【無料動画視聴】遅咲きのヒマワリ ~ボクの人生、リニューアル~【あらすじ】

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遅咲きのヒマワリ ~ボクの人生、リニューアル~

2012秋ドラマ【遅咲きのヒマワリ ~ボクの人生、リニューアル~】

放送局
フジテレビ
放送開始日
2012/10/23
放送時間
火曜21:00~
エンディング
Mr.Children【常套句】

2012年10月期のフジテレビ火曜9時枠ドラマは、生田斗真さん主演の『遅咲きのヒマワリ〜ボクの人生、リニューアル〜』に決定しました。「最後の清流」と呼ばれる、高知県・四万十川を舞台に将来への漠然とした夢と不安を持ちながらも、変わらない平凡な毎日をもがきながら暮らす男女7人の若者たちを描く、どこか懐かしくも新しい群像ドラマです。ヒロインには真木よう子さん、共演に桐谷健太さん、香椎由宇さん、柄本佑さん、木村文乃さん、そして国仲涼子さんら同世代の個性的な俳優の出演が決定。今日も日本のどこかで繰り返されているであろう若者たちのありふれた日常を、リアルに描き出します。

本作は、1980年代の『北の国から』、90年代の『白線流し』、2000年代の『Dr.コトー診療所』などフジテレビの名作ドラマに続く、まさに2010年代の“地方モノ”ドラマの誕生といえる作品です。

生田さん演じる小平丈太郎(こだいら・じょうたろう)を始めとしたキャラクターは、「ロスジェネ(Lost Generation=さまよえる世代)」と呼ばれ、就職氷河期を生きる20代、30代の若者たち。「働きたくても働き口がない」「将来にも社会にも夢も希望も持てない」「自分の居場所が見つからない」といった、現代の若者が多く抱える現実を彼らも背負っています。そんな彼らが、四万十川の大自然と対峙(たいじ)しながら、自らの夢や希望、痛みや秘密などと向き合っていき、さまよいがちな人生をリニューアルして、遅咲きながら花を咲かせる“ひまわり”となっていく、というドラマです。

丈太郎は、時代の風潮そのままに東京の私大でゆったりとした学生生活を過ごしたのち、ゆったりとした就職活動を経て結局は派遣社員となり、そこそこの満足とそこそこの不安を抱えた日常を送るごくありふれた今どきの若者。地道な仕事ぶりや人柄が認められ、正社員採用となるはずが不意の“派遣切り”に遭い、それをきっかけに7年間付き合った彼女にも別れを告げられ、さらに、疎遠だった実家に戻ってみると役所勤めの堅実な弟が根付いていて自分の居場所はなくなっていた、という現実を突きつけられます。そして、途方に暮れていたところ、たまたまインターネットで「地域おこし協力隊」募集のページを見つけて、縁もゆかりもない高知県四万十市にやってくるところから物語が動き出します。

生田さんの相手役となる二階堂(にかいどう)かほりを演じるのは真木よう子さん。かほりは、東京の有名私立医大を卒業後、高校生時代からの夢である、がんの研究医として最前線の医局に勤務。ところが、指導医の命により、生まれ故郷の四万十の市民病院に臨床医として派遣されることに。そして、夢破れて自信を失ったまま乗った飛行機、列車で偶然丈太郎と同乗、ともに“都落ち”することになったことから、丈太郎に親近感を抱かれるも、丈太郎の能天気ぶりが気に障って仕方がないという役どころです。また、家業の金物店の跡継ぎで丈太郎が働くことになる「地域おこし協力隊」の隊長をボランティアで務める藤井順一(ふじい・じゅんいち)役に桐谷健太さん。東京へのあこがれを強く持ちつつも修学旅行以外で四国から出たことがないという地元を愛する熱い男で、丈太郎が地域にとけ込むようにあれこれ面倒をみたり、助言を送ったりする好青年を演じます。かほりが赴任する病院に勤務する優秀な看護師で、実は過去の大きな悲しみを背負いながら生きている森下彩花(もりした・あやか)役には香椎由宇さん。実は彩花は松本弘樹(柄本佑)と一緒に暮らしているのですが、そうとは知らない丈太郎に恋心を寄せられる一方、勤務する病院では臨床医としてまだおぼつかないかほりとぶつかるという役柄を演じます。高校時代のかほりの恋人・松本弘樹(まつもと・ひろき)役を演じるのは柄本佑さん。エースで4番としてチームをけん引、公立進学校でありながら甲子園県予選決勝まで勝ちのぼった高校時代を過ごすも、それが人生のピーク。過去の栄光に苦しみながら、今はかほりが勤務する病院のリハビリセンターで理学療法士の資格を取るわけでもなく、アシスタントとして日々を過ごしているという役どころです。丈太郎が住む家を管理する不動産屋に勤務する今井春菜(いまい・はるな)役には木村文乃さん。市議会議員を務める町の実力者の一人娘で、初対面の時からなぜか丈太郎に興味津々でいらぬ世話を焼いたりする春菜。その執拗なまでの猛アプローチの陰には、彼女の内なる心の葛藤があるのですが…。そして、かほりの姉で高校時代は地元のアイドル的存在だった島田(しまだ)さより役には国仲涼子さん。地元の銀行に勤める優しい夫と、ふたりの娘をもつ主婦で、幸せを絵に描いたような生活を送っています。しかし、実は東京の医大に行き、その後医師となった妹のかほり(真木)に密かにコンプレックスを抱いていて、自分の人生を見つめ直すために再び働きにでていますが…。

脚本は、二宮和也さん主演の『フリーター、家を買う』ほか数々の名作ドラマを手がけ、登場人物のきめ細やかな心模様と多くのひとの共感を呼ぶセリフ回しが高い評価を受けている橋部敦子氏。今作でも、閉塞感漂う現代社会でもがき、苦しむも、どこか前向きなキャラクターを活き活きと描いています。

プロデュースには、フジテレビ・ドラマ制作センターの成河広明。演出は、いま最も注目を浴びている演出家、石川淳一。『謎解きはディナーのあとで』、『ストロベリーナイト』、『リーガル・ハイ』と、話題のドラマを次々と送り出してきたスタッフが再びタッグを組みます。今回のドラマに関して、成河は「いま本当に難しい社会の荒波に揉まれているロスジェネ世代。30歳を目前にした時、ふと自分のこれまでの人生を振り返り、反省し、そしてこれからの人生を模索し、悩む。それは、一度は誰もがぶつかる壁です。“大人への道、待った無し”、そんな時、彼らが自らの壁、悩み、夢などと向き合う姿を真摯(しんし)に描く、現代の群像劇を制作したいと思いました。主人公・丈太郎は、ロスジェネ世代の若者を等身大に投影しながら、どこか前向きになれる寓話(ぐうわ)的なヒーローです。そんな30歳目前の若者の様々な表情や心の揺れを演じられるのは、生田斗真さんしかいないと思い、ご出演をお願いしました。生田さんのほかにも確かな演技と個性が光る俳優陣に勢揃いしていただきました。彼らが演じる等身大の登場人物たちにテレビの前の皆さんが共感し、彼らに会いたい、と思っていただければ」と語っています。

自然豊かな高知県四万十川を舞台に、等身大の若者男女7人が繰り広げる懐かしくも新しい群像劇にご期待ください!

   
   
第1話2013/10/2313.5%【演出】石川淳一
30歳目前。オレの人生やり直せますか?
28歳で派遣社員の小平丈太郎(生田斗真)は正社員への登用を目前に解雇され、7年付き合った恋人からも別れを切り出される。実家に戻ってみれば、堅実な弟の啓太郎(生田竜聖)とその家族が暮らしていて居場所はなかった。途方に暮れたそんな折、偶然見つけた高知県・四万十市の「地域おこし協力隊」の募集に目が止まる。
同じ頃、大学病院で働く二階堂かほり(真木よう子)は、出身地である四万十の市民病院への異動を命じられる。アメリカの研究所で働くことが夢だったかほりには受け入れがたいが、断ることはできなかった。
後日、丈太郎とかほりは、同じタイミングで四万十市の駅に降り立った。飛行機の中でかほりを見かけていた丈太郎は声をかけるが、受け流されてしまう。そんな丈太郎を迎えたのは、地元出身で「地域おこし協力隊」の隊長の藤井順一(桐谷健太)だった。一方、かほりには姉の島田さより(国仲涼子)の迎えがあった。
順一に連れられ市役所の「地域おこし課」にやってきた丈太郎は、課長の日下哲也(松重豊)から高齢者のサポートを頼まれる。住居も日下が手配してくれていて、そこで不動産会社の今井春菜(木村文乃)と出会う。
翌日、丈太郎は近隣住人の大村郁子(倍賞美津子)ら高齢者たちを病院へ送って行く。すると、郁子の腕のケガを心配した看護師の森下彩花(香椎由宇)が、かほりに傷の縫合を指示。かほりは、自分は内科医だと主張するが、ここでは内科だけ診ていればいいわけではない、といさめられる。
その後、かほりは病院内のリハビリテーションセンターで理学療法士のアシスタントとして働く松本弘樹(柄本佑)に会いに行く。弘樹はかほりの高校時代の恋人で、再会するのは卒業以来だった。
そんな日の夜、丈太郎が順一、日下と飲んでいると、かほり、彩花、看護師の青山薫(田口淳之介)ら病院関係者がやってくる。それはかほりの歓迎会だったが、重苦しい雰囲気に包まれていた。そんなとき丈太郎が発した不用意な一言が原因で、かほりは席を立つ。店を出たかほりを追いかける丈太郎。そんな丈太郎にかほりは、なぜ四万十に来たのか、と問いかける。丈太郎が答えないと、自分はこんな田舎の病院に来るために医師になったわけではない、と真情を吐露した。
翌朝、丈太郎が郁子の家で食事をしていると、郁子が夕飯の話を始める。自分たちは親戚のような関係なんだからと言う郁子に、丈太郎は複雑な気持ちになる。
夕方、帰宅するなり郁子に夕飯はどうするのか、と聞かれた丈太郎は、今日はひとりでゆっくりしたい、と突き放したように言ってしまう。やがて、冷静になり郁子を訪ねると、郁子は部屋で倒れていた。丈太郎は郁子を車に乗せ病院へ搬送、かほりと彩花で救命措置を行うが、郁子は帰らぬ人に。丈太郎は変わり果てた郁子と対面するも、ただ立ち尽くすしかなかった。
一方のかほりも、ショックのまま椅子に座り続けていた。そんなかほりに、彩花が声をかける。すると、かほりは生意気なことを言ってすまなかった、とそれまでの自分の態度を謝罪。彩花はそれを受け入れつつも、人間、死ぬときは死んでしまうのだ、と言った。深夜、彩花が戻ったアパートの部屋には、弘樹が寝ていた。
後日、郁子の精進落としが行われ、友人たちが明るく飲食する中、丈太郎はうつむいていた。声をかけた順一や日下に丈太郎は、ここでの仕事を雑用程度に考えていたと明かし、謝罪した。そんな丈太郎を見た順一や春菜は、丈太郎が仕事を辞めるのでは、と不安に感じる。
その後、丈太郎はかほりを誘うと、カヌーを持って四万十川へやって来る。久しぶりだというカヌーにかほりと乗り込む丈太郎。カヌーを漕ぎながら丈太郎は、郁子はここで確かに生きていたんだ、と噛みしめるように言い、かほりもそれにうなづいた。やがて、前方に川幅いっぱいに渡された無数の鯉のぼりが現れる。その圧巻の光景にふたりは子供のようにはしゃぎ…。
【紗江子】大塚千弘

第2話2013/10/309.9%【演出】石川淳一
オレの人生、花開く瞬間はありますか?
小平丈太郎(生田斗真)は二階堂かほり(真木よう子)とカヌーに乗っているときに、四万十川にかかる鯉のぼりを見た。それは、藤井順一(桐谷健太)が丈太郎を東京に帰さないため、四万十のすごさを見せようと今井春菜(木村文乃)と準備したものだった。順一は、自分が案内する前に見られてしまったことに落ち込むが、東京に戻るつもりはないという丈太郎の言葉に安心する。
そんな折、丈太郎は転んでケガをした大河内欣治(ミッキー・カーチス)をリハビリテーションセンターへ連れて行く。そこには松本弘樹(柄本佑)がいて、欣治は弘樹を見るなり握手を求めるが、弘樹は応じない。弘樹はかつて、甲子園出場をかけた県大会の決勝でエースとして登板。甲子園出場は果たせなかったが、その奮闘ぶりで未だ“四万十のヒーロー”として語られているのだ。順一から、少年野球チームのコーチが負傷したと聞いていた丈太郎は、弘樹に臨時コーチを頼むが、断られてしまう。
そんな日の夜、丈太郎は、道端にバイクを停めていた森下彩花(香椎由宇)に声をかける。タイヤがパンクし動かなくなったという彩花を車に乗せた丈太郎は、地元の名所を教えてくれと頼み、彩花は快諾する。
その後、サンリバーにやってきた丈太郎は、そこにいたかほりに声をかける。かほりは丈太郎が上機嫌な理由を見抜ぬき、彩花にはすでに彼氏がいるのでは、と言うが、丈太郎は聞く耳を持たない。そんな丈太郎は、順一から今度の日曜日に少年野球の練習に付き合うよう言われる。その日は彩花と出かける予定だったため連絡すると、彩花は自分も練習を見に行くという。
同じ頃、順一はスーパーで働く島田さより(国仲涼子)に、高校で同級だった自分を覚えているか、と声をかけた。さよりは覚えていると言いながらも、冷たく接する。
一方、弘樹の冷たい態度に傷ついた欣治は、リハビリに行かないとだだをこねる。丈太郎は、欣治に代わり田んぼの稲刈りをしながら説得を試みるが、欣治は頑なで、田んぼも止めると言い出した。
日曜日の早朝、グラウンドには丈太郎、順一、彩花、春菜がいて、丈太郎は少年たちにノックをしてやる。そんなとき、ふたりの少年が接触、ひとりが倒れ込む。そこへ、偶然近くを歩いていた弘樹がかけつけ、さらに電話で呼び出されたかほりもやって来た。少年は大事に至らなかったが念のため、かほりと彩花が病院へ連れて行くことに。
練習を再開しようとしたとき、丈太郎は少年たちに弘樹を紹介、弘樹の経歴を聞いた少年たちは練習を見てくれと頼むが、弘樹は断った。怒った丈太郎は、自分と野球で勝負し、自分が勝ったらコーチをしてくれと言うが、弘樹は受け流す。
後日、丈太郎は弘樹に会いに行くと日曜日の件を謝り、自分が無理に頼んだのは、弘樹がうらやましかったからだと言った。何かに打ち込んだことも得意なこともない自分は、まだ一度も花開いたことがないと言う丈太郎。それを聞いた弘樹は、これから花開くと思っているのか、歳はいくつだ、と鼻で笑う。丈太郎は、歳なんて関係ないと言い放つと、欣治がいかに野球で奮闘する弘樹に勇気づけられていたかを明かした。10年前、妻を亡くし田んぼを止めようとしたとき、マウンドで黙々と投げる弘樹を見て奮起、田んぼを続ける決心をしたのだ、と。心動かされた弘樹は、欣治の自宅を訪ねると、その手を取ってリハビリをやりましょう、と声をかけ、欣治もそれを受け入れた。
弘樹を助手席に乗せ帰る道すがら、丈太郎は突然、車を停めて車外へ飛び出していく。そこには、一輪のつぼみのひまわりがすっと伸びていて…。

第3話2013/11/068%【演出】植田泰史
恋をはじめるのに、理由が必要ですか?
ある夜、小平丈太郎(生田斗真)が帰宅すると、今井春菜(木村文乃)がやってくる。家屋に不具合がないかを確認しに来たという春菜は、簡単に点検を済ますと、持参したワインを丈太郎に勧める。丈太郎は酒に付き合うが、そのうち春菜はソファで寝てしまう。声をかけても起きない春菜に困った丈太郎は、二階堂かほり(真木よう子)を呼び出す。かほりがやってくると、春菜は起き出した。寝たふりをしていたのだ。自分の来訪を春菜が快く思っていないと感じたかほりは、丈太郎が好きなのかと聞く。すると春菜は、好きというより必要なのだと答える。
そんな折、丈太郎は子供たちのためにも地元の祭りを復活させてほしい、と日下哲也(松重豊)に頼む。祭りにかかる人手と費用を集められたら開催してもいいか、と聞く丈太郎に、日下は必ず地域住民の同意を得てからやるようにと念を押す。
早速、丈太郎は藤井順一(桐谷健太)らとともに、神輿や太鼓などが保管されている倉庫に出向く。神輿は修理が必要な上、子供用の神輿は見当たらない。丈太郎は、自分たちで子供神輿を作ろうと決め、地域の高齢者にカンパを頼む。
夜、丈太郎は、勤務を終え帰ろうとする森下彩花(香椎由宇)に声をかけ、祭りの件を話す。自分に手伝えることがあれば言ってくれという彩花に、祭りを復活できたら彩花からの褒美が欲しいと言う。それを快諾された丈太郎はひとり盛り上がる。
後日、丈太郎、順一、春菜は子供神輿の制作に取りかかった。そこへ、島田さより(国仲涼子)がふたりの娘を連れてやってくる。
祭りの準備が整うなか、四万十に台風がやってくると報じられ、住民たちは暴風雨への備えを始める。そんなとき、かほりが新人看護師に指示した患者の点滴の量を間違い、容態が急変する。看護師の青山薫(田口淳之介)の適切な処置で大事には至らなかったが、その後、かほりは自分のいないところで薫や看護師が文句を言うのを聞いてしまう。ショックを受けその場から立ち去ったとき、松本弘樹(柄本佑)とぶつかった。どうしたのか、と尋ねる弘樹に、かほりは平静を装った。
雨風が強まってきた頃、丈太郎はふと神輿を保管してある倉庫の窓を閉めたかが気になり車で家を出た。同じ頃、かほりも往診の依頼を受け患者の自宅へ向かっていた。途中、道路が通行止めになっていたため徒歩で患者宅へたどり着くと、女性がもだえ苦しんでいた。
一方、丈太郎は暴風のなか、ガラスが割れた窓を補強。その後、自宅へ戻ろうとするが、橋が水没していて立ち往生してしまう。そこへかほりの車もやってきた。ふたりは、倉庫へと引き返し、そこで夜を明かすことに。膝を突き合わせて話すうち、かほりは、医師として居場所がない自分の身の上を丈太郎に打ち明ける。
台風一過となった翌朝、かほりは往診した女性の自宅を訪ねた。元気を取り戻した女性は、昨日、自分のもとへ駆けつけたかほりに感謝の言葉を述べる。丁寧に礼を言われたかほりは、堪えきれず涙を流す。そんなかほりを丈太郎が見つめていた。
数日後、地元の祭りが開催され、神輿を担ぐ子供たちの元気な声が神社に響き渡った。祭りが盛り上がるなか、丈太郎は倉庫で水風船の準備をしていた。すると彩花がやってきた。作業を手伝ってもらえるか、と言う丈太郎に、彩花は突然キスをした。褒美だと言う彩花に、丈太郎は動けなくなり…。

第4話2013/11/138.9%【演出】植田泰史
大切な人の気持ち、判っていますか?
小平丈太郎(生田斗真)は、森下彩花(香椎由宇)と自宅でDVD鑑賞をする約束を取り付けた。二階堂かほり(真木よう子)は、彩花が松本弘樹(柄本佑)と暮らしていることを知らずに浮かれる丈太郎を冷静に見ていた。
そんなかほりは、両親から見合いをすすめられていた。今後も四万十で仕事を続けると決めたわけではないからと断るかほりに、義兄・島田久志(矢柴俊博)が理解を示す。島田さより(国仲涼子)はそれが面白くない。
そんな折、藤井順一(桐谷健太)が商店街を復活させるための企画を商店街の会合で発表。しかし、費用がかかり過ぎるなどと、店主たちから反発を受ける。それでも具体的な説明をしようとしたとき、ひとりの男性が、東京の人の意見を聞いてみようと丈太郎に水を向ける。焦った丈太郎は、半ば冗談で“ゆるキャラ”を作ってみてはと提案。それが採用されてしまい、丈太郎は困惑、順一はいたたまれない。
夕方、さよりがサンリバーにいると、順一がやってくる。昼間もパート先にやってきた順一に、何か用だったのかとさよりが尋ねると、順一は商店街の会合での一件を打ち明けた。それを聞いたさよりは、パートを終えて一息ついているときに、そんな話は聞きたくない、と言って席を立つ。
その日の夜、丈太郎の家に彩花がやってくる。食事を終えDVDを見ようとしたとき、誰かがドアをノックした。丈太郎が玄関を開けると、今井春菜(木村文乃)が立っていた。住居に不具合はないか点検しに来たという春菜は家に上がり込み、結局、3人でDVDを見ることになる。
後日、丈太郎は順一を訪ねると、自分には“ゆるキャラ”が考えられないので商店街の人たちにうまく話してくれ、と企画を断った。さらに、商店街の人たちのこと、順一のことを批判めいて話してしまう。すると順一は、よそ者がわかったようなことを言うな、と怒りをあらわにする。丈太郎は、その件を日下哲也(松重豊)に相談。日下は、順一のように生まれて以来30年、町から出ることなく生きてきたことがどういうことかわかるか、と丈太郎を諭した。
その夜、丈太郎は順一に会えることを期待してサンリバーに来ると、順一はおらずかほりがいた。丈太郎はかほりに、自分がいかに順一の気持ちをわかっていなかったかを打ち明けた。もう少し順一を理解していれば傷つくことを言わずに済んだのに、と後悔をにじませる丈太郎にかほりは、わかっていても言うときは言ってしまうのだ、特に自分に近い人には、と返した。
同じ頃、春菜は不倫関係にあった松浦徹(岡田浩暉)に呼び出され海に来ていた。
さよりと心を通わすことができた順一は、商店街復興計画の改定案を考え始める。
彩花のアパートの前では、別々に帰宅した彩花と弘樹が言葉を交わし、ともに部屋へ入って行き、偶然通りかかったかほりがそれを目撃する。
一方、自転車で帰宅途中だった丈太郎は、ふと見上げた空の美しさに見とれ。
【松浦 徹】岡田浩暉

第5話2013/11/209.3%【演出】石川淳一
必死に頑張るのってカッコ悪いですか?
小平丈太郎(生田斗真)が自宅で松本弘樹(柄本佑)、大河内欣治(ミッキー・カーチス)と飲んでいると、藤井順一(桐谷健太)がやってきた。さらにそこへ、日下哲也(松重豊)が呼ばれ宴会は賑やかに盛り上がる。
同じ頃、今井春菜(木村文乃)がサンリバーにいると、森下彩花(香椎由宇)が入ってくる。その日の朝に、松浦徹(岡田浩暉)といるところを見られていた春菜は気まずいが、彩花は他言するつもりはないと言う。それでも、相手は結婚している人なのかと聞くが、春菜は答えない。
夜、自宅にいた二階堂かほり(真木よう子)を丈太郎が訪ねてくる。宴会でかほりと弘樹が高校時代に付き合っていたと聞いた丈太郎は、当時の写真を見せろ、とかほりをからかった。
そんな折、丈太郎が商店街で買い物をしていると、前を歩いていた男性が転倒する。駆け寄った丈太郎に男性は大丈夫だと言ったが、丈太郎は念のため男性を病院に連れて行く。男性は弘樹の父・明彦(日野陽仁)で、診察したかほりになれなれしい態度で接する。
その日の夜、丈太郎らがサンリバーにいると弘樹がきて父親の件で礼を言った。さらに弘樹は、父親が勤めていた工務店がつぶれ仕事がなくなったために、酒を飲み過ぎていたのだ、と説明した。
数日後、順一は島田さより(国仲涼子)に電話をかけると、地域おこし協力隊の仕事を手伝ってほしいと頼む。さよりは、暇ではないと言いつつも時間を作り、順一とともに古民家の掃除にやってくる。
そんな頃、丈太郎は彩花をサンリバーに呼び出すと、以前から気になっていた彩花の誕生日を聞き出した。丈太郎は、かほりに電話をかけそのことを報告。しかし、かほりは機嫌が悪く電話を切ってしまう。丈太郎から電話が来る前、かほりは大学の教授からのメールを受信していたが、それがかほりを落胆させる内容のものだったからだ。
後日、丈太郎がサンリバーにいるとかほりがやってきた。丈太郎が電話をかけたことを謝ると、かほりも八つ当たりして悪かったと謝罪し、大学に戻れそうにない自分の近況について語り始める。それを聞いた丈太郎も、自分がなんのために頑張って働いているのかよくわからない、と心情を明かした。
それでも、数日前に取得した「救命救急講習会」の認定証を見せ、今度はその上級の講習会を受けてみようと思っていると話すと、かほりは、それをすごく意味のあることだと言った。すると丈太郎は何かを思いついたように、店を出ていってしまう。丈太郎が自転車でやってきたのは彩花のアパートだった。建物の前から彩花に電話すると、彩花はちょうど部屋を出たところだった。しかも、その後ろには弘樹がいて彩花に羽織り物をかけてやっていた。そんな光景を目撃した丈太郎は、その場に凍り付き…。

第6話2013/11/278.6%【演出】石川淳一
恋も人生も答えなんて見つかりますか?
小平丈太郎(生田斗真)は、森下彩花(香椎由宇)の部屋から出てくる松本弘樹(柄本佑)を目撃して以来、落ち着かない。その件を藤井順一(桐谷健太)に相談すると、彩花と弘樹は付き合っているのだろう、と言われさらにショックを受ける。そんなとき、二階堂かほり(真木よう子)が以前から彩花について意味深な発言をしていたのを思い出し、丈太郎はかほりを呼び出した。かほりは、ふたりが同棲しているのを認めながらも、まずは彩花に自分の気持ちを伝えるのが肝心なのでは、と助言する。
そんな頃、順一は自分に付き合い古民家の掃除をしている島田さより(国仲涼子)に、無理していないかと声をかけた。さよりは、自分の意志で来ているのだ、と笑顔を見せる。そこへ、さよりに電話がかかってくる。相手はかほりで、さよりの夫・久志(矢柴俊博)が胆石で緊急入院したことの連絡だった。後日、病室を訪ねたさよりは、夫が若い女性看護師から食事指導を受けているところに遭遇。看護師に鼻の下を伸ばしているのに、自分には冷淡な態度を取る夫に失望し、病室を後にする。そんな様子を見ていたかほりが、車のなかでひとりタバコを吸っていたさよりに声をかける。自分に同情するような口ぶりのかほりに、さよりは自分がイライラしているのはかほりのせいだ、自分に勝ったと思っているだろう、と言い放った。
同じ頃、順一は父親・利男(嶋田久作)から、実家の金物店を父親の代で閉めると聞かされショックを受ける。
今井春菜(木村文乃)は、不倫相手の松浦徹(岡田浩暉)に会えないことで追い詰められ、松浦が勤務する高知市内の短大まで来ていた。駐車場で松浦の車を見つけ駆け寄った春菜は、車内にチャイルドシートが設置されているのに気づく。子供の存在など聞いたこともなかった春菜は傷つくが、そこへ松浦と乳児を連れた松浦の妻がやって来る。最初は春菜を教え子だと妻に紹介した松浦だが、そのうち春菜をストーカー呼ばわりするように。怒った春菜は、松浦の頬を打った。
順一はさよりと再び古民家の掃除に精を出すが、休憩中、実家の事情をさよりに話した。話すうち涙がこぼれ肩を震わす順一を、さよりは後ろから抱きしめた。
そんな折、かほりを呼び出した弘樹は、仕事のこともかほりとの関係もやり直したいと思っていると話した。10年前のように自分のことを見てくれないか、と言う弘樹にかほりは驚きを隠せない。
同じ頃、丈太郎は街中をバイクで入る彩花を見つけ自転車で追いかける。かほりや日下哲也(松重豊)にアドバイスされ、自分の気持ちを伝えようと決心し、彩花を呼び止めた。彩花と対峙した丈太郎は、彩花が好きだ、と告白。しかし、彩花は丈太郎とも誰とも付き合えないと返答。一緒に暮らしている人がいるのでは、と聞く丈太郎に、何を言ってもわかってもらえないと思う、と踵を返す彩花。丈太郎はその背中に、自分は彩花のことをもっと知りたいのでどんなことでも話してほしいと言い、正面へ回る。彩花の目からは涙がこぼれ落ち、「ごめんなさい」と言うと走り去った。
丈太郎は沈下橋にかほりを呼び出すと、彩花にフラれたと話す。きちんと告白したのは初めてだったと言う丈太郎に、青春していていい、自分には好きな人すらいないんだから、と返すかほり。お前には仕事があるからいいと言う丈太郎に、かほりは、医師は人生に勝っていると思うかと聞き、忙しく仕事をして時間だけが過ぎていくのも不安なんだ、と話した。それを聞いた丈太郎は、四万十に来たときに人生を再スタートさせると意気込んだが、まだ何も始まっていない気がする、と不安な気持ちを明かした。しかしかほりは、全然焦っているように見えない、30歳目前でこんなに田舎に飛び込める丈太郎は強い、10年前なら飛び込めても今はできないと言った。すると、丈太郎は飛び込もうよ、と眼下を指さした。驚きながらも同意したかほりと手をつなぎ、丈太郎は四万十川へ飛び込んだ。
【松浦 美鈴】広山詞葉

第7話2013/12/047.8%【演出】植田泰史
誰かを想う気持ち、持ち続けていますか
小平丈太郎(生田斗真)が、松本弘樹(柄本佑)に呼び出されサンリバーにいると、二階堂かほり(真木よう子)が入ってきた。やがてやってきた弘樹は、自分は森下彩花(香椎由宇)の部屋を出たので彩花とはもう関係がない、と言った。そんな弘樹に丈太郎は、彩花にフラれたことを明かした。そんなとき、丈太郎に藤井順一(桐谷健太)から電話が入る。丈太郎の家にやってきた順一は、興奮気味に四万十にテーマパークを作る計画を披露。突拍子もない計画に丈太郎は言葉を継げないが、順一は上機嫌で話し続ける。
翌日、丈太郎は順一の件を日下哲也(松重豊)に相談。日下は、順一の実家の金物店が年内で店を畳むことになったので焦っているのだろうと話した。 そんな日の夜、丈太郎は偶然会った彩花とサンリバーにやってくる。そこには順一、島田さより(国仲涼子)、今井春菜(木村文乃)がいて、さらにかほりと弘樹も入ってきた。7人は3つのテーブルに分かれて座っていて、順一たちは、丈太郎やかほりに気づかない。順一のテーブルでは、春菜が見合い結婚をするかもしれないと言い出し、見合い結婚のさよりに、今は幸せか、などと聞く。弘樹は、かほりに自分には高校の教師になって野球部を甲子園に連れて行きたいという夢があると語った。一方、緊張から他愛もない話を続ける丈太郎に彩花は、丈太郎の気持ちは本当に嬉しかったのにきちんと話せない自分を許してくれと謝った。

その後も順一は、商店街の店主たちに新しい商品やサービスを提供したらどうかと熱心に話して回るが、不快感を示されてしまう。丈太郎も商店街を巡り、それぞれの店舗の売りや特徴をリサーチし始める。商店街のいいところを知りたい、という丈太郎は店主たちから歓迎される。そんな折、丈太郎が店主たちと話していると、順一が通りかかった。丈太郎は声をかけるが、順一はそのまま行ってしまう。
順一は、さよりと約束していた古民家に掃除にやってきた。掃除を終えようとしたとき、順一がさよりに一緒に写真を撮ってくれ、と頼む。照れながらも顔を寄せ合い写真を撮るふたり。見つめ合った瞬間、順一がさよりにキスをした。さらに、さよりもキスを返すが、さよりの結婚指輪が目に入った順一は思いとどまる。
夕方、丈太郎が沈下橋に来ると、順一が座っていた。いつもとは違い物静かな順一は、丈太郎に「頼むな」と言った。その様子に違和感を覚えながらも、丈太郎は立ち去った。
そんな日の夜、春菜は両親が結婚をすすめる相手と約束したレストランにやってくるが、店には入らず走り去ってしまう。同じ頃、自宅にいた彩花は、落下して壊れたマグカップの破片を拾ううち、床に座り込み嗚咽をもらす。
翌日、仕事を終えた丈太郎は、順一の実家の金物店にやってくる。応対した父親・利男(嶋田久作)は、順一は昨日から帰っていないと話す。突然、不安に襲われた丈太郎は、サンリバーに駆け込む。そこには、かほりとさよりがいたが、ふたりとも順一を見ていないと言った。自分が順一を追い詰めたのかもしれないと感じた丈太郎のもとに、大変なことになったと日下が電話をかけてきた。丈太郎は、順一に何があったのかと聞き…。
【梅本 裕之】夙川アトム

第8話2013/12/119%【演出】石川淳一
気持ちを伝えると、何かが変わると思いませんか?
小平丈太郎(生田斗真)は、日下哲也(松重豊)から藤井順一(桐谷健太)だけでなく今井春菜(木村文乃)も行方がわからなくなっていると聞く。二階堂かほり(真木よう子)が、ふたりは付き合っていたのか、と丈太郎に尋ねると、島田さより(国仲涼子)がそれを否定した。さらに森下彩花(香椎由宇)は、春菜には恋人がいてその人物が高知市にいることを明かす。
順一が辛い思いをしているのに気づかず追い詰めてしまった、と責任を感じる丈太郎は順一の実家を訪ねる。すると、応対した父親の利男(嶋田久作)は、順一はバカだから心配ない、と事もなげに言う。
同じ頃、かほりとともに実家に戻ったさよりは、高校の同級生たちに電話をかけるも情報は得られない。落胆するさよりを見たかほりは、順一と何かあったのか、と聞く。
翌日、丈太郎は、大河内欣治(ミッキー・カーチス)の田んぼの手伝いをするが、気が気ではない。そんな丈太郎に欣治は、順一なら大丈夫だと檄を飛ばす。しかし、巷では、順一と春菜が駆け落ちしたという噂が流れ始める。
そんな折、春菜の父で市議会議員の貞夫(大石吾朗)が順一の実家へやって来る。春菜が順一にそそのかされて姿を消していると疑う貞夫は、ぶしつけな態度で利男に接するが、利男は、順一は人を巻き込むようなことはしない、と言い放つ。
丈太郎は、その後も順一と春菜に電話をかけるがつながらない。ふたりを探す手段がなくなった丈太郎は、高知市へと向かう。
その頃、酒に酔った春菜は声をかけてきた男たちと高知市内の繁華街を歩いていた。するとそこで、路上で大声で歌う順一を発見、春菜は立ち止まるが、男たちは春菜をその場から連れ去ろうとする。春菜が嫌がり声をあげたとき、順一が気づいた。順一は、春菜の手を取ると一緒に走り出し、男たちから逃れた。やがて公園にいたふたりのもとへ丈太郎がやってきた。安堵しながらも、丈太郎はふたりを叱りつけた。
丈太郎から順一と春菜の無事を知らされたかほりも安堵するが、そんな矢先、入院していた松本弘樹(柄本佑)の父・明彦(日野陽仁)の容態が急変、緊急に気管切開の手術が必要となる。かほりは手術の経験がなかったが、彩花のサポートを受けて無事手術を終えた。
同じ頃、丈太郎らが高知市内を歩いていると、松浦徹(岡田浩暉)と鉢合わせる。白々しい態度で春菜に接する松浦に丈太郎が文句を言おうとしたとき、順一が松浦を殴った。倒れた松浦は、訴えてやる、などと負け惜しみを言う。しかし3人は、すがすがしい気分で立ち去った。
翌日、丈太郎の部屋にかほりがやってくる。来た早々、機嫌良くビールを開けるかほりに丈太郎が理由を聞くと、今度は患者さんの命を救えた、と笑顔を見せた。一歩前に進めた気がする、というかほりに、丈太郎も、自分も進めそうな気がしてきた、と返す。いつになく素直なふたりは、その後もゲームなどで盛り上がり…。

第9話2013/12/188.7%【演出】植田泰史
自分がやるべき事は最初から目の前にありませんか?
小平丈太郎(生田斗真)は、森下彩花(香椎由宇)から一緒に高知市に行ってほしいと頼まれ承諾する。丈太郎は、二階堂かほり(真木よう子)に彩花の件を報告。どんな頼みだったのかと聞かれるが、丈太郎は詳しく聞けなかったと答える。その日、彩花とは現地で待ち合わせとなったが、かほり、松本弘樹(柄本佑)も高知市に行く用事があったため、丈太郎はふたりを同乗させて高知市へと向かった。
そんな頃、藤井順一(桐谷健太)は、地元のホームセンターの面接試験を受ける。しかし、実家を手伝った経験しかない順一に面接官たちの目は厳しい。また、自分の意思で結婚相手を探す決めた今井春菜(木村文乃)は、インターネットの出会い系サイトで相手を探そうとして順一に怒られる。
その後、順一は島田さより(国仲涼子)が働くスーパーに行く。さよりは、古民家の掃除のボランティアは続けたいと言い、順一も春菜が手伝ってくれることになったと話し、ふたりに笑顔が戻る。
高知市で彩花と落ち合った丈太郎は、彩花に付いて歩き出す。やってきたのは、亡くなった彩花の恋人が眠る墓地だった。将来を嘱望された有能な医師だったが病に倒れ、彩花が最後を看取ったという。恋人が他界して2年半が経つがまだ彼が忘れられない、自分はどうしたらいいのか、と涙を流す彩花に、丈太郎は立ち尽くすことしかできなかった。それでも彩花はその後、話を聞いてくれたと丈太郎に礼を言い、笑顔を見せた。
一方かほりは、高知市に来ていた教授・岡島(中丸新将)から呼び出されていた。岡島はかほりに、年内に研究室に戻ってもらうつもりだ、と命じる。弘樹は、父親ががんの手術を受けることになり、それに付き添っていた。
その後、彩花は実家に立ち寄り、弘樹は病院に泊まることになったため、丈太郎はかほりと四万十へ戻ることに。道中、かほりは荒れていた。悩みに悩んだ末、四万十の病院でやっていこうと決意した矢先に、自分の都合だけで東京に戻れという岡島が許せないという。当初は四万十で働くことが不満だったのに、今では自分のやるべきことをちゃんと見つけている、と丈太郎はかほりに敬意を表する。すると、かほりは、見つけたんじゃない、最初から目の前にあったんだ、と答える。
後日、自転車で山道を走っていた丈太郎は、休耕田の横を過ぎたあたりでブレーキをかける。目の前に広がる広大な休耕田を見つめた丈太郎は、何かを思いついたかのように順一を迎えに行くと、休耕田で米作りをしようと言った。突然のことに順一は驚くが、とにかくやってみよう、と張り切る丈太郎に同意した。
丈太郎はかほりに、かほりが言ったように目の前にあることを真剣にやってみようと思ったことが米作りを思い立った経緯だと明かす。ただの思いつきだろう、とあきれ顔をしながらも、かほりはそれを嬉しく思う。丈太郎も嬉しい気持ちで、かほりとともに自転車を走らせ…。

第10話2013/12/257.6%【演出】石川淳一
自分らしく咲ける日が来ること、信じていますか?
小平丈太郎(生田斗真)は、藤井順一(桐谷健太)とともに休耕田を利用して米作りをすると決めたが、田んぼが使えるようになるまで早くても3年かかると聞き、3年契約で四万十に来ている自分の今後を思う。
同じ頃、二階堂かほり(真木よう子)は、東京に戻るか、四万十の病院にとどまるか、決めかねていた。患者たちにずっと病院にいると約束した責任がある、と悩むかほりに、丈太郎は自分のしたいようにすればいい、と事も無げに言う。そんな発言にかほりは腹を立てる。
数日後の夜、丈太郎はかほりをカヌーに誘う。寒空のなかカヌーに乗るうち、ふたりの脳裏にはこれまでのさまざまな出来事がよみがえる。やがてかほりは、自分が癌の研究医を目指そうと思ったきっかけは、高校生の頃に癌で亡くなった祖母だと話した。いろいろな病気が薬で治るのに祖母の病気には治療法がなく悔しい思いをした、以来、癌の免疫治療の研究医になりたくさんの人の命を救いたいと思うようになったのだ、と。それを聞いた丈太郎は、それほどの思いがあるなら患者たちも責めたりはしない、ここで夢が叶えられないのなら東京へ行くべきでは、と後押しした。
やがて東京行きを決めたかほりの送別会と、理学療法士の専門学校の試験に合格した松本弘樹(柄本佑)を祝う会が開かれ、丈太郎、順一、森下彩花(香椎由宇)、今井春菜(木村文乃)が出席した。一同を前に挨拶した順一が乾杯の音頭を取ろうとしたとき、突然、丈太郎がそれを制した。報告があると言う丈太郎は、地域おこし協力隊を辞めた、と発言。東京に戻るのか、と順一に聞かれた丈太郎はそれを否定し、地域おこし協力隊を辞めたうえで、四万十の人間として米を作ったり、高齢者のサポートをしていこうと思っていると明かした。自分はとにかく四万十にいたいし、ここで米作りをして地元の人に食べてもらいたい、さらには日本中、世界中の人にも食べてもらいたい、それが夢なんだ、と語った。
その後、丈太郎とかほりは、四万十と東京のクリスマスツリーの写真を送り合うことを約束して別れた。
かほりが四万十を立つ日、丈太郎は順一とともに休耕田で作業をし、高齢者のサポートも行っていた。東京の大学病院に着いたかほりは、教授の岡島(中丸新将)の部屋を訪ねると、岡島の研究チームに戻るという話を辞退したいと言った。岡島の影響力を受けない環境を探しそこで研究を続けるつもりだ、教授の一存で夢を奪われたくない、と言い切った。
実家の金物店を閉店した順一は、今度は精米店として店を開ける、となじみの人たちに笑顔で話した。さらに、商店街で会った島田さより(国仲涼子)ともすがすがしい笑顔であいさつを交わした。
夜、丈太郎や順一が手作りしたクリスマスツリーが完成し、彩花、弘樹、春菜も集まってパーティーが始まった。一方、東京のかほりは、就職活動や勉強に励んでいた。そんな日の夜、丈太郎から電話がかかってくる。送ると約束したクリスマスツリーの写真が届かない、と催促する丈太郎にかほりは、明日でいいかと聞くが、丈太郎はクリスマスは今日で終わりだ、と言って譲らない。かほりは仕方なく東京タワーまで出かけて行き、ツリーをカメラの画面に収めようと後ろに下がって行く。すると誰かにぶつかった。謝ろうとした相手は丈太郎だった。ひまわりの鉢植えを手にした丈太郎は、かほりが見たいと言っていただろう、と差し出した。それなら写真を送れば済むことだろう、と驚くかほりに丈太郎は、ひまわりを見せに来たわけではない、かほりに会いたくて来たのだ、と言った。そんな丈太郎にかほりも、自分も会いたかったと明かした。その後ふたりはツリーの前で写真を撮ると、丈太郎はかほりにキスをした。その後もふたりは笑顔でいつものように会話を交わし…。

   

【遅咲きのヒマワリ ~ボクの人生、リニューアル~】スタッフ

脚本
橋部敦子
演出
石川淳一, 植田泰史
音楽
海田庄吾
助監督
山内大典
音楽協力
吉田雅裕, 川口真太郎
プロデュース
成河広明, 小林宙, 江森浩子
プロデューサー補
廣岡美代
制作
フジテレビ
制作著作
共同テレビ
                  

【遅咲きのヒマワリ ~ボクの人生、リニューアル~】出演者

小平 丈太郎
生田斗真
小平 丈太郎(少年期)
福崎那由他
二階堂 かほり
真木よう子
藤井 順一
桐谷健太
森下 彩花
香椎由宇
松本 弘樹
柄本佑
今井 春菜
木村文乃
島田 さより
国仲涼子
日下 哲也
松重豊
青山 薫
田口淳之介
藤田 涼子
桜井ひかり
鈴木 弘美
松本じゅん
木下 和真
荒木誠
大村 郁子
倍賞美津子
大河内 欣治
ミッキー・カーチス
市川 芳子
阪上和子
山下 賢治
伊藤幸純
井上 幸子
小貫加恵
豊田 純子
島ひろ子
二階堂 隆三
佐戸井けん太
二階堂 とき子
朝加真由美
島田 久志
矢柴俊博
島田 芽衣
庵原涼香
島田 結衣
高嶋琴羽
藤井 利男
嶋田久作
松本 明彦
日野陽仁
松本 三千子
兎本有紀
今井 貞夫
大石吾朗
今井 佳奈
長野里美
小平 正勝
螢雪次朗
小平 夕子
かとうかず子
小平 啓太郎
生田竜聖
岡島 篤
中丸新将
                  
2012秋ドラマ