。ある事件を追いかけている時に自殺した雄一。当時の雄一は子供の直美から見ても思いつめた表情をしていたという。直美は、死ぬ直前の雄一と今日の中野は同じような顔をしていると心配する。

中野が浩子を連れて帰宅すると、エリ子は原田に謝ってほしいと懇願する。少し前に原田から病院で全治3週間と診断されたという電話があったらしく、原田に恐怖を抱くエリ子は、謝罪しないなら家を出ると中野に伝える。翌日、仕事を早退した中野は酒を持って原田の自宅を訪ね、家の中に上げてもらう。中野が謝罪すると、原田はこれまでの事は全て水に流すと約束。中野はお近づきの印に1杯飲もうと持参したウイスキーを取り出す。中野は原田がつまみを用意している隙に原田のグラスに毒を一滴垂らし、原田はうまそうにその酒を飲む。中野が時計を確認すると、時刻は午後4時だった。翌日、砂場で遊ぶ浩子は「行こう、あっちに秘密の家があるんだ」と声をかけられる。声をかけてきたのは原田だった…。

第4話2012/10/253.3%
刑事が容疑者を殺すとき(後編)
中野(木村祐一)は原田(堀部圭亮)に毒を一滴垂らした酒を飲ませ、24時間経つのを待っていた。中野が出勤後、エリ子(遊井亮子)は砂場で遊んでいた浩子(藤井杏奈)がいない事に気付く。浩子に声をかけて連れて行ったのは原田だった。沙織(第2話ストーカー被害者)から渡されたコインの事を調べていた直美(臼田あさ美)と本条透はストロバキア国立大学のHPに辿り着く。薬学部のページには2人の研究員の写真が掲載されていて、1人は手に火傷の跡がある日本人だった。直美はこの研究員が松井だと直感的に判断。このページには機密警察のHPがリンクされていて、直美は普通の研究室じゃないと考える。

エリ子が血眼になって浩子を捜していると、そこに目の焦点が定まっていない原田が現れる。原田の服のポケットには浩子の靴下が入っていた。エリ子から連絡を受けた中野は原田が連行された自宅近くの警察署へ急いで向かう。原田が毒を飲んでから24時間経過するまで4時間を残した時だった。事情を知った直美は心配して中野の後を追う。中野は取り調べを受ける原田の胸倉を掴み、浩子の居場所を問い詰める。原田は楽しそうにニヤニヤと笑い、中野は怒りが抑えられずに原田を殴りつける。原田は大袈裟に痛がり、弁護士を呼んでほしいと訴える。

原田を殴りつけた中野は、警察署の一室から出られぬよう監視される事に。24時間が経つまで残りは3時間。中野はこのままでは永遠に浩子の居場所がわかないと狼狽える。そして、残り1時間になった時、原田は警察から解放される。それを知った中野は監視する刑事から拳銃を奪い、他の刑事たちを牽制しながら警察署を出て原田の跡を追う。中野は浩子が無事に帰ってくればクビになってもいいと覚悟していた。直美は他の刑事たちと共に中野を追う。

残り23分、団地に戻った中野は管理人を連れて原田の部屋に向かうが、部屋には誰もいなかった。部屋には原田が来ていたシャツが脱ぎ捨てられていて、中野はこの付近に原田がいると判断する。この後、中野は原田が自治会の副会長をしている事を思い出して自治会室へと急ぐが、跡を追ってきた直美が中野の行く手を阻む。中野は直美に拳銃を向け、直美も震える手で拳銃を構える。直美が必死に中野を説得すると、中野は「あんなものを飲ませなかったらな」と後悔を口にする。

中野は直美の説得に応じて拳銃を下し、直美もホッとして拳銃を下す。だが、中野は説得に応じた訳ではなかった。中野は油断した直美に手刀を決めて自治会室へ向かう。中野は窓から自治会室の様子を窺い、原田を発見する。中野は部屋から出てきた所を待ち伏せして原田の額に拳銃を突きつける。中野は浩子の居場所を聞き出そうとするが、原田は知らないと答える。この後、意識を失っていた直美は銃声で目を覚まして…。

第5話2012/11/013.4%
カリスマ主婦が旧友を殺すとき
わずか一滴で人を死に至らしめ、どんな科学捜査をしても絶対に検出されない毒薬。しかも効き目は24時間後に現われる。そんな完全犯罪を約束する究極の毒薬があるとネットで噂になっていた。カリスマ主婦の大西冴子(上原美佐)は発売した料理本がベストセラーになり、雑誌のインタビューを受ける。モデル並みのルックス、並外れた料理の腕、弁護士の旦那とのセレブ生活。何もかも持っている冴子は全女性の憧れの的だった。

そんな冴子のもとに差出人不明の封筒が届く。封筒には女子高生3人が写る写真が入っていて、裏には「交渉成立!」と書かれていた。その時、冴子は帰宅した夫の修司に声をかけられてギクッとなる。冴子には夫や世間に知られたくない過去があった。後日、冴子の料理教室に新しい生徒がやってくる。その生徒は冴子の高校時代の同級生の田村美保(平岩紙)だった。高校時代、冴子は友人の美保、河村真智子(木下あゆ美)と一緒に援助交際をしており、男に睡眠薬を飲ませて現金を盗んだりしていたのだ。

料理教室授業の後、冴子は美保から声をかけられる。美保は援助交際をしていた冴子を強請ろうと企んでいた。冴子は美保も同罪だと訴えるが、冴子と違って美保には昔の事がバレて困るような家庭も仕事も名誉もなかった。美保は口止め料として100万円を冴子に要求する。夜、直美(臼田あさ美)は透に手伝ってもらい、松井の事を調べていた。ストロバキア大学薬学部の研究員だった松井(綾部祐二)の上司は機密警察で、透は毒薬が反体制側の暗殺用に使われていたと考える。直美は松井の同僚、ミハエル・カバリロフの事を調べる事に。

帰宅した修司は事務所に届いた写真を冴子に見せる。それは冴子のもとに届いた写真と同じもので、修司は自宅や事務所に写真が届く事を訝しがる。後日、冴子は美保に強請られている事を真智子に打ち明ける。結婚を控える真智子にとっても厄介な存在の美保。真智子は何もできないが、相談には乗ると冴子を励ます。その帰り道、冴子は人とぶつかってしまう。冴子は相手の手にある傷を見て、究極の毒薬を持っている松井だと気付く。松井は毒薬の説明をした後、毒薬の瓶を冴子に渡して去っていく。

後日、冴子が100万円を美保に差し出すと、美保は別の写真を取り出し、新たに300万円を要求。それはラブホテルで寝ている男をバックに男の財布を広げてピースする冴子の写真だった。帰宅後、追い詰められた冴子は震える手を押えながらポットのジュースに毒薬を数滴垂らす。翌日、冴子は用意した300万円を美保に手渡した後、ポットのジュースを美保にプレゼントする。冴子が作ったのは美保が昔から大好きだったイチゴのジュースだった。美保は毒が入っているかもしれないと一瞬ためらうが、おいしそうにジュースを飲む。

翌日、料理教室の授業中に24時間が経過。冴子の目の前で、美保は苦しみながら息絶える。現場に駆け付けた直美と透は美保の事を冴子に訊ねる。そして検視の結果、美保は心臓麻痺と判明。これまでの事件同様、毒物は検出されなかった。この後、透は美保と冴子が高校の同級生だったという事実を掴む。直美は当時の写真を見て、もう1人の友人、真智子の存在を知る。そんな折、松井は冴子の前に現われ、毒薬の瓶を返してほしいと頼むが、冴子はまだ返せないと拒否。冴子はまだ殺す相手がいるか、確認してから返すと松井に伝える。

後日、冴子に呼ばれた真智子は手作りケーキを持ってやって来る。2人がケーキを食べながら美保の事を話していると、直美が話を聞きにやってきて、究極の毒薬の話題を切り出すと、冴子は毒薬を使った証拠があるなら持ってきてと言って追い返す。疑われて迷惑だと愚痴る冴子に対し、真智子は突然口止め料500万円を要求する。真智子を友達だと思っていた冴子は困惑。冴子を強請る計画は全て真智子が考え、美保はそれに乗っただけだった。真智子はあなただけ幸せになる事が許せないと言い放つ。

冴子は毒薬を使って真智子を殺害しようとする。その時、真智子は持ってきたケーキの話題に触れる。このフルーツソースは煮込めば煮込むほど、じっくり育てた友情のように芳醇な香りを放つとレシピ本に書いてあったと嫌味っぽく語る真智子。冴子は急に不安になり、ケーキのソースを何から作ったのか訊ね、真智子は冴子が美保にあげたジュースから作ったと答える。美味しいと言って美保があのジュースをくれたという。冴子はこの事実を知って腰が抜けたように座り込み、叫び声を上げる。翌日、千葉(渡辺いっけい)は冴子と真智子が同時刻に心臓麻痺で死んだ事を直美に伝える。直美は証拠を残さずに人を殺す毒薬は存在し、松井がその薬を配っていると確信する。

第6話2012/11/084.3%
読者モデルがライバルを殺すとき
わずか一滴で人を死に至らしめ、どんな科学捜査をしても絶対に検出されない毒薬。しかも効き目は24時間後に現われる。そんな完全犯罪を約束する究極の毒薬があるとネットで噂になっていた。

今最も旬な読モランキングで1位の人気読者モデルの牧本弥生(中別府葵)。ファンが心の支えになっていて、中でも『fan』は特別な存在だった。顔も本名も知らないが、ずっと弥生を応援する『fan』のWEBサイトへのコメントはいつも的を射たものだった。そんな弥生は自分に憧れて事務所に入ってきた後輩モデル、南星久美子(岡本玲)の存在に脅威を感じる。

ある日、弥生は毎年やっているCMの仕事を久美子がやる事になったとマネージャーの大杉(徳山秀典)に教えられてショックを受ける。弥生は大杉にほのかな恋心を抱いていた。直美(臼田あさ美)は透から松井(綾部祐二)の同僚、ミハエル・カバリロフの消息がわかったと報告を受ける。カバリロフは10年前に心臓麻痺で死亡していた。そして、2人がストロバキア国立大学監獄実験に参加していたという新たな情報を掴む。

間近に迫ったガールズ・コレクションに出演する弥生と久美子は揃って雑誌記者の取材を受ける。この時、弥生は今最も旬な読モランキング1位の座を久美子に奪われた事を知る。その帰り道、弥生は松井に声をかけられる。松井は究極の毒薬の説明をした後、毒薬を弥生に渡して去っていく。翌日、弥生は『fan』からもらったメールを確認。そこには「もしどうしようもなく困ったら…」という言葉と共に電話番号が書かれていた。

弥生が思い切ってその番号に電話をかけるとボイスチェンジャーで声を変えた『fan』が出る。『fan』は弥生が久美子の事で悩んでいると察し、このままでは久美子に取って代わられてしまうと忠告。そして、弥生は『fan』からスキャンダルがあれば久美子に勝てると助言され、若い男性と手を繋いだデート写真をでっちあげる。スポーツ紙に大きく掲載されれば人気を取り戻せると考える弥生だったが…。後日、弥生はスポーツ紙を見て凍りつく。そこには久美子のセクシー写真が大きく掲載され、弥生の熱愛記事は小さな扱いになっていた。

この後、弥生は街中で腕を組んで歩く大杉と久美子を見かけて動揺する。その日の夜、『fan』から「自分の爪を見ろ このままじゃモデル廃業だ」というメールが届く。イライラすると爪を噛んでしまう弥生は傷だらけの爪を見て悲鳴を上げる。弥生はとうとう久美子を殺害する事を決意する。翌日、弥生はスタジオの控室にいる久美子に毒薬を一滴垂らしたプリンを差し入れする。スタッフに呼ばれた久美子は撮影後に食べると約束する。夜、事務所にやってきた弥生は久美子と腕を組んでいる所を見たと大杉に伝える。弥生はふざけただけと言い訳する大杉に「証明して」とキスを迫り、大杉は言われた通り、弥生にキスをする。

翌日、弥生が久美子と一緒に仕事をしている時に24時間が経過。その時、苦しみながら絶命したのは久美子ではなく、なぜか大杉だった。捜査を開始した直美は今回の事件も例の毒薬が絡んでいると睨む。弥生がプリンの事を訊ねると、久美子は大杉にプリンを食べさせてあげたと答える。久美子は自分に夢中な大杉に私を本気にさせたいなら先輩にキスしてあげなさいと命令したと弥生に告げる。

弥生が怒りを覚えながら部屋を出ていくと、直美が後を追いかけてくる。直美は大杉が食べたプリンについて弥生に訊ねる。直美は弥生がプリンに毒薬を入れたと考えていて、本当は久美子の命を狙っていたと推理する。弥生は犯行を否定するが、直美はまだ弥生は諦めていないと考える。そしてガールズ・コレクションの出場者の発表を翌日に控えた日の夜、バーにいた弥生は『fan』から電話をもらう。明日発表される出場者に弥生の名前は無いという。久美子が「弥生が出るなら私は出ない」と訴えた事が原因だった。

『fan』は久美子がいる限り、弥生は存在できないと伝え、今夜、久美子が事務所で寝ている事、台所にナイフがある事を教える。狂ったファンに襲われたと言えば誰も疑われないと暗に殺害を促す。『fan』が電話を切った後、弥生がふと横を見ると隣に松井が座っていた。松井は毒を回収させてもらったと弥生に伝える。弥生がバッグの中を探ると、すでに毒はなくなっていた。この後、弥生は事務所で寝ている久美子に襲い掛かる。

だが、布団に寝ていたのは人に見せかけたダミーだった。そこに久美子が現れ、『fan』の正体は自分だと驚愕の事実を弥生に明かす。久美子は弥生の事がずっと好きだったが、これからは私自身が弥生にとって代わると宣言。弥生は狂気にかられてナイフを振りかざす。そこに千葉(渡辺いっけい)と直美、透が飛び込んでくる。何者かが警察に通報していたのだ。弥生は精神を病んでしまい、引退へと追い込まれる。後日、直美は毒を使った可能性のある人たちの共通点を調べれば松井の狙いがわかるかもしれないと考えて…。

第7話2012/11/153.3%
部下が上司を殺すとき
わずか一滴で人を死に至らしめ、どんな科学捜査をしても絶対に検出されない毒薬。しかも効き目は24時間後に現われる。そんな完全犯罪を約束する究極の毒薬があるとネットで噂になっていた。

保険会社の営業所に勤める正田大樹(五十嵐隼士)は所長の秋山詩織(伊藤裕子)の営業記録を塗り替える成績を残して表彰を受ける。大樹は同じ営業所の事務員、吉野京子(原幹恵)と婚約していて、早く結果を出して本社に戻りたいと考えていた。夜、京子と会う予定だった大樹は詩織から残業を命じられる。昼間に社内でキスしていた大樹と京子を偶然見かけた詩織の嫌がらせだった。

詩織はねちねちと嫌みを言いながら大樹の股間にコーヒーをかける。大樹が慌てて詩織の手を払うと、コーヒーが詩織のハイヒールにかかってしまう。すると、詩織は上司命令だと言ってハイヒールを舐めろと強要。この後、詩織は外交員との飲み会に大樹を連れて行き、下戸の大樹に無理やり酒を飲ませる。その帰り道、大樹の目の前に松井(綾部祐二)が現れる。松井は究極の毒薬の説明をした後、毒薬の瓶を大樹に渡して去っていく。

翌日、千葉(渡辺いっけい)は直美(臼田あさ美)を詩織がいる営業所に連れて行く。不審死で保険の請求があったと勘繰る直美。だが、千葉は直美を保険に入れて紹介ポイントをもらおうとしているだけだった。夜、大樹は京子の自宅マンションを訪ね、営業記録を破ってから詩織に目の敵にされている事を打ち明ける。京子はもう少しだけ我慢すれば、きっと本社に戻れると言って怒る大樹をなだめる。

翌日、詩織は残業を命じた大樹を誰もいないオフィスで誘惑。本社に戻りたい大樹は一瞬言いなりになってキスをするが、すぐに我に返って詩織から離れる。翌朝、大樹が京子と出社すると、オフィスは大騒ぎになっていた。壁に詩織にキスする大樹の写真と「正田大樹は所長と寝て、営業成績を上げている!」という怪文書が貼られていたのだ。京子はショックを受けてオフィスから飛び出していく。大樹が詩織を犯人と疑って胸倉を掴むと、詩織は大樹に抱きつき、「もう本社には戻れないわよ」と耳元で囁く。

この後、大樹は京子を見つけ、詩織とは何もないと言い訳するが、京子は今は話したくないと言って去っていく。大樹は詩織を殺害する事を決意。その日の夜、大樹は毒を一滴垂らしたコーヒーを詩織に飲ませる。時刻は午後9時29分だった。翌日、京子は会社を欠勤し、大樹は理由がわからずに心配する。その日の帰り道、大樹は毒の瓶を回収に来たという松井に声をかけられる。その時、ちょうど24時間が経過し、松井は大樹に祝福の言葉をかける。翌朝、公園の階段下で詩織は遺体となって発見される。千葉と直美は営業所に現われ、大樹はバレたかもしれないと焦るが、千葉たちが話を聞こうとしていたのは京子だった。

詩織の携帯にメールが残っていて、昨晩9時過ぎに京子が詩織と公園で会っていた事が判明したのだ。階段から転落死した詩織。近所の人が女性の言い争う声を聞いていて、千葉は京子が階段から突き落としたと疑う。だが、京子は詩織と話をしていただけと容疑を否認する。透は京子が婚約者の大樹を詩織に奪われそうだった事を突き止め、千葉は話し合いがこじれ、京子が詩織を突き落したと推理する。

大樹は詩織の死亡推定時刻が午後9時30分だったと知り、階段を下りている最中に毒が効いたと考える。大樹は京子が詩織と会っていた理由が気になっていた。直美は京子が犯人なら証拠隠滅のために詩織の携帯を拾うと考え、京子が犯人ではないと推理する。そして、直美は現場の公園を再度訪れた時、階段の上にいる松井を発見する。直美が毒の事を聞くと、松井はにやりと笑う。直美が絶対に捕まえると宣言すると、松井は楽しみだと余裕の表情を浮かべる。次の瞬間、松井は直美の前から姿を消していた。直美は松井と会って、今回の事件も毒が関係していると確信する。

この後、証拠不十分で釈放された京子は、詩織と真剣に交際していた事を大樹に打ち明ける。詩織は大樹の事を京子の相手にふさわしくないと考え、大樹に嫌がらせをしていたのだ。愛し合っているのに別れを切り出した京子は自分が詩織を自殺に追い込んだと考えていた。大樹は京子の話にショックを受けながらも京子に責任はないと擁護。そして大樹は証拠が残らない毒を詩織に飲ませた事を打ち明ける。それを聞いた京子は近くにあったハサミで大樹を刺殺する。数日後、逮捕された京子は大樹が証拠の残らない毒を詩織に飲ませたと話していたと証言。直美は松井を捕まえると決意を新たにする。

第8話2012/11/224.5%
フリーターが暴力夫を殺すとき
わずか一滴で人を死に至らしめ、どんな科学捜査をしても絶対に検出されない毒薬。しかも効き目は24時間後に現われる。そんな完全犯罪を約束する究極の毒薬があるとネットで噂になっていた。甲斐由美(笛木優子)と息子の翔太は、今まさに屋上から飛び降りようとする植垣光太郎(袴田吉彦)の姿を見かける。由美たちが自殺を思い止まらせるために屋上へと急ぐと、そこでは植垣が死にきれずに泣きながら蹲っていた。植垣には自殺を阻止してくれた由美と翔太が天使のように見える。

由美は植垣を落ち着かせるため、自分のスナックバーに連れて行って話を聞く。植垣は仕事を10回もクビにされた事などを打ち明ける。由美が自分も辛い事はあるが頑張っていると植垣を励ましていると、そこに裏世界のブローカーの甲斐史郎(小沢和義)と部下の早見敏夫がやってくる。甲斐は殴った事を謝罪し、よりを戻してほしいと由美に迫る。史郎は別居中の由美の夫だった。由美は信用できないとよりを戻す事を拒み、強引に隣に座らせようとする史郎に必死に抵抗。植垣は嫌がる由美を助けようとして史郎に殴りつけられる。店を出た植垣は松井(綾部祐二)の事をネットで調べ始める。

そんな折、直美(臼田あさ美)の携帯に非通知の電話がかかってくる。電話の相手は松井だった。松井は必死に捜査する警察をあざ笑い、直美は松井がやっている事は悪だと咎める。すると、松井は「私は悪ではない。毒にも悪はない。悪は使う人間の心にある」と反論して電話を切る。この後、植垣は史郎を見送るために店から出てきた由美を見かける。一緒に帰ろうという誘いを由美が拒むと、史郎は由美に暴力を振るう。史郎が帰った後、植垣が駆け寄ると、子供に手をあげられなければ自分は殴られてもいいと話す由美。植垣は好意を抱く由美に暴力を振るう史郎に対して強い怒りを抱く。

翌日、植垣は露天商に結婚指輪を二束三文で売り払い、その半分以上のお金を返して頼みごとをする。その日の夜、早見はスナックバーを訪ね、史郎が会いたがっている事を由美に伝える。そして早見が由美の手首を掴むと、そこにサングラスに帽子を被ったニセ松井が現れる。それは変装した植垣だった。ニセ松井(植垣)は手の傷を誇示するように帽子を目深にかぶった後、究極の毒の瓶を取り出す。早見や客が偽物だと勘繰ると、ニセ松井(植垣)は勇気がある人は飲んでみればいいと挑発し、変装した露天商が試してやると名乗りを上げる。

露天商はニセ松井(植垣)が毒を一滴垂らしたグラスの飲み物を一気に流し込む。少しすると、露天商は苦しみ出して病院へと運ばれる。毒を信じ込む早見に対し、ニセ松井(植垣)は由美に手を出せば死ぬ事になると史郎に伝えろと警告して去っていく。その時、客の1人が警察に通報し、電話を受けた直美はすぐに店へ向かう。由美は植垣が変装している事に気付いてニセ松井(植垣)を呼び止める。ニセ松井(植垣)は露天商が飲んだのは水だと説明。由美が自分のために一芝居打ってくれた事を感謝すると、ニセ松井(植垣)は由美にキスをする。間もなく直美は店に駆けつけるが、すでにニセ松井(植垣)は姿を消していた。

店を離れたニセ松井(植垣)が変装を取ろうとすると、そこに早見が現れる。早見は跡を追いかけてきたのだ。早見は毒を売ってほしいとニセ松井(植垣)に頼む。ブローカーの史郎はずっと松井の事を探していた。ニセ松井(植垣)は明日の晩に毒を用意すると約束し、早見は史郎を連れて由美の店に行くと伝える。この後、店の周辺を捜索していた透はニセ松井(植垣)を見つけて店にいる直美に連絡。直美は透と合流してニセ松井(植垣)の追跡を始める。そして、ニセ松井(植垣)は十字路に差し掛かったところで言葉を失う。目の前に現れたのは本物の松井だった。直美たちは目の前に松井が2人いる事に戸惑う。

松井は警察に追われているから場所を変えようとニセ松井(植垣)に伝え、2人は別の方向へと走り出す。そして、植垣と松井は直美たちの追跡を振り切ってバーで落ち合う。松井は由美と幸せになりたいという植垣の気持ちを知っていて、究極の毒薬の瓶を置いていく。翌日の夜、植垣はバーテンとして由美のスナックバーを手伝う事に。店を開けると、間もなく史郎と早見が松井と会うためにやってくる。

植垣は毒を一滴垂らした水を史郎に運び、史郎はその水を口に入れる。閉店後、植垣は一緒にマンションに入って行く由美と史郎を見て嫉妬する。この後、植垣は松井が待つバーを訪れ、毒の瓶は返さないと伝える。植垣は自分が松井になると言ってバーから立ち去り、バーに松井がいると警察に通報。直美がバーに着いた時、すでに松井は姿を消していたが…。翌日、松井が警察署にいる直美に自ら会いに来る…。

第9話2012/11/293.1%
フリーターが暴力夫を殺すとき
松井(綾部祐二)は直美(臼田あさ美)がいる警視庁に出頭し、捜査に協力するために来たと伝える。皆が混乱する中、新たな死体が出たという通報が入る。それは由美(笛木優子)のマンションで死亡した史郎(小沢和義)だった。透は由美が毒を使った可能性があると疑う。由美は史郎が急に倒れた事から究極の毒が使われたかもしれないと考えていた。翌日、植垣(袴田吉彦)は「俺が君を守る」と由美にやさしい言葉をかける。だが、夫の死にショックを受けている由美の気持ちは複雑だった。直美は松井の取り調べを始め、毒の在り処を訊ねる。松井は自分の偽者が持っていると答える。

由美が店のクリスマスツリーの飾りつけをしていると早見がやってくる。早見は史郎が死んだ24時間前に店で飲み食いしていた事を思い出し、由美か植垣が究極の毒を使ったと目星をつけていた。早見は警察に言われたくなければ300万円用意しろと由美を脅し、植垣は早見に殺意を抱く。直美が「悪は人の心にある」という松井が以前話していた言葉の意味を訊ねると、松井は人間が善か悪かを実証するための壮大な実験をしている事を明かす。そして、今のところは悪の全勝だと付け加える松井。13年前のストロバキア国立大学の監獄実験で、どんな人間でも一旦、力を持つと途端に悪に変貌する事が証明されたという。松井は完璧な力を持った人間は悪になる事をフィールドワークで証明しようとしていた。

植垣は早見に究極の毒を飲ませるチャンスを窺い、早見が居酒屋で横の女性と夢中で話している隙に割り箸を毒のついた割り箸とすり替える。この後、直美は松井から自分の偽者が現れた店に犯人がいると教えられて由美の店へ向かう。直美は植垣という新しいバイトがいる事を千葉(渡辺いっけい)に電話で報告。電話を聞いていた松井はその男が犯人だと千葉に教えるが、千葉は松井の言う事を信用せず、自分で探れと直美に命じる。直美は史郎が最近来店したかを確認。植垣は目配せして由美に来た覚えがないと言わせ、由美は植垣に対して不信感を募らせていく。

翌日、早見は突然苦しみ出して絶命する。そんな中、植垣は由美と翔太を公園に誘う。ビルの屋上では怖がらなかったが、人見知りの翔太は植垣に怯えてしまう。この後、由美は史郎が翔太にはやさしかった事を明かす。翔太もそんな史郎を慕っていたという。松井は直美の顔を見て新たな死体が出たと勘繰り、直美は参考人の早見が死亡した事を打ち明ける。松井は人の心にも善はあると信じる直美にくだらん綺麗事と言い放つ。そして、松井は直美が刑事だった父親の影響を受けた事、その父親が不審死だった事を言い当てる。松井は直美の神経を逆撫でする発言を繰り返し、直美は感情を抑えられずに松井の頬を叩く。この後、千葉は毒の検出方法を問い詰め、松井は犯人に自白させるしかないと答える。

由美は早見が亡くなった事を知り、周りで不審死が続いている事に不安を抱く。だが、植垣はあんな社会の屑は死んで良かったと言い放ち、由美は最初の時とは別人になっていく植垣に恐怖を感じる。翌日、直美は由美に会いに行き、由美が愛する翔太の大切な父親を殺す事はないと考える。直美は植垣が犯人だと確信し、植垣を自白させるために由美に頼み事をする。スナックバーの閉店後、植垣は今夜こそ部屋に行くと由美に伝える。植垣は殺された2人の関係者が由美に復讐する事を恐れていた。由美に暴力を振るっていた史郎と由美を強請っていた早見。植垣はこの事実を知る者がいれば、由美が2人を殺したと勘違いすると考えていた。植垣は君を守りたいと訴えるが、由美はそんな植垣に怯える。

植垣は由美と翔太を家まで送り届け、強引に部屋に入ろうとする。由美は植垣を部屋から追い出し、あなたは暴力で人を支配する史郎と一緒だと言い放つ。すると、植垣は由美のために2人を毒殺した事を打ち明ける。だが、由美は翔太が大好きな夫を殺して欲しくなかったと告白。翔太のためなら史郎の暴力にも耐えられたという。その時、直美が由美の部屋に駆けつける。直美は部屋にレコーダーを仕掛けて植垣の自白を録音していた。直美が植垣を捕まえようとすると、植垣は窓から飛び降りて自殺。警察は植垣の周辺を調べるが、究極の毒を見つける事ができない。結局、究極の毒との因果関係がわからないため、拘束されていた松井は釈放される。この後、松井は由美の店のクリスマスツリーに飾られた靴下から毒の瓶を取っていく。それは植垣が由美にプレゼントしたものだった。

第10話2012/12/062.5%
刑事が毒を暴くとき
直美(臼田あさ美)は目の前に現れた松井(綾部祐二)を逮捕できなかった事を悔やみ、これまでの事件を洗い直す事にする。直美は一緒にやってほしいと千葉(渡辺いっけい)に頼むが、千葉はただ座っているだけじゃ何も解決しないと言って帰っていく。直美は毒がある事を前提にこれまでの事件を振り返る事に。最初に毒を使ったと思われるのは雑誌記者の秋本だった。秋本は自分のデスクに毒がある事を仄めかして息絶えたが、直美がデスクを調べても毒は発見できなかった。直美は松井が毒を回収しているかもしれないと考える。しかし、毒は無色透明で証拠も残らない。直美は毒を回収する理由がわからずにいた。

この後、直美は刑事部屋に戻ってきた透にも手伝ってもらう事に。直美同様、透も松井が毒を回収している可能性を考えていた。次に毒を使ったと思われるのはストーカーの影に怯えていた沙織。その時、直美は沙織の部屋に行く途中で松井とすれ違った事を思い出し、透はその話を聞いて松井が毒を取りに行った可能性が高いと感じる。この事件の時、沙織に完全犯罪が可能な毒を使ったのか訊ねた直美。だが、千葉は裏付けがないと言って直美の発言を一蹴していた。

直美はやる気が感じられない千葉を当てにしない方がいいと思っていた。透はそんな直美に千葉のデスクに置かれたノートを差し出す。千葉のノートには究極の毒について調べた事がびっしりと書かれていた。千葉が究極の毒があると疑い始めた料理研究家不審死事件、モデルマネージャ不審死事件。そして被疑者が毒の使用を告白したパワハラOL毒殺事件、松井が警察の前に現われた暴力夫殺人事件…。千葉は毒の存在を信じずにこの事態を招いた自分自身を恥じ、松井を許さないとノートに綴っていた。

その頃、千葉は何人かの容疑者が松井と会ったと証言したバーを訪れていた。そこには千葉が会いたかった松井の姿があった。千葉は毒が欲しいと松井に頼み、殺したい人がいると伝える。すると松井はその手には乗らないと言って千葉をおちょくり始める。そして松井はあなたの事を調べたと言って調査書類を出す。松井は千葉が警察内でも特殊な経歴を辿っている事を掴んでいた。千葉は込み上げてくる怒りを抑え、必ず尻尾を掴んでやると捨て台詞を吐いて去っていく。

直美は中野の事件についても洗い直す事にする。思い出すのも辛い中野の事件の事は千葉のノートにも書かれていなかった。直美にとって父親のような存在だった中野。直美は父親の笹本雄一が死ぬ直前の顔と同じような顔になった中野を心配していた。そして事件を回想している時、千葉のノートから1枚の記事が落ちてくる。それは直美の父親の死亡事件についての記事だった。千葉から口止めされていたという透は千葉が直美の父親の事件を密かに調べていた事を打ち明ける。千葉は先輩として直美の事を心配していたのだ。

直美が千葉の真意を知って驚いていると、そこに千葉が戻ってくる。千葉は忘れ物をしたと言ってノートを持って帰ろうとする。直美は千葉を呼び止め、松井が絶対に検出されないのに毒を回収する理由を訊ねる。千葉は松井がウソをついていると考えていて、回収されたら毒の秘密がバレてしまうと推理する。直美たちは人体に入ると毒性は消えるが、通常の状態だと毒性があると考え、使う前の毒を抑えれば松井を逮捕できるかもしれないと希望を持つ。

千葉が帰った後、直美は再び資料に目を通す。透はパソコンの操作中に松井が自分のサイトにアクセスしてきた人間に接触して毒を渡しているのかもしれないと考える。そして透が資料を取りに行くために席を外すと、直美の携帯に電話がかかってくる。電話の主は松井だった。松井は面白い事を教えると言って直美を呼び出す。直美が呼び出された場所に駆けつけると、松井は次のクライアントに毒を渡した事を告げる。直美は誰に渡したか問い詰め、松井はあなたの知っている人だと答える。自分の知り合いが毒を受け取るはずがないと信じる直美に対し、松井はもし使った人間がいたら私の勝ちだと告げる…。

第11話2012/12/134%
妻が夫を殺すとき
直美(臼田あさ美)に「あなたの知っている人に毒を渡した」と明かす松井(綾部祐二)。自分の知り合いが毒を受け取るはずがないと信じる直美に対し、松井は「もし使った人間がいたら私の勝ちだ」と言い放つ。小学校教師の秋吉貴之(なだぎ武)は妻の秋吉加奈子(雛形あきこ)に結婚10周年のお祝いとしてネックレスをプレゼントする。加奈子は貴之に抱きついて喜ぶが、心の中では貴之の服からいつもの女の香りがすると思っていた。しかし、結婚10年の記念日は1か月も先だった。その時、貴之の携帯が鳴り、貴之は携帯を手に慌てて部屋を出ていく。加奈子は貴之が浮気していると疑っていた。

翌朝、加奈子は交通課の飲み会で今夜は遅くなると貴之に伝える。家でのんびりしていると語る貴之は心なしか嬉しそうな顔をしていた。

刑事部屋では、直美が自分の知り合いの名前をレポート用紙に書き出していた。そこに交通課の先輩、加奈子がやってくる。加奈子は油を売っていた部下の菅原美佐を連れて帰っていく。直美は加奈子も毒を持っている可能性があると考えるが、すぐにそんな事はないと思い直す。夜、加奈子は飲み会に参加しないと美佐に伝えて更衣室を出ていく。美佐は加奈子の様子が最近おかしい事を直美に明かす。

加奈子は浮気現場を抑えるために帰宅するが家に貴之の姿はなかった。夜10時過ぎに帰宅した貴之は小学校で冬休みの準備をしていたと苦しい言い訳する。加奈子は貴之がシャワー中に貴之の携帯を確認。加奈子は携帯に残っていた貴子(新田祐里子)という女性が浮気相手と確信し、送信済みメールを開く。メールには「明日は加奈子が家にいるから無理。でも当座の生活費はなるべく早く渡すつもりだから安心して」と書かれていた。加奈子は思い当って預金通帳を確認して愕然となる。通帳からは100万円が引き出されていた。

非番の日、加奈子は急な呼び出しがあったと言って家を出ていく。直美は加奈子が毒を持っているかもしれないと疑って加奈子の自宅に様子を見に行く。すると、貴之が弾んだ足取りで家から出ていき、物陰に隠れていた加奈子は貴之の跡をつけ始める。直美はそんな2人を尾行する。加奈子が跡をつけていると、貴之はベビー用品のショップ前で大きなお腹をした貴子と密会。貴之は厚みのある封筒を貴子に手渡していた。「子供はいなくていい」という貴之の言葉を信じていた加奈子はショックを受ける。加奈子は不妊治療を受けていた。

加奈子は楽しそうにベビー服を選ぶ貴之たちを思い出し、泣きながら貴之に貰ったネックレスを引きちぎる。直美はそんな加奈子に「毒を持っているのは先輩ですね?」と声をかける。だが、加奈子は毒なんて持ってないと言って去っていく。帰宅後、加奈子はチェストの引き出しに入れられた離婚届を見つけて愕然となる。加奈子は意を決し、帰宅した貴之に預金通帳の事を問い詰める。貴之は母親に渡したと言い訳するが、明らかに動揺していた。その時、貴之の携帯に着信がある。加奈子は貴之が「今夜、お前の事を話すよ」と電話の相手に話しているのを盗み聞きする。その頃、直美は路上にいる貴子に声をかけていた。

夕食の時、加奈子は2つのワイングラスにそれぞれ毒を1滴ずつ垂らす。そして、加奈子が「私と別れてあの女の所へ行くつもり?」と訊ねると、貴之は「気付いていたのか」と言って謝り続ける。加奈子は貴之が否定しないため、浮気を認めたと判断。加奈子は「破られた誓いの言葉に乾杯」と言って毒の入ったワインを貴之に飲ませる。加奈子は貴之が飲み干したのを見届けた後、ワインを一気にあおろうとする。その時、直美と貴子が加奈子の大きな誤解を解くため、部屋に飛び込んでくる。

直美は貴子が貴之の娘だと加奈子に明かす。貴子の母親は学生時代に貴之と付き合っていて、貴之に黙って貴子の事を産んでいた。貴子は父親の貴之から貴をとって名付けられたのだ。貴子はずっと名乗らないつもりだったが、3ヶ月前に自分の夫と母親が事故に遭って急死し、助けを求めて貴之に連絡した事を打ち明ける。貴之は他の女との間にできた子供や孫がいる事を加奈子に打ち明けられず、離婚を考えるまで追い詰められていた。貴之は加奈子の事が嫌いになった訳でも結婚生活を終わりにしたい訳でもなかった。

この事実を知った加奈子は毒が入ったワインを飲んで自殺しようとするが、直美が気付いてグラスを手で払う。直美は加奈子が貴之と一緒に死ぬつもりだったと知り、加奈子が貴之の事を愛していると察する。科捜研は加奈子が持っていた毒を調べ、貴之は病院に搬送されて検査を受ける。直美は解毒情報を持っているかもしれない松井を必死に捜し回るが、見つけられないまま貴之が毒を飲んでから24時間が経過する。

だが、24時間が過ぎても貴之は生きていた。状況が理解できない直美たちの前に透がやってくる。瓶の中身はただの水道水だったという。加奈子は泣きながら安堵し、貴之はそんな加奈子を抱きしめる。直美はホッとした後、ある場所へ向かう。そこでは直美を呼び出した松井が待っていた。松井はただの水なのに大騒ぎした直美たちをあざ笑う。松井は「あなたがどうあがこうと、どう反論しようと人間の本質は悪なんです」と言い放つが、直美は決して認めようとしない。すると、松井はもう1つ試してみましょうと提案する…。

第12話2012/12/204%
テロリストが仲間を殺すとき
偽名を使ってレストランでボーイとして働く笹谷彰(板尾創路)は警視庁OBの法務大臣、大月宗太郎が来週、来店する事を知る。アパートに帰宅した笹谷は周囲に妻と偽っている結城浩美(月船さらら)に大月が店に来る事を報告。2人は夫婦を装いながら逃亡生活を送る爆弾テロの指名手配犯だった。テロリストの仲間たちを逮捕し、組織を壊滅状態にした大月を恨む2人。笹谷は顔を整形してまで逃亡を続け、大月を暗殺するチャンスを待っていたのだ。笹谷は爆弾で大月と心中するつもりでいた。

翌日、透は資料室から直美の父親、雄一の事件のファイルが消えた事に気付き、千葉(渡辺いっけい)にファイルを持ち出していないか確認。千葉は知らないと答えるが、閲覧記録には千葉の名前が残っていた。夕方、笹谷と浩美のアパートに組織を辞めた昔の仲間、柴田宏(金山一彦)が現われる。笹谷は一般人を装って恍けるが、柴田に声でバレてしまう。柴田は大月暗殺計画を警察に言うと脅して金をせびろうとしていた。浩美はたまらず金を渡して柴田を帰らせるが、笹谷は柴田の強請りはこれで終わらないと心配する。

夜、買い物帰りの浩美は松井(綾部祐二)に声をかけられる。松井は毒薬の説明をした後、毒薬の瓶を浩美に渡して去っていく。その頃、透は人通りを歩く千葉を偶然見かける。透が跡をつけると、千葉は路地裏で柴田に金を渡していた。後日、柴田は笹谷の留守中に再びアパートに現われる。浩美が金はもうないと言って追い返そうとすると、柴田は襲い掛かって肉体関係を強要する。事が終わると柴田は本棚から目当てのファイル(DVD)を見つけて内ポケットに隠す。浩美は帰ろうとする柴田を呼び止め、毒を一滴垂らしたコーヒーを柴田に飲ませる。

透は公安に千葉の事を根掘り葉掘り聞かれた後、千葉が不審な男(柴田)と会っていた事と関係しているかもしれないと直美に明かす。そして、透は直美に千葉が持ち出した雄一の事件のファイルの原本を見せる。雄一がホテルで亡くなった時、真っ先に駆けつけて、報告したのは若い頃の千葉だった。当時、千葉は捜査の応援で雄一の下についていた。その先の報告は原本からも抹殺されていて、透は千葉が雄一を殺害したという疑念を抱く。

松井はバーで大月にストロバキア大学の監獄実験について話していた。アルバイトの学生を看守役と囚人役に分けて長い間放置した心理実験。看守側の学生は1週間もせずに囚人側の友人に残忍な体罰やリンチ、虐待を行うようになったという。松井の手の火傷は看守役の友人に無理やり押された囚人の焼印だった。その時、松井は人には善も悪もなく、立場や環境、力が人を悪に変えると考えるようになったのだ。そして毒の話題になると、大月は毒を1本手元に置いておきたいと松井に頼む。

翌日、直美と透は千葉と柴田が密会している現場を目撃する。千葉は柴田から何かを受け取り、代わりに金を渡していた。直美たちは千葉と別れた柴田の尾行を始める。その時、柴田は突然苦しみ出して道に倒れ、直美は究極の毒と同じ症状だと気付く。柴田は「あいつら…。大月を…」と言い残して絶命する。浩美は新聞で柴田の死を確認すると、自分が毒で殺したと笹谷に打ち明ける。浩美は爆弾ではなく、この毒を使って大月を殺害すれば逮捕されずに済むと笹谷に持ちかける。浩美は全てを終わらせて普通の男女に戻り、笹谷と幸せな生活を送りたいと願っていた。

直美は千葉を呼び出し、柴田の事、そして雄一との関係を問い詰める。千葉は雄一が殺されたと思っているのかと確認。直美は雄一が自殺するはずがないと信じていた。千葉は「この件から手をひけ。お前もただじゃすまない」と厳しい口調で言い放って去っていく。この後、透は柴田が大月を爆弾で暗殺する計画をしていたテロ組織の一員だった事を突き止め、直美はテロ組織が毒を使って大月の暗殺しようとしていると考える。

大月の暗殺を明日に控えた笹谷と浩美。笹谷は家で待つように浩美を諭し、定時を過ぎても連絡がなかったら逃げろと伝える。浩美は笹谷から君の事が大事なんだと言われて嬉しく思う。翌日、直美は大月の秘書に電話して予定を聞き、午後1時に要人とお忍びで会食する事を知る。直美はその時に毒が使われるかもしれないと考え、透と共に急いで店へ向かう。その頃、千葉は店へ入っていく大月を物陰から見つめていた。そして食事が始まると、笹谷はスープをじっと見つめ、ひそかに毒の瓶を取り出して…。

第13話2012/12/273.1%
人が人を殺すとき
直美(臼田あさ美)と透は警視庁OBで法務大臣の大月宗太郎(佐野史郎)が食事をするレストランに駆けつける。その時、直美はクロークから出てくる笹谷(板尾創路)とすれ違う。直美はスープを飲もうとする大月を制止し、究極の毒を使った暗殺計画の情報を掴んだ事を伝える。この後、クロークで大月の薬が見つかり、直美は笹谷が怪しいと直感。直美は大月が飲もうとしていた薬を叩き落とし、物陰に潜む笹谷を見つける。笹谷は逃げようとするが、その場にやってきた浩美(月船さらら)と鉢合わせする。浩美は笹谷の事が心配になって様子を見に来てしまったのだ。

笹谷は逃げろと浩美に命じると、ナイフを取り出して大月に襲い掛かる。その時、大月のSPが笹谷に向けて発砲する。笹谷は一緒になれなかった事を浩美に謝って息絶える。千葉(渡辺いっけい)はこの一部始終を物陰から見つめていた。帰り際、大月は直美の名字を知って笹本雄一の娘かと訊ねる。大月は雄一の事を覚えていると微笑み、直美に礼を言う。夜、千葉の前に松井(綾部祐二)が現れ、大月が狙われていると知りながら何もしなかった理由を訊ねる。松井は千葉が大月を追い込もうとしている事を見抜いていた。

公安は千葉の居場所を聞くために刑事部屋にやってくるが、刀根山も千葉と連絡が取れずに困っていた。その時、直美の携帯に千葉から連絡が入る。千葉はお前だけに話があると言って直美を呼び出す。千葉は雄一が当時、警視庁の高級官僚だった大月の不正を暴こうとしていた事を明かす。千葉は大月から命令され、雄一の動きを知らせていて、あの日も雄一が宿泊したホテルを大月に教えてしまったという。千葉はスパイだったのだ。

千葉はこの事実を言えなかった事を直美に謝罪。千葉は大月が雄一を殺害したと考えていた。千葉は大月が殺害した証拠を掴むため、柴田からファイル(DVD)を手に入れたと明かす。千葉は暗号でロックされたDVDを解析し、裏を取って検察に届けろとDVDを直美に託す。この後、1人になった千葉は、跡をつけてきた不審な男に刺される。翌朝、直美たちは千葉が搬送された病院へ駆けつける。千葉は危険な状態だった。刀根山は、通り魔事件として処理するように上から指示されていたが、直美は通り魔の犯行ではないと考える。

直美はDVDの解析を透に頼んだ後、病院を出て行く。そんな直美の前に現われた松井は大月が待っていると伝え、直美は松井と大月が繋がっている事に驚く。松井をストロバキアに留学させる資金を出したのは日本にも秘密警察を作ろうと画策していた大月だった。直美は毒の開発の黒幕、そして千葉を襲わせたのも大月と考える。松井は恐ろしい大月を止める方法が1つあると言って毒の瓶を手渡し、使うか使わないかは直美に委ねる。

直美は松井に連れられ、大月がいる別荘にやってくる。直美は雄一が自殺するはずがないと信じ、あなたが殺したのかと強い口調で大月を問い詰める。すると大月は、雄一は立場をわきまえずに触れてはいけないものに触れてしまったと言い放つ。松井は大月が合鍵でホテルに入室して雄一を絞殺したと予想。松井は大月なら自殺として捜査を終了させる事も簡単だったと考える。もっと強い警察を作りたいと考える大月はそのために必要な予算をつけるために毒の実験を黙認し、国民の不安を煽ったのだ。大月の思惑に気付いて、阻止しようとしたのが雄一だった。

大月は自分が雄一と千葉を殺した事を認め、君のような末端の人間に私を逮捕する事など不可能だと直美に言い放つ。この後、大月が直美と松井の酒を作るために席を外すと、松井は大月に殺意を抱く直美の心を見透かしたように毒を入れるなら今だと伝える。大月のグラスは目の前にあった。大月は2人分のウイスキーのグラスの1つに毒を1滴垂らし、直美も毒の瓶の蓋を開けて大月のグラスを見つめる。大月は私の下で働くかと誘うが、直美はあなたを絶対に許さないと拒否。松井は奇妙な出会いを祝って乾杯しようと声をかけ、3人はそれぞれのグラスを口に運ぶ。

透はDVDの暗号を解析してファイルを確認。そこには雄一の遺体の首にあった掌紋の画像が入っていた。その掌紋は大月の掌紋と一致し、透は大月が雄一を絞殺した決定的な証拠になると確信する。警察のトップはみんな大月派で、証拠は握りつぶされる可能性が高い。それでも刀根山は警視総監に電話をかける。

酒を飲んでから23時間が経った頃、直美は松井と一緒にいた。結局、大月のグラスに毒を入れなかった直美。松井は大月を殺せたのに毒を入れなかった直美が理解できない。直美は「誰の心にも小さな英雄がいる」という雄一の教えを無駄にする事ができなかったのだ。

この後、松井は大月が直美のグラスに毒を入れていた事を教え、直美は死の恐怖に怯える。だが、直美は毒を入れなかった事を後悔していなかった。完全犯罪の毒を手にしても使えない人間もいるという直美の言葉に松井は負けを認めて去っていく。直美は意識を取り戻した千葉が入院する病院を訪ね、検察が大月の逮捕に動き出した事を報告する。その頃、松井は「誰の心の中にも小さな英雄がいる」という直美の言葉を思い出していた。別荘で自分のグラスと直美のグラスをすり替えていた松井。直美の代わりに毒が入った酒を飲んだのは松井だった。その時、24時間が経過し、松井はゆっくりと崩れ落ちる…。

   

【毒 <ポイズン>】スタッフ

原作
赤川次郎
脚本
鈴木智, 武田有起, 稲本達郎, 藤岡美暢
音楽
松本晃彦
チーフプロデューサー
堀口良則
プロデューサー
岡本浩一, 河内俊昭
協力プロデューサー
壁谷悌之, 島崎敏樹
演出
岡本浩一, 石川北二, 茂山佳則, 本田隆一
演出補
守下敏行
制作プロダクション
泉放送制作
制作協力
吉本興業
制作著作
読売テレビ
                  

【毒 <ポイズン>】出演者

松井 十一
綾部祐二
笹本 直美
臼田あさ美
笹本 直美(幼少期)
田附未衣愛
千葉 健介
渡辺いっけい
刀根山 唯人
坂本あきら
本条 透
是近敦之
菅原 美佐
上西恵
中野 耀太郎
木村祐一
ナレーション
川下大洋
                  
2012秋ドラマ